焚き火台やトライポッドを愛用している方に、お湯を沸かすポット、ケトルとしておすすめなのが、colemanのファイアープレイスケトルです。
ファイアープレイスケトルは焚き火等で直火に当てることを前提に作られており、非常に使い勝手の良いギアです。
持ち手の部分が引っかかるようになっていたり、灰が入らないようになっていたりと、焚き火で活用できるような工夫が凝らされています。
もちろん、普通にバーナーにかけることもできます。
私が持っているギアの中で、使用頻度が高い部類に入ります。
ファイアープレイスケトルの基本情報
ファイアープレイスケトルの基本スペックは次の通りです。
大きすぎず小さすぎず、使いやすいサイズ感です。
ただし、持ち運び用の袋はついてきていませんので、ギアボックスに入れる等、持ち運び用の入れ物を用意する必要がありますのでご注意ください。
- サイズ : 約13×22×高さ23cm
- 重量 :約570g
- 材質: ステンレス
- 容量 : 1.6リットル
紙コップが約200ミリリットルなので、コーヒーや紅茶であれば8人分作れることになります。
とは言え、つるつるいっぱいまでお湯を注ぐのは不可能なので、実際は5〜6人分くらいが適量でしょうか。
これ以上大きくても嵩張るだけなので、焚き火で暖まりながらコーヒーや紅茶、スープなどを飲むには十分な容量と言えます。
トライポッドに安定して吊るせる構造
ファイアープレイスケトルが焚き火やトライポッドに向いている理由の一つ目は、「引っ掛ける場所が付いていること」です。
この引っかかる部分がない普通の鍋ややかんを吊るそうとすると、トライポッドに釣りしたときに滑ってしまい安定しません。
中身が汁物だった場合は特にそうですが、偏ることによって、斜めになったり落っこちたりします。
そうならないよう、ファイアープレイスケトルは持ち手の部分が引っ掛けられるような構造になっています。
これがあるため、トライポッド(クワトロポッド)から吊るすフックだけでも安定させることができ、また焚き火から取り出し、戻すという動作が非常に簡単にできるようになっています。
ファイアープレイスケトルに限らず、トライポッドをお持ちの方は、調理器具の持ち手部分の構造には注意するようにしましょう。
なお、ケトルだけでなく鍋等の調理道具にも同じことが言えます。
スポンサーリンク灰が入らない安心構造
焚き火をすると灰や火の粉が飛びますよね。
蓋がないケトルでは、すぐに灰が入ってしまい、汚くなってしまいます。
コールマンのファイアープレイスケトルが焚き火やトライポッドに適している理由の二つ目は、注ぎ口に蓋が付いており、灰が入らない構造になっていることです。
通常時はこのように、注ぎ口がしまっています。
こうなることにより、焚き火の上に置いても灰が入ることはありません。
この部分が、お湯を注ぐと開く構造になっています。
当然この部分も熱くなるのですが、手で触る必要はなく、そのまま注げば勝手に開くのでOKです。
傾けるとこのように蓋が開くので、温めている間は灰が中に入ることなく、注ぐときだけに開きます。
注ぎ終われば勝手に蓋が閉まるので、わざわざ蓋を閉める必要もありません。
このような構造にすることで、特別な作業をする必要なく、灰やゴミが入るのを防ぐことができます。
写真を見ても注ぎ口が斜めになっているのが分かる通り、この部分は少し緩めに作られています。
しかしこれは、斜めにしたら簡単に開くようになっているだけであり、決して壊れやすいというわけではありませんのでご安心ください。
キャンプらしいデザインも魅力的!
そして何と言ってもデザインが良いです。
トライポッドに吊るして、皆で囲えば、その独特な雰囲気の虜になることでしょう。
もちろん、ツーバーナーの上に乗せたり、ストーブの上に乗せたりと使い方はたくさんあります。
写真は昼間に撮ったものですが、夜もケトルに炎が映り、とても魅力的です。
よく湿度を上げるためにストーブの上にやかんを乗せていたりしますが、お湯は何事にも使い勝手がいいので、とりあえず吊るしておいても良いくらいです。
また、写真のような炭火で行っても問題ありません。
炭火の場合は安定的にお湯が沸くので、お湯を沸かす目的では焚き火よりおすすめです。
もちろん、焚き火でしか出せない雰囲気もあるので、気分に合わせて楽しんでみてください。
(炭火の方が火力は安定します。)
スポンサーリンクまとめ
焚き火が好きな方、トライポッドを持っている方であれば、ファイアープレイスケトルはおすすめです。
スープを飲んだりホットウーロンを作ったりする時は、私はいつもこれを使っています。
容量などの使い勝手も問題なく、またしばらく使っていますが耐久性も全く問題ありません。
(追記:使用3年ほどで注ぎ口から漏水しました。気に入ってるので、応急修理して使用し続けています。)
決して安い買い物ではないですが、私の中では最も使用頻度の高いギアの一つです。
興味がある方は是非検討してみてはいかがでしょうか。