社会人になると珍しい長期休暇。
特に、友人と日程を合わせられるなんて奇跡に近いです。
今回、仲の良い友人3人が同じタイミングで9連休という、そんな奇跡が起こったので、九州までキャンプ旅を楽しんできました。
キャンプ旅は道中で地場の特産品や地酒を買い集め、キャンプ場でその味を楽しみます。
料理屋で出てくるものと比較すると味は落ちてしまいますが、外で食べるという雰囲気もあって、キャンプ好きなら堪らなく楽しいです。
東京から九州まで、テント1つで旅をした
今回目的地は九州にしました。
本当は北海道にしようかと思ったのですが、タイミングが合わず、フェリーの予約ができなかったからです。
北海道はツーリングで行ったことがあるのですが、バイクの方がフェリーに枠があり、車はすぐに予約で埋まってしまいます。
リンク : 中型バイクで北海道ツーリングに行った話(前編)
そこで、陸路で全て繋がっている九州旅行に切り替えることにしました。
こちらも復路は博多からフェリーという選択肢もあったのですが、予約がいっぱいでNGでした。
まぁ、お盆の時期なので仕方ないですね。
ちなみに私は九州もツーリングで行ったことがあるので、2回に分けて日本一周したようなものです。
(この時はキャンプ旅ではありませんでした。)
リンク : 250ccの中型バイクで東京から九州ツーリングに行った話(前編)
ドライバーは3人
バイクの場合はドライバーは1人ですが、車の場合は交代で運転することができます。
そのため、バイクと比べると圧倒的に楽ですね。
なお、今回ドライバーは3人でした。
1人1時間超を目安として、交代で運転することにしましたが、実際は2~3時間ずつくらいでローテーションしていました。
ドライバーは多ければ多い方が良いです。
運転席と助手席さえ起きていれば、後部座席で寝ることもできるので、旅の楽さは全然違います。
九州をツーリングで行ったことがある私にとっては、正直3人交代での運転は楽勝でした。
(渋滞は辛かったですが・・・。)
旅行日数7泊9日間
今回の旅行の期間はお盆真っ最中の7泊9日間です。
泊数と旅行日数の乖離を見ると、まるで飛行機で旅行したかのようですが、初日は車中泊、もとい運転しながら朝を迎えたので、泊数は一泊少なくなります。
交代で運転するとは言え、ほぼ休まず動き続けるのはキツいかと思いましたが、思ったより体力は平気でした。
ドライバーと助手席は起きているとしても、後部座席に座っている間寝られるだけで、体力的には大きく違いました。
人間、90分寝ると大分体力が回復する、と言いますしね。
仕事終わりの金夜から出発
今回の旅は、金曜日、仕事終わりの夜中から出発しました。
車にテントを積んだり、着替えを用意したりと言う準備は予めしておきましたが、何だかんだで出発は22時頃になってしまいました。
それでも22時なら上出来だとは思います。
翌朝出発するという選択肢もありましたが、当日の渋滞を考えると、金夜のうちに出発していたのは正しい判断だったと思います。
翌朝の出発にしていたら、さらに激しい渋滞に巻き込まれ、九州で楽しむ時間が丸一日減っていました。
本当に辛くなったら高速を降りてキャンプしても問題ありません。
臨機応変にプランを変更していくのも、キャンプ旅の醍醐味です。
持ち物
今回の旅で持って行ったのは、最低限のキャンプ道具のみです。
もちろん、着替えやアメニティの類は必要分持って行きました。
今回持って行ったキャンプ道具は、
- コールマン タフワイドドーム
- グランドシート、インナーマット等
- シュラフ
- コールマン XPヘキサタープ
- ユニフレーム 焚き火テーブル、チェア×3
- ミニ焚き火台(ネイチャーストーブラージ)
- トランギア ストームクッカー、シングルバーナー
- アルコール燃料、CB缶、OD缶
です。
※リンクはそれぞれのギアの記事です。
本当はサーカスtcを張りたい気分ではありましたが、天候が読めないことやコットの数が足りないこと等から、タフワイドドームにしました。
タフワイドドームは、テント内を結構ふかふかにしてあるので、疲れて爆睡するのであればこっちで良かったかもしれません。
リンク : テントの中をふかふかにする方法!テント内を快適にして深い睡眠を!
また、もう一つ感じたのが、長期旅だとどんな環境になるか分かりませんが、やはりストームクッカーは万能ですね。
海風が強いような場所でも、安定した火力が出ます。
リンク : 環境に左右されないトランギアのストームクッカーを使ってみた
タープは張らない予定だったが、念のため持って行った
燃費にも影響するので、キャンプ道具は極力少なくしました。
そこで持って行くかどうか悩んだのが、タープです。
タフワイドドームにはキャノピーがついているので、正直タープはなくても何とかなります。
しかし、時間があればタープを張りたくなるだろうことは容易に想像できたので、悩んだ末ヘキサタープを持って行くことにしました。
スクリーンタープも所有していますが、スクリーンタープは手間がかかるのと重すぎるので、最悪使わなくても構わないという気持ちで、ヘキサタープも持って行くことにしました。
結果的にはタープを張る機会は2回ほどあったので、持って行ってよかったです。
DAY1.仕事終わりにとにかく走り続ける
では、実際の旅の話に入っていこうと思います。
と言っても、DAY1は金曜日なので、ただただ走り続けただけです。
仕事終わりですが、華金に力が湧いてくるのと同じで、連休に突入した嬉しさで疲れは一切感じませんでした。
集合場所に集まったら、エナジードリンクを買って、旅の始まりです。
あっという間に日付が変わりました。
DAY2.休憩を取りながら、1日中走り続け、熊本へ
お盆休みのため、金夜から出かける人も多く、日付が変わったころはまだ東名高速に乗ったばかりでした。
その後も事故渋滞に巻き込まれ、一般道に降りたりしながらとにかく走り続けました。
お盆期間だけあって交通量も多く、かなりの数の交通事故、そして事故渋滞を目撃しました。
夜中2時くらいになれば渋滞もなくなるかと思っていましたが、考えが甘く、朝になっても各地で渋滞は発生し続けました。
もちろん、連休初日の午前中は一般的に最も混雑する時間帯でもあるので、朝になったはなったで、また渋滞に巻き込まれます。
そんなこんなで運転すること約30時間、ようやく九州に上陸し、熊本県に到着しました。
本当は鹿児島まで行って北上しようと思っていたところ、プランを変更して熊本に泊まることにしました。
その日はとりあえずスーパー銭湯で仮眠を取り、ここからいよいよ旅の本番が開始するのです。
後編へ続く。