スポンサーリンク

キャンプ場経営は儲かるのか?跡継ぎ募集の個人経営者に聞いてみた

いつか、人生のいつか、キャンプ場経営をしてみたい!

キャンプが好きな方は、そう考える方もいらっしゃると思います。

とは言え、普通のサラリーマンは土地もなければキャンプ場用の貯蓄もないので、やるならお金を貯めるか、銀行にお金を借りなくてはなりません。

家族が、特に小さい子供がいる状態ではなかなか難しい話ですよね。

宝くじでも当たればいいんですが。

キャンプ場のイメージ

そんな、キャンパーの憧れ「キャンプ場経営」ですが、ひょんな機会でキャンプ場を個人経営する方に話を聞くことができました。

果たしてキャンプ場は儲かるのでしょうか。

キャンプ場を持ってみたい、と考える方のご参考になれば幸甚です。

なお、この記事内の画像は私が行ったことなあるキャンプ場の写真を適当に選択してアップしており、写真のキャンプ場に話を聞いたわけではありませんのでご注意ください。

スポンサーリンク

後継者がおらず、跡継ぎを募集しているキャンプ場

私が話を聞いたのは、関東圏内にあるキャンプ場のオーナーです。

東京からは3時間かからない程度の距離で、都心からも集客が見込めるキャンプ場です。

夫婦でキャンプ場を経営していましたが、高齢によりキャンプ場経営の継続が難しくなり、跡継ぎを探している、というキャンプ場でした。

お子様はいらっしゃるのですが、みな就職しており、跡を継ぐつもりはないようです。

(なんと勿体無い!)

跡継ぎ募集と言っても、相続先がいますので、タダであげようと思っているわけではなく、売却したいとのこと。

(タダであげたとしても、この額では相当額を贈与税で持っていかれることになります。)

廃業して更地にするのではなく、経営を継承してくれる方を募集していました。

なかなかこういった話を聞く機会はないと思いますので、その様子と感想を書いていきます。

なお、全てのキャンプ場が同じではなく、これはあくまで一例であることはご承知おきください。

キャンプをする親子

売価は3,000万円〜4,000万円程度

キャンプ場の跡継ぎ募集と言っても、当然子供もいれば相続人もいるので、タダで譲渡するわけではありません。

このキャンプ場の売価は、3,000万円〜4,000万円の間でした。

土地だけではなく、バンガロー3棟、管理棟一棟つきです。

バンガローの築年数は20年程度経っており、オーナー手作りのバンガローのため、それなりに年季が入っています。

あと10年もすれば、倒壊の危険から一部は使えなくなると予想されます。

ただ、水道の通っていない簡単なバンガローなので、老朽化による建て直しも莫大な費用がかかるわけではないと思われます。

広いキャンプ場の様子

※写真はただのイメージです。

通常の土地であれば、上物の価値は既に0円になっており、寧ろマイナス評価になることが多いのですが、そこまで詳しい話は聞けていないので、算出方法については不明です。

ただ、市街地からそれほど遠くない好立地で、約2,000坪の広大な土地でした。

国道から少しだけ奥に入る必要がありましたが、それでも基幹道路からほど近いので、アクセスは良好でした。

坪単価を考えると、明らかに高い、という感じはあまりしませんでした。

スポンサーリンク

利益は400万円程度

さて、肝心の収支はどうなのでしょうか。

キャンプ場は、本業のキャンプ場としての収入以外に、敷地内にキャリア(ドコモやソフトバンク等)の電波塔を置いたり、隣接する公道・公共施設の管理を行うことで、利益を得られることがあるようです。

※もちろんキャンプ場にもよります。

結論から申し上げると、キャンプ場の利益は400万程度です。

これは売上から電気代やガス代などの本業に要するコストを引いて、さらに上記の副収入諸々を計算した結果です。

会社で言うと経常利益に近いもの(ただし人件費は含まれていないのと、減価償却の詳細は不明)で、個人で言うといわゆる手取り、可処分所得というわけです。

ただし、あくまで口頭ベースで聞いただけの話なので、管理棟の減価償却をどのように行なっているのか?等は全くの未知数で、正確ではない場合があります。

また、キャンプ場の広さや、かける広告宣伝費によっても収入は全く異なると思います。

あくまでも目安程度に留めておいてください。

お金のイラスト

なお、そのキャンプ場は利用客のいない冬季、全てのサイトが埋め尽くされるハイシーズン等を全て平均して、稼働率は10%強とのことです。

一見低そうに見えるかもしれませんが、日本オートキャンプ協会によると、キャンプ場の稼働率は平均で13%程度と発表されているので、平均的なキャンプ場と言えます。

冬季はほとんどお客さんが入らないとのことでしたので、冬季に集客が見込めるキャンプ場は更に大きく売上を伸ばすことができると思います。

キャンプ場だけで生活できるのか?

さて、話を聞いた限りの情報ですが、キャンプ場だけで生活できるのでしょうか。

もちろん、手取り400万円あれば十分生活できます。

しかし、それは最初から開けた土地を持っていた場合です。

手取りで400万円というのは、既に経営している状態での話であり、融資を受ける場合の返済については含まれておりません。

事業のために融資を受ける場合、通常、住宅ローンのように35年返済ということはできません。

(探せばそういう金融商品もあるのかもしれませんが、ここではあくまで一つの例として、以下の状況と仮定します。)

3,000万円を全額借り、10年で返済、金利は3%強と仮定すると、月額返済額は約30万円程度になります。

つまり、年間360万円を返済しなければなりません。

これを手取りの400万円から支出するとなると、どう考えても生活できませんよね。

つまり、ある程度まとまったお金を用意してからじゃないと、キャンプ場経営はなかなか厳しい、と考えることができます。

湖畔に位置するキャンプ場のイメージ

※写真はただのイメージです。

3,000万円の投資に対して累計黒字まで8年間(しかも人件費が含まれていない)となると、お世辞にも儲かるビジネスとは言い難いのが現状です。

上記はあくまで一例で、実際は金利や売上、広告宣伝費等によって状況は異なります。

その辺りはこの記事では詳しく書けませんが、まとまったお金なくしてキャンプ場を始めるのはリスクが高い、というのが現実です。

ましてや、新たに土地を探して、キャンプ場を開拓しようとしている場合は、3,000万円では到底収まりません。

個人でのキャンプ場経営は大きな儲けを追うのではなく、やはり好きを仕事にした「やりがい」を求めるのが良いでしょう。

スポンサーリンク

まとめ。キャンプ場は良くも悪くも現実的

なかなか厳しいことを書きましたが、キャンプ場経営も、オーナーの技量で人気のキャンプ場になれば、夢はあります。

平均稼働率13%というのは、裏を返せば売上を2倍にも3倍にもできるポテンシャルがあるということです。

冬季でも予約がいっぱいな人気のキャンプ場がありますが、ああいう所は50%を超えるような稼働率があるのではないでしょうか。

そうなってくると、当然収入は大きく上がってきます。

特に上物がないのに人気なふもとっぱらのようなキャンプ場は、非常に利益率が高いと言えます。

とは言え、個人でふもとっぱらのようなキャンプ場を経営するのは困難で、どうしても小規模になります。

どんな事業も同じことですが、やはり新しいことを始めるためには資金力が重要です。

キャンプ場経営に求めるのは一攫千金ではなく、やりがいや生きがい等でしょう。

宝くじでも当たったら、好きな場所にキャンプ場を作ってみたいなあ、と思いつつ、今日もサラリーマンをするのでした。

※n=1という非常に偏ったデータなので、あくまで参考程度としてください。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク