キャンプにおいて、食事は一大イベントです。
特にグルキャンであれば、豪華に料理をして、その過程も楽しみます。
それはそれで楽しいもので、今日は何を作ろうかな?と思いを馳せている時間もキャンプの醍醐味の一つと言えるでしょう。
しかし、ソロキャンプや少人数キャンプの場合、そこまで手のかかる料理をしないことが多いのも実態です。
作る手間もかかれば、洗う手間もかかります。
スキレットやダッチオーブンなんかも重いので持って行かないこともあるでしょう。
ソロキャンプや少人数キャンプの場合、あるのはシングルバーナーとコッヘルのみ、という人も多いと思います。
そんな人たち御用達の、温めるだけ、お湯を入れるだけのお手軽食品について、私の味の好みにより独断と偏見でおすすめをまとめてみました。
性に合わないことはしない。それが自由!
わざわざキャンプに来たのに、カップラーメンなんていつでも食べられる!と思われる方も多いと思います。
(まぁこの記事を読みに来ているキャンパーの皆様はそうは思わないかもしれませんが・・・。)
その指摘はごもっともで、正論ではあると思うのですが、いかんせん面倒臭いものは面倒臭いのです。
グルキャンであれば、折角の思い出に!ということはありますが、ソロや少人数キャンプは誰に気を遣うでもなく、自由に行いたいという気持ちがあります。
自分の思うがまま、めんどくさいと思ったらやらない。
それも自由です。
カップラーメンでも、家で作ってきたおにぎりでも、やりたいようにやったら良いのではないでしょうか。
温めるだけで食べられる、キャンプに合う食べ物
さて、前置きも済んだところで、温めるだけで食べられるキャンプ料理をご紹介していきます。
キャンプ料理というか、キャンプしながら食べると美味しい食べ物、ですね。
特に料理と言う工程は発生しません。
なお、ここで言う「温める」とは、基本的には湯せんをすることです。
家であれば電子レンジを使ったり、もっと道具を使えばダッチオーブンで蒸したりと、温める手段は他にもありますが、とにかく面倒なので湯せんです。
お湯を沸かして、その中に突っ込むだけで完成する食べ物をご紹介していきます。
①ラフテー(豚の角煮)
私の一押しは、ラフテーです。
沖縄料理で、豚の角煮のことですね。
画像出典 : クックパッド
これがお酒のおつまみに最高です。
レトルトご飯を湯せんするのであれば、白米に載せるだけで最高のごはんになります。
なお、ラフテーは皮付きの三枚豚を使用しますので、一般的に売っている角煮とは少し違います。
なければ豚の角煮でも仕方ないですが、できれば「ラフテー」と書かれているものを探しましょう。
②さんまの蒲焼の缶詰
続いてはさんまの蒲焼の缶詰です。
こちらもお米によく合い、またお酒にもよく合う食べ物です。
画像出典 : マルハニチロ
缶詰ごとお湯の中に入れ、温めて食べると最高です。
ただし、缶詰を湯せんする場合は火を止めてから、残りのお湯の熱で温めるようにしましょう。
一度沸騰したお湯であれば、缶詰は余熱で十分温まります。
火が付いたまま温めると、破裂する危険がありますのでご注意ください。
なお、缶詰の場合は蓋を開けて直火にかけるということも可能です。
その場合は缶詰全体が熱くなりますので、火傷しないようにご注意ください。
③炊き込みご飯
レトルトご飯の一種のようなものですが、これだけで食べられる炊き込みご飯もおすすめです。
レトルトの炊き込みご飯は様々な種類があり、味を変えると何度も楽しむことができます。
今日はこの味を食べてみよう、と準備しておくと、まるで料理をするかのようなワクワク感を味わうことができます。
ただし、レトルトのごはんは湯せん時間が長めで、15分程度かかるものもあります。
シングルバーナー1つしか持っていない場合、湯せんしている間は他のものを温めることはできませんので、レトルトご飯を温め始めるタイミングは慎重になった方が良いかもしれません。
④おでん
