キャンパー御用達のアウトドアショップ「WILD-1(ワイルドワン)」。
全国に店舗がありますが、数はそこまで多くないので、近くに店舗がない人もいるかもしれません。
しかし近くにある人はもちろん、多少遠くても足を運びたくなる魅力的なお店です。
品揃え豊富で、オリジナルブランドもクオリティが高いので、私もよく利用させていただいております。
品揃え豊富でキャンパーからの評価が高い
WILD-1と言えば、その豊富な品揃えから、キャンパーからの評価が高いアウトドアショップです。
スペースの多くがキャンプコーナーに使われていますが、釣りやカヌー、登山等のギアも販売しております。
WILD-1の魅力は何と言っても、アウトドア好きが選んだこだわりの品ぞろえと、知識豊富な店員ではないでしょうか。
スポーツショップにもアウトドアコーナーがありますが、スポーツショップの店長や店員がすべてアウトドア好きなわけではありません。
何らかのスポーツ好きだったり、全体的に外に出て体を動かすことが好きだったりするかもしれませんが、キャンプやアウトドア好きというわけではありません。
その点、WILD-1はアウトドアショップとして経営しておりますので、店員はほとんどアウトドア好きです。
どこのメーカーの直営店でもないので、一つに縛られない多様なブランドを、アウトドア好きな人たちの目線で揃えています。
だからこそ、WILD-1は多くのキャンパーから高い評価を得ているのです。
WILD-1(ワイルドワン)はカンセキグループの一つ
WILD-1は、ホームセンター等を運営するカンセキグループの一つです。
画像出典 : カンセキ
カンセキは、もともとは石油販売等を行っている会社でした。
1975年、ホームセンター事業を立ち上げる際に、社名である「関東石油販売」を略してカンセキとして命名しました。
「住まいと暮らしを豊かに快適にするための商品とサービスを提供し、地域の皆様の生活文化の向上に役立つ」をグループ理念としています。
カンセキは一部地域でしか見ないですが、事業の一つである業務用スーパーやOFF HOUSE等は全国各地で広がりを見せています。
なお、WILD-1は執筆時現在で全国に19店舗あり、現在進行形で拡大を続けています。
注 : カンセキの業務スーパー事業はFCです。
スポンサーリンクWILD-1(ワイルドワン)はカンセキグループの稼ぎ頭
カンセキグループは、グループ連結でROE6%程度を維持しており、まずまずの企業と言えそうです。
カンセキグループの事業は大きく「ホームセンター」「WILD-1」「専門店」の3つの事業に分かれます。
専門店事業とはOFF HOUSEや業務用スーパー等を合算したものです。
2017年度の決算を見ると、営業収益ではホームセンター事業が18,105百万円(181億500万円)、WILD-1が7,962百万円(79億6,200万円)、専門店が6,570百万円(65億7,000万円)となっており、ホームセンター事業が一つ頭が出る形で高いことが分かります。
セグメント利益ではWILD-1がトップ
営業収益ではホームセンター事業がトップでしたが、セグメント利益ではこれが逆転します。
※セグメント利益は、全社費用775百万円の計上前。全社費用の詳細についてはここでは割愛。
2017年度のセグメント利益で見ると、ホームセンター事業が4億5,900万円、WILD-1が6億3,200万円、専門店事業が4億4,900万円となっております。
これは他の事業と比較して相対的に、WILD-1事業の利益率が高いことを意味します。
なお、「相対的に」という言い方をしたのは、このブログは投資ブログではないので、このブログにおいて経営状況に関して評価をするつもりはないからです。
ここでとにかく言いたいことは、WILD-1は儲かっていて、カンセキの中でも主力事業である、ということです。
毎年成長している事業でもあるので、これからも更に拡大していく見込みのある事業として、投資がされる可能性が高い、と言うことができるでしょう。
tent-Mark DesignsはWILD-1のオリジナルブランド
WILD-1事業が他事業と比較して利益率が高い理由には、一つオリジナルブランドを持っていることが挙げられます。
特にtent-Mark Designsはユーザーのニーズを捉えたハイクオリティなギアで、高い人気を誇っています。
tent-Mark Designsは「テンマクデザイン」とか「天幕」などと呼ばれ、私の周りでも多くのキャンパーに親しまれています。
テンマクデザインは、「今のニーズを具現化するもの」「これからのニーズを生み出すもの」をコンセプトに掲げ、製品作りに励んでいます。
そのコンセプトに恥じることない、キャンパーのニーズをぐっと捉えた商品を数多く世に排出し続けています。
WILD-1がカンセキの中で主力事業である以上、これからもアウトドア事業、オリジナルブランドであるtent-Mark Designsには力を入れていくことと思います。
これからの躍進に大いに期待しましょう。
スポンサーリンクQualtzもWILD-1のオリジナルブランド
WILD-1のオリジナルブランドは、tent-Mark Designsだけではありません。
テンマクデザインよりも比較的安価に、それでいて高クオリティを実現するブランド「Qualtz」もWILD-1のオリジナルブランドの一つです。
画像出典 : Qualtz
Qualtzの最後の「Z」には、「これ以上の選択肢がない」という意味が込められており、使いやすく高機能な、「最適解」を目指して製品作りを行っています。
言い換えると、「シンプルイズベスト」と言ったところでしょうか。
特殊な装飾や加工を施し、ニッチな層を狙い撃ちにするのも一つの戦略です。
しかしQualtzの狙いはそうではなく、特定のテーマに対しての「正しい回答」としての製品作りを目指しているのです。
一つの企業で2つのオリジナルブランドを持つのは非常に珍しいですが、テンマクデザインとQualtzは違ったコンセプトであるため、分けて作ったのでしょう。
なお、キャンプ業界には勢いのあるオリジナルブランド(プライベートブランド)がたくさんあります。
興味のある方はご参考にしていただければと思います。
リンク : 初心者にもおすすめ!コスパ抜群な人気キャンプブランドをご紹介!
感想、まとめ。アウトドアの楽しさを更に広げるアウトドアショップ!
こんなにWILD-1の店舗にお世話になっているのに、今までWILD-1に焦点を絞った記事を書いてきませんでした。
WILD-1のおかげで、様々なキャンプ道具に出会いました。
おそらく同じ感想を持っている人は、世の中に多いと思います。
見るだけでも楽しいので、明確な目的もなく立ち寄ることもあります。
そして気づいたら買い物かごに商品が入っている、これが「沼」と言われる所以なのでしょう。
何も買うつもりはなかったのに、ちょっと暇つぶしに立ち寄っただけなのに、気づいたら買い物籠に商品が。
そして気づいたら1万円コースの買い物をしていることも。
そう考えると、改めてWILD-1が儲かっているのが良く分かる気がします。笑