冬キャンプに合う温かい飲み物・スープ3選!おすすめの温め方と注意点

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個人的な冬キャンプの醍醐味は、寒い中で温かい飲み物を飲んで暖まることです。

なんでそんな無駄なことをするの?と聞かれそうですが、これが美味しくて楽しいのです。

おそらく冬キャンプをする方であれば、この感覚は分かっていただけるのではないでしょうか。

リンク : 冬キャンプって何するの?冬キャンプの楽しみ方おすすめベスト3

 

そんなキャンプの醍醐味ですが、私の好みのホットドリンクと、キャンプにおいて飲み物を温める場合の注意点を書いていきます。

少し個人的な趣味に偏った内容かも知れません。

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冬キャンプは温かい飲み物が最高に合う

夏の暑い中でアイスを食べると美味しい、というのは当たり前のことです。

冬の寒い中で、自動販売機でホットコーヒーを買う人も多いと思います。

暑い中で冷たいもの、寒い中で温かいものを食べるのは、人間的においしく感じるのです。

 

普通は移動中だったり、用事があったりと、どうしようもなく暑い・寒い環境下にいる事が多いと思います。

しかしキャンプでは敢えて寒い場所に行き、温かいものを飲み食いして楽しむのです。

朝日とコーヒー

 

非常に酔狂な話ですが、でも寒い時に自動販売機のホットコーヒーを飲むあの感覚は存分に味わえます。

わざわざ自分から寒い外に出ているのに、楽しみが「暖まること」というのは、趣味でなければあり得ない話だと思います。笑

おすすめのホットドリンク・スープ

そんな私が、冬キャンプで好きなホットドリンク・スープをご紹介します。

味の好みは人それぞれなので、完全に私の好みです。

 

とは言え、私は手間をかけてスープを作るような人ではないので、全てインスタントで作れるようなものばかりです。

 

炭酸ジュース以外なら何を温めてもおいしい気がしますが、もしやったことない方は次の冬キャンプで試してみてください。

第3位:ホットウーロン

烏龍茶のイラスト

冬キャンプで必ずと言っていいほどやるのが、ホットウーロンです。

味の美味しさもありますが、ホットウーロンは何と言っても手軽さが抜群です。

 

コストも物凄く安く、「とりあえずこれは作っておけ」というのがホットウーロンです。

ホットウーロンは2リットルペットボトルで100円くらいのものを買って、そのままケトル等で温めるだけです。

たくさん飲んでも問題ありませんし、焼酎を割ってウーロンハイにしても良いです。

 

私の場合、とりあえず火がある限り温め続けるのがウーロン茶です。

第2位:オニオンスープ

1回使いきりの個包装で売っているオニオンスープもおすすめです。

個人的には、コショウを用意して、市販のオニオンスープに加えるのも好きです。

オニオンスープ

画像出典 : 楽天市場

 

普段飲むオニオンスープよりも少しコショウを多めにすると、体がポカポカ暖まるのを感じることができます。

オニオンスープは入手難易度が低いので好きなのですが、香辛料を使うようなスープなら割となんでも良いと思います。

 

体の芯から血行が良くなるような感覚は、冬キャンプの寒さと相性抜群です。

第1位:しじみ汁

もはや「ホットドリンク」というカテゴリではないですが、私が最も好きなのはしじみ汁です。

しじみのみそ汁ではなく、塩味とダシの効いたスープ系のものが好みです。

しじみスープ

画像出典 : 楽天市場

 

私の場合1回使い切りの個包装ではなく、大袋のものを購入し、いつも持ち歩くようにしています。

特にお酒を飲んで酔っ払った後に、寝る前に飲むしじみ汁は最高です。

しじみ汁には肝機能を高める効果もあるので、味だけでなく、お酒の〆にピッタリのスープだと思います。

 

マグに適量入れてお湯を注ぐだけなので、作るのも非常に簡単です。

ぜひ、冬キャンプにはしじみ汁を飲んでみてはいかがでしょうか。

特別枠:熱燗

全年齢ではないので、特別枠として熱燗を入れておきます。

熱燗をやらない冬キャンプは今まで一度もないくらい、私は毎回作ります。

レインボーストーブと富士山

 

