キャンプをしていれば、必ず「着火」という行程があります。
最近はファイヤースターター等で「着火を楽しむ」ということが流行りですが、最も手軽なのがバーナーです。
そのため、多くの人はファイヤースターターかバーナーか、面白さを取るか手軽さを取るか、という選択肢から選んでいることと思います。
しかし私は意外とマッチをよく使います。
どちらでもないマッチを使う人はそう多くないと思いますが、マッチを使う理由と、100均で買った「マッチケース」をおすすめする理由をご説明していきます。
寒冷地等ではマッチが活躍
私も普段から常にマッチを使って着火しているわけではありません。
多くのキャンプでは、トーチバーナーを使ってガッと火をつけます。
火を起こす面白さというよりも、手軽さ重視です。
手軽に着火できる方が価値観に合っているのですが、残念ながらバーナーは寒冷地では使えません。
ある程度の寒さであれば問題ありませんが、雪中キャンプ等ではガス缶はすぐに使えなくなってしまいます。
その場合、最も効率よく着火できるのが「マッチ」ということになるので、しばしばマッチを使うことがあるのです。
予備として持っているが、箱が潰れる
もちろん、いつも気温がマイナスになるようなキャンプばかりしているわけではありません。
春も夏も秋もキャンプをしますので、ガス缶が使えないようなキャンプ地の方が稀です。
しかしトーチバーナーでもライターでも、「ガス欠」は起こります。
そんな時に予備として持っておくと便利なのがマッチです。
マッチをギアセットの中に常に入れておくと、いざという時に役立つことが多くあります。
▲これだけで最低限のキャンプができる、携帯用のギアケース。奥底にマッチが一つ入っている。
しかし上述のとおり、そこまで使用頻度が多いわけではないので、使っていないうちに箱が潰れてしまい、側薬(火をつけるところ)がうまく使えないということがたびたびありました。
スポンサーリンクDAISOのマッチケースはハードケースで潰れない
そこで目について購入したのが、DAISOで売っていたマッチケースです。
ちゃんとアウトドアコーナーに売っていたので、キャンプ等のアウトドアで使う想定で作られたのは間違いないでしょう。
▲DAISOでは「マッチケース」という商品名で売られていた。ニッチなニーズに応えるものも多く、たびたび驚かされる。
DAISOのマッチケースは金属でできたハードケースになっており、一般的なマッチがぴったり入ります。
ハードケースであれば荷物の下に置いても潰れることはありませんので、ちょっとした隙間に詰め込むこともできます。
▲一般的なマッチがピッタリ入る。写真のとおり、紙のマッチケースはもうボロボロだった。
マッチ箱をそのまま使うよりも、金属のケースに入れた方がギアとしても格好いいので、キャンプでマッチを使う方にはおすすめです。
側薬つきで着火も簡単
DAISOのマッチケースには、側薬もしっかりついています。
側薬とは、マッチ箱の横についているザラザラの場所で、火をつける時に擦るアレです。
▲ハードケースであっても、マッチケースの側面で着火可能。
DAISOのマッチケースは金属で作られたハードケースですが、横に貼り付ける形で側薬がついています。
側薬もあまり使いすぎると寿命がきますが、予備的な使い方であれば、数年間は寿命を気にする必要はないでしょう。
スポンサーリンクマッチの使用頻度が高い方は要検討
もしも「毎回キャンプのたびにマッチを使う」という場合は、マッチケースはあまりおすすめしません。
側薬の交換はできないので、おそらく一般的なマッチ数箱分も使えば寿命がきてしまうと思います。
マッチケースの側薬は交換できないので、保管用として使うか、新しく買い替えるかの選択になります。
マッチケースもたかが100円ですが、そもそもマッチ自体が安いものなので、消耗品としてマッチケースを使うのはコスパが良くないと言えます。
しかし「100円を消費してギアを楽しんでいる」とすれば、キャンプという趣味においては安い部類に入ると思います。
あまりガンガン消費するものではないとは思いますが、その辺りは価値観や好みで決めてしまって良いでしょう。
なお、側薬が交換できる、もっと格好いいマッチケースもあります。
値段は2,000円くらいしますが、キャンプギアによく合う渋さで、無骨なキャンパーを目指す方におすすめです。
▲オイルライターを彷彿とさせる、無骨で格好いいマッチケース。側薬だけでも売っているため、半永久的に使える。
感想、まとめ。ファイヤースターターでも良いが、マッチは予備で持っておくと便利
ガス等を使わない着火方法と言えば、最近はファイヤースターターを使うのがブームです。
しかしファイヤースターターはあくまで「火おこしを楽しむ」ためのもので、コスパも効率も悪いです。
そのため、ファイヤースターターを愛用する人でも、他の着火手段は持っておいた方が無難です。
トーチバーナー等を買っておく、という選択肢もありですが、最も低コストで用意できるのがマッチです。
そこまで使わない人が予備として持っておくのであれば、100均でマッチを買い、そのついでにマッチケースを買ってしまうのがおすすめです。
何回もキャンプをしていると、「マッチを持っていて良かった」という機会は必ず来ると思います。
どんなマッチケースでも良いですが、一つ持っていると便利です。
世の中には様々なマッチケースがありますが、マッチケースを選ぶのもギア選びの一つなので、楽しんだ者勝ちです。