おでんは湯せんして温めるというより、つゆをコッヘルの中にいれ、その中におでんの具剤を入れて直接温めます。
再加熱も用意なので、冬キャンプにはもってこいです。
基本的にはおでんセットを買えば良いですが、好みに応じてウインナーや牛すじ等を別で買って入れることもできます。
アレンジができるのもおでんの魅力の一つですね。
なお、おでんの具剤を買うと、つゆも一緒についてくるタイプがありますので、基本的にはそちらを買うようにしましょう。
ただし、おでんのつゆが好きで、付属のつゆだけじゃ足りないよ!という方については、別途おでんのダシを作るのもありだと思います。
コンビニでおでんを買うときにつゆを多めに貰ってしまう、という方は、付属のつゆだけでは足りないかもしれません。
⑤アヒージョ
最後はキャンプの人気料理、アヒージョです。
アヒージョはレトルトではなく作って食べるのが好きなので、レトルトのものは滅多に使いません。
自分で作る場合は、エビやイカ等の海鮮は食べ応えのあるサイズのまま使えますが、レトルトの場合は封入できる量が限られているので、ごつごつとした具材も少なめに設定されています。
あとはニンニクの濃さ等を自分好みに調整したい、というのも理由としてあります。
リンク : 酒のつまみに最高!アヒージョは手軽に作れるおすすめキャンプ料理!
しかし味はレトルトでもかなり美味しいので、ソロキャンプ等で手軽にアヒージョを食べたい場合は、レトルトを使うのも良いです。
レトルトの場合でもバケットを用意するのを忘れずに。
スポンサーリンクお湯を入れるだけ!キャンプに合うカップラーメン
番外編とも言える、お湯を入れるだけの食べ物。
そう分かりやすく言えばおすすめのカップラーメン、というわけです。
カップラーメンなんて個人の味の好みなので、普段から好きなものを選べば良いとは思います。
しかし一つだけ、どうしてもおすすめしておきたいものがあります。
これを紹介するためだけに、「お湯を入れるだけ」という章を作ったようなものです。
⑥カレーメシ
どうしてもおすすめしたいカップラーメン、それは日清食品から発売されているカレーメシです。
画像出典 : 日清食品
え?ラーメンじゃない?
確かにラーメンではないですが、では何と言うのでしょう。
カップライス?インスタントライス?
いまいちしっくりこないので、とりあえずカップラーメンの一種ということにしておきましょう。
そこは特に重要ではないので、好きなように定義して貰えればと思います。
このカレーメシ、蓋を開けてお湯を入れて、5分後によくかき混ぜるだけで簡単にカレーを作ることができます。
そしてこのカレーがめちゃくちゃ美味しいんです。
そこらへんの安いレトルトカレーを温めて、レトルトごはんの上にかけたものよりも断然美味しいです。
キャンプに行くときはかなりの頻度で買うのがこのカレーメシです。
ぜひ一度、騙されたと思って買ってみてください。
(味の好みは人それぞれなので、本当に騙されたと思ったらごめんなさい。)
なお、カレーメシ系列はハヤシライスを元にしたハヤシメシ等もありますが、個人的にはカレーメシが一番美味しいと感じますので、まずはカレーメシをぜひ。
手抜きだけどいいじゃない!キャンプは気楽にやるもの
こんなの手抜きだ!と言われるかもしれませんが、まぁ手抜きなので仕方ありません。
これなら家で食べればいい、と思うのが一般的な考え方ですが、こんなものでも外で食べると何倍にも美味しく感じるんです。
不思議なものですが、ソトメシの美味さについては、キャンパーの皆様なら共感していただけると思います。
私は毎回手抜きなわけではありませんが、手抜きの食べ物も大好きです。
場合によっては、まるで居酒屋のようにおつまみでお腹を満たしても良い、とさえ思っています。
特にソロや少人数キャンプを楽しまれる方は、そういった考え方をされる方も多いと思います。
そんな方はぜひ、次のキャンプでラフテーとカレーメシを買ってみてください。