キャンプに行く前にスーパーで一升瓶を買い、そのままビンごと熱燗にしてちびちび飲んでいます

 

熱燗を飲んだ後はなぜか大きな息をついてしまうのですが、あのからだの奥から熱が漏れ出すような感覚は、まさに冬キャンプで最も高まる瞬間と言えるのではないでしょうか。

(個人的な感覚です。笑)

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常に温かい飲み物を作る方法

おすすめのドリンク・スープはご紹介しましたが、冬キャンプでホットドリンクを飲む効率的な方法ってあるのでしょうか。

普通にシングルバーナーで沸かせば良いのでしょうか。

 

もちろんそれでも良いのですが、折角冬キャンプに来ているので、暖を取るのと同時にお湯を沸かすのがおすすめです。

焚火かストーブで沸かそう

冬キャンプで暖を取る方法として、多くの人が採用するのが焚き火かストーブ(薪ストーブ・石油ストーブ問わず)です。

基本的にはこの熱を使ってお湯を沸かすのがおすすめです。

 

ストーブを使っている人は簡単で、ケトルや直火可能なマグを上に置き、そのまま温めます

レインボーストーブで熱燗

(後述しますが、取っ手も高温になるため、火傷に注意が必要です。)

 

焚き火の場合はトライポットや焚き火スタンド等で沸かすか、焚火台の端っこにケトルやマグを置いておくだけでも温めることができます。

リンク : クワトロポッド(トライポッド)で焚き火・料理をしよう!

焚き火でケトルを温める

 

暖を取る熱量でお湯を沸かす、一石二鳥感もとても楽しいです。

趣味の世界なので、大した意味はなくても楽しさを感じられたら万々歳です。

鍋やケトルで湯煎する

焚き火やストーブを活用してお湯を沸かすと言っても、一升瓶をそのまま加熱するわけではありません。

特にビンの飲み物を温める場合は、基本的には湯せんがおすすめです。

湯煎で温める様子

 

直火にかけてしまうとビン自体が触れないほど高温になってしまいますし、そんなに高火力で加熱しても蒸発するだけです。

そのため、鍋やケトルにお湯を入れ、その中にビンを入れるのがおすすめです。

 

私はコールマン(coleman)のファイアープレイスケトルを使っていますが、一升瓶がぴったりのサイズです。

リンク : 焚き火、トライポッドにはコールマンのファイアープレイスケトル!

お湯は100℃までしか上がりませんし、火ともそれなりに距離が出ますので、温度の上がり方も控えめになります。

鉄製マグを直火にかける

ケトルや鍋を火にかけて加熱する、というのは普通にお湯を沸かす方法なので割愛します。

もう一つの変わったやり方としては、直火可能な鉄製のマグに飲み物を入れ、それを直接加熱します。

レインボーストーブでチマンマグを温める

自分が飲む分だけ手軽に加熱できるため、ちょっと温めたいときにおすすめです。

 

基本的にはチタンでもステンレスでも加熱できますが、ダブルマグは加熱厳禁なのでご注意ください。

詳しくは以下の記事で解説しています。

リンク : キャンプの定番、スノーピークのチタンマグは直火にかけて良いの?

 

また、仮にシングルマグだったとしても、注意事項に「直火禁止」と書いてあるものはNGであることを念頭に、自己責任で行ってください。

ホットドリンクを作る際の注意点

キャンプでホットドリンクを作る場合、いくつか注意点があります。

簡単なことのようですが、火を扱う事なので、一歩間違えると大けがをする可能性があります。

 

焚き火やストーブで火傷をしても、誰のせいにもできませんし、多くの人は保険に入っているわけでもありません。

危険性があることを認識しながら、慎重に取り扱うことが必要です。

蓋を閉めたまま過熱しない

場合によってはビンや缶を直接温めることもあるかもしれませんが、加熱する時は必ず蓋を開けておくようにしましょう。

密閉したまま過熱すると中身が破裂し、火傷を負う危険性があります。

 

手に少しかかるくらいならまだしも、顔にかかったり目に入ったりして、大けがになることも考えられます。

缶の場合は蓋を開けたまま湯せんが難しいので、そもそも直接加熱することはあまりおすすめしません。

 

可能な限りマグに移してから加熱するようにしましょう。

加熱OKか確認する

ステンレスマグを温める

温めることが予想されるものには、大抵火にかけても良いかダメか、ということが書いてあります。

 

この材質は大丈夫だろう、と思ったら変形してしまった、という話は日常の中でもよく効く話です。

製品の注意書きをよく読んで、直火OKかどうかを確認するようにしましょう。

 

注意書きは前広にNGと書いてある場合がありますが、道具の使い方としてNGとされているのであればそれはNGです。

その上で行った場合はケガをしても誰のせいにもできず、自己責任ということになります。

煤で黒くなったり変色したりすることを覚悟する

焚き火やストーブは非常に高熱になるため、道具が変色してしまうことがあります。

特に焚火の場合は煤もつくため、1回焚火に突っ込んだ道具は元のピカピカの状態に戻すのは非常に困難です。

 

個人的には、変色したギアも味があって良いと思っていますが、人によると思います。

もちろん、マグカップ等で直接温める場合も同様に汚れます。

 

柄やデザインが気に入っているものはもう元には戻らないので、その点は覚悟しておく必要があります。

高温になりすぎる可能性もある

中の飲み物は基本的には100℃以上にはなりませんが、加熱したギアはもっと高温になっています。

軍手を二重・三重にしていても火傷することもあるくらい高熱になっています。

私も二重の軍手で火傷をしたことがありますが、焚き火で熱した道具は本当に高熱になっています。

 

対策として「火に近づけ過ぎない」ということもアリですが、軍手よりも重厚な耐熱手袋を使用することをおすすめします。

私が使用しているUNIFLAMEのキャンプグローブは、かなりの耐熱性能があります。

リンク : 焚き火やダッチオーブンに!UNIFLAMEのキャンプグローブが最強

キャンプグローブの内側

 

これまでの経験上、耐熱手袋していて火傷したことはありませんが、耐熱手袋だったとしても、長く持っていると中に熱が伝わってくるほど熱いです。

耐熱手袋をして加熱されたケトルを持った時に、あと数分持ち続けたら火傷するな、と感じる熱さを感じたことがあります。

 

耐熱手袋は非常に有効ですが、過信せず、常に警戒しておくようにしましょう。

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おすすめの過熱方法は「ストーブで湯せん」

私のおすすめの方法は、ストーブの上に鍋かケトルを置き、その中で湯煎をすることです。

私の場合はレインボーストーブをつけ、その上に水を入れたケトルを置きます。

冬キャンプでの熱燗

 

私は冬キャンプが始まったらすぐレインボーストーブをつけるので、同時にすぐ湯煎も始まります。

圧倒的に燃費が良いのも、レインボーストーブの魅力の一つです。

リンク : スノーピークと中身は同じ!トヨトミのレインボーストーブで冬キャンプ

 

そしてその中に日本酒の一升瓶を入れ、キャンプが始まってから就寝まで、ゆっくりとちびちび飲みます。

ケトルを置いても若干スペースは空くので、そこにステンレスのマグを置いて、飲み物を直接加熱することもあります。

 

設営後からレインボーストーブはつけっぱなしなので、常に温かい飲み物を楽しむことができます

感想、まとめ。冬キャンプの醍醐味、ホットドリンクを楽しもう!

完全に私の好みの話ではありますが、冬キャンプで温かい飲み物を飲む瞬間は最高です。

温かい飲み物を体に入れると、体の内側から温まる感覚を味わうことができます。

 

自ら真冬に外に行って、そして寒がって暖まるというのは、やっていることだけしたら意味不明です。

しかしこれが楽しい、美味しいということは、冬キャンプが好きな方は共通の認識だと思います。

 

これから冬キャンプに挑戦される方も、ぜひ、寒い中で暖まる楽しさを味わってみてください。

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