「春キャンプ」という話題が出てきて、そろそろ冬キャンプも終わりが近づいてきました。
この季節になると、花粉に悩まされると同時に、暖房器具の使用もそろそろ終わりの合図です。
関連リンク : キャンプにおける花粉症対策5選!キャンプ場の選び方や対策グッズについて
使っていたストーブは手入れをして冬眠ならぬ夏眠に入らなければいけませんが、いつまで持って行くべきでしょうか。
結局は住んでいる地域やその日の気温にもよりますが、関東地方に住む私の場合で少し考えて行こうかと思います。
冬キャンプの醍醐味であるストーブ
暖房器具の使用は、冬キャンプの醍醐味ではないでしょうか。
澄んだ空気の中に秘密基地を作り、自分だけの空間を最大限に楽しみます。
また、寒い冬、厳しい自然に対して自分のギアで立ち向かう楽しさというのもありますね。
夏のキャンプは荷物が少なく、ビールが最高に美味しいですが、冬キャンプのこの感覚も捨てがたいです。
しかしストーブは荷物になる
冬キャンプを楽しむほとんどの人が、何らかのストーブを持っていると思います。
薪ストーブだったり、石油ストーブだったり。
スペックや機能、手間、美しさ等で人それぞれ好みが分かれますが、共通して言えるのは「荷物が嵩張る」ということです。
これは余程巨大な車を持っているか、それ以外のギアをかなりコンパクトにしていない限り、共通認識だと思います。
ストーブを車に積み込むと、人間一人くらいのスペースを潰さなければなりません。
私はそれにこたつを積んだりなんかするので、冬キャンプは荷物の多さが悩みのタネです。
使わないなら置いていきたい
ストーブ等の暖房器具は非常に場所を取るため、悩むのがこの4月~5月の季節です。
普通に外に出ると暖かいので、ストーブが必要かどうか悩みます。
もし使わないのであれば、積み込みも大変だし、邪魔なので置いていきたい。
しかしそれが原因で極寒キャンプになっても嫌だ。
この葛藤に悩まされるのが、この春キャンプの時期ではないでしょうか。
スポンサーリンク5月ゴールデンウィークが一つの目安
以前、キャンプのシーズンはいつから?というのを考えたコラムを書きました。
その中でも、5月のゴールデンウィークが一つの目安だと考えました。
リンク : キャンプはいつからいつまでできる?4月、5月、9月、10月が境界
理由としては、キャンプ場の営業期間もありますが、やはり平均気温によるところが大きいです。
この頃になると、多くの地域で最低気温15度を上回るようになる、というものです。
ただし、5月は天気や標高に大きく左右される!
ただし、ゴールデンウィークのキャンプが暖かいかと言うと、必ずしもそうではありません。
もちろん、非常に暖かく、上着要らずになることもあります。
夏日を彷彿とさせる強い日差しで、上着を着ると汗ばむような気温になることもよくあります。
しかしその逆に、冬に戻ったかのような気温になることもあります。
特に標高の高い場所、天気予報で寒波の襲来を予報している場合等は、冬キャンプと同じ覚悟が必要です。
こればかりは一概には何とも言えませんが、天気予報をよく確認し、どのようなギアを持って行くかを検討するようにしましょう。
ゴールデンウィークに雹に降られた経験も・・・
私の経験として、ゴールデンウィークに雹に降られた経験があります。
行った場所は群馬県にある、オートキャンパーズエリアならまたです。
ゴールデンウィークに標高の高いキャンプ場に行った記憶があまりなく、正直少し油断していました。
朝起きると、フロントガラスが凍結していたのをよく覚えています。
ダウン等の厚着は持って行ったものの、暖房器具は置いて行ってしまったため、とても後悔しました。
リンク : 群馬県のオートキャンパーズエリアならまたの感想
人間は失敗から成長する生き物だと前向きに捉え、5月のキャンプは油断ならないことを再認識しました。
スポンサーリンク冬用シュラフは持って行こう!
5月のキャンプでストーブを置いていくことは、往々にして問題はないと思います。
しかし私の経験のように、冬キャンプと同じような気温になることもあります。
行ったことのない土地であれば、どうしても正確に予測することは難しいと思います。
そこでおすすめなのが、暖房器具は置き、冬用シュラフや湯たんぽ等を持って行くことです。
たとえ天気予報で冬用シュラフが必要ないような予報が出ていたとしても、シュラフであれば広げて使う等工夫をすれば、暑い分にはある程度調整は可能です。
可能であれば、夏用シュラフはまったく嵩張らないので、冬用と夏用、両方とも持って行くのも手だと思います。
私が雹に降られた際、問題なくキャンプができたのは、ダウン等の厚着を持って行ったことと、冬用シュラフを持って行ったこと、この2つが不幸中の幸いだったと考えています。
最終的にはキャンプ場に問い合わせるのが最良の手段
色々憶測はありますが、やはり確実なのはキャンプ場に問い合わせることです。
キャンプ場の管理人は毎日そこにいるので良く分かっていますし、何年もこの季節を経験しているので、どれくらいの気温になるかも予測できます。
昼間しか電話できなかったり、もう時間がなかったりすることもありますが、悩む場合は出来る限りキャンプ場に問い合わせるのがおすすめです。
キャンプ場の管理人も忙しくて電話に出られないこともありますが、今から利用するお客さまですので、嫌がられることはありません。
多くのオーナーさんは利用者に安全に、快適に楽しんでいただきたいと思っているので、不安な点は遠慮なく聞くようにしましょう。
感想、まとめ。冬用シュラフで対応がおすすめ
使わないならストーブは置いていきたいが、使うかもしれない。
そんな5月のキャンプですが、総合的におすすめなのが「暖房器具以外は冬用装備を持って行く」ということです。
ここで言う冬用装備とは、上着や手袋なんかも含みます。
あまり嵩張らない湯たんぽなんかも良いですね。
リンク : ウェットスーツ生地で気持ちいい、ロゴスのやわらかソフト湯たんぽ!
5月は油断ならないと言っても真冬よりは暖かいので、これでかなりの範囲はカバーできると思います。
勿論、お住まいの地域や標高、その時々の天気によっても大きく異なりますので、悩むようであればキャンプ場に問い合わせてみるのが良いでしょう。