みんなキャンプのペグは何種類持ってる?使い分けは不要?

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キャンプの必須アイテムとも言えるペグ

ペグの世界は奥深く、地質に応じて様々なペグがあり、使い分けが必要です。

・・・と言うのがキャンパーの中では常識です。

鍛造ペグの写真

 

しかし、実際本当にみんな使い分けてるんでしょうか?

実際何種類持ったらいいんでしょうか。

そんな疑問について書いてみました。

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キャンプのペグってたくさん種類があるけど、本当に必要?

キャンプのペグは種類が多く、初心者の方は何を買っていいか分からないと思います。

丸ペグ、Vペグ、ピンペグ・・・ステンレスペグ、鍛造ペグ、プラスチックペグ等。

形状で分けることもあれば、材質で分けることもあります

パワーペグSUS

そして色々なサイトを見ると、「地面が◯◯の時におすすめなペグ」とか書いてあります。

なるほど、地面がこういうキャンプ場の時はこういうペグを使うのか。

しかし、もしその地質に適したペグを持っていなかったらどうなるんでしょうか。

テントやタープが立たないからキャンプは中止?

 

いえいえ、決してそんなことはありません。

ぶっちゃけ、ほとんどの地質は大体長くて頑丈なペグで何とかなります

地質によって最適解はありますが、それがなくてもキャンプが中止になることはありませんし、テントが倒れることもありません。

実際キャンプは行えますし、不安を感じることも一切ありません。

 

ただし、後述しますが、砂地だけは対応できるペグがないと本当にテントが立たない場合があります

海岸や河原等でキャンプをする場合は要注意です。

みんな何種類くらい持っているの?

では実際、みんな何種類くらいペグを持っているのでしょうか。

これは人それぞれですが、私の友人や知人を見る限り、2〜3種類前後が多そうでしょうか。

 

キャンプを始めたばかりの人は1種類の人もいます。

しかし平均的に見て、キャンプ歴が長くなればなるほど、何種類ものペグを持っていると思います。

ペグを並べた様子

なんだ、結局ベテランキャンパーの人はたくさんペグを持っているんじゃないか!と思うかもしれません。

それは事実です。

 

しかし、ほとんどの場合がどうしても必要だから買ったわけではなく、ただ単に物欲が抑えられなかっただけです。

お店でより便利なペグを見たり、他人が使っているペグが格好良かったりして、ついつい買ってしまっただけです。

 

折角買ったから使い分けてはいるものの、ぶっちゃけ買わなくてもキャンプは出来ていた、というケースが殆どだと思います。

キャンプは自己満足の世界なので、ペグの種類が増えてくる=キャンプを楽しんでいる証拠です。

 

しかしそれは徐々に、あれも欲しいこれも欲しいとなってくれば良いので、初心者の方がいきなり何種類ものペグを買う必要はありません。

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毎回ペグを使い分けているのは10%程度

ツイッターのアンケート機能を使って、フォローしてくださっているみなさんに質問してみました。

問)皆さん、ペグは・・・

  1. 地質に応じて毎回使い分けている
  2. 一部(砂地・雪中等)を以外はほぼ同じペグ
  3. どこでも同じペグ

という質問です。

後述しますが、私は2番で、ほぼエリッゼステークorソリッドステークでガンガン掘り進めています。

 

64人の方にご協力いただいたアンケート結果がこちら。

  1. 地質に応じて毎回使い分けている ・・・ 10%
  2. 一部(砂地・雪中等)以外はほぼ同じペグ ・・・45%
  3. どこでも同じペグ ・・・ 45%

 

地質に応じて使い分けているよ!という人はわずか10%でした。

ほぼ同じペグ、どこでも同じペグと答えた人が45%ずつとなりました。

砂地や雪中でキャンプをするのは、良くキャンプをする人でも年間で数回しかないと思います。

 

つまり、90%の人はぶっちゃけほとんどのキャンプで同じペグを使って設営している、ということです。

我が家のペグをご紹介

そういうお前は何種類のペグを持ってるんだよ?と言われそうなので、参考までに我が家のペグをご紹介します。

 

これらをスノーピークのマルチコンテナに入れて持ち歩いています。

リンク : 軽くて丈夫なスノーピークのマルチコンテナはペグケースに最適!【ブログ】

エリッゼステーク/村の鍛冶屋

我が家のメインペグです。

頑丈で使いやすい鍛造ペグで、ほとんどの地面で対応することができます。

エリッゼステーク

ぶっちゃけこれさえあれば大抵のキャンプは何とかなります

ソリッドステーク/スノーピーク(snowpeak)

我が家のメインペグ②です。

こちらもエリッゼステークと同様、鍛造ペグです。

ソリッドステーク

ソリッドステークとエリッゼステークはどう使い分けているのかって?

 

元々ソリッドステークを使っていたらエリッゼステークが欲しくなっただけなので、使い分けはしていません。

リンク : ソリッドステークとエリッゼステークを比較!最強ペグは?【ブログ】

パワーペグSUS/ユニフレーム(UNIFLAME)

ペグが足りなかったり、強風時等に補強が必要な場合に登場させるペグです。

 

これも、「鍛造ペグより頑丈」という言葉に惹かれて買い足しただけで、鍛造ペグとの使い分けはしていません。

パワーペグSUSを指した様子

というかこれを鍛造ペグに交換しても、私のキャンプライフには特に支障は出ません。

リンク : パワーペグSUSは鍛造ペグよりも頑丈?評価と感想【ブログ】

ステンレスペグ/ユニフレーム(UNIFLAME)

これはVペグなので、使い分けています。

 

Vペグは鍛造ペグでは安定して刺さない柔らかい地面で使用します。

ステンレスペグ

鍛造ペグは柔らかい地面で踏ん張る力がないのが唯一の欠点です。

とは言え、鍛造ペグで設営できないような柔らかい地面でキャンプをするのは稀で、1年に1回くらいしか使いません。

 

特に整地された有料のキャンプ場で、鍛造ペグで設営できないようなサイトは今まで見たことがありません。

リンク : ユニフレームのvペグ、ステンレスペグの感想【ブログ】

ジュラルミンペグ/スノーピーク(snowpeak)

非常に軽く持ち運びが楽なので、ランタンスタンド等の小物を固定するために使っています。

スノーピークのジュラルミンペグ③

私のランタンスタンドは穴の大きさ的に鍛造ペグもVペグも刺さらないので、ジュラルミンペグを使っています。

 

これもある意味使い分けかもしれませんが、テントやタープには使わないので、なくてもキャンプはできます。

リンク : 超軽量!サブペグに最適なスノーピークのジュラルミンペグ【ブログ】

プラペグ/キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)

砂浜でキャンプをする時のために!と持っていますが、これを使ったことは正直一度もありません。

 

私が甘っちょろいキャンプをしているからかもしれませんが、鍛造ペグとVペグで一通りの地面で対応できてしまっています。

いつデビューするのか分かりませんが、重くないのでペグケースに入れて持ち歩いています。

100均のミニペグ

これはグランドシートを固定したり、レジャーマットを固定する時に使用しています。

レジャーシート用の杭

これもテントの設営には使わないので、なくても問題ありません。

 

また、少し面倒なだけで、グランドシートの固定等は長いペグでも代用可能です。

リンク : グランドシートは固定する派?100均の杭で簡単ペグダウン【ブログ】

有象無象の初期ペグたち

あとは、テントを買うとついてくる数多のペグたちも持ち歩いています。

捨てるのが勿体無いので、とりあえず何でもいい!という時に使用しています。

 

ガンガン曲がっていきますが、特に気にすることなく、曲がったら捨てていきます。

ちなみに、サーカスtcについていたペグはなかなか頑丈でした。(過去形)

さすが天幕。

リンク : サーカスTCは冬キャンプにもおすすめなコスパ抜群のティピーテント!

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ペグは2〜3種類で何とかなる

私が持っているペグをご紹介しましたが、ぶっちゃけこんな種類は必要ないです。

まとめてしまうと、ほとんどの地質は鍛造ペグを使い、鍛造ペグは抜けてしまうような柔らかい地質ではVペグを使用

 

サラリーマンが週末にキャンプ場でキャンプを楽しむ程度であれば、これで対応できない場所はほぼありません。

私は海辺も湖畔も雪中もキャンプをしましたが、豪雪地域でもない私が行くレベルの場所なら、大抵はこの組み合わせで何とかなると思っています。

砂地のキャンプ場

 

とは言え、地質を見て今日はどのペグを使おうか、あれこれ考えるのは楽しいです。

自然に合わせてギアを変えていくのはキャンプの醍醐味でもあります。

あるペグでは刺さらなかった場所でも、あるペグなら貫通したり。

あるペグでは抜けてしまった場所でも、あるペグでは踏ん張りが効いて抜けなかったり。

行く先々で異なる自然に対して、自分のギアで臨機応変に対応できた快感は堪りません。

 

そういう意味では、鍛造ペグのような、ほとんどの地質で使えてしまうようなペグは、本当は楽しみを奪ってしまっているのかもしれませんね。

砂地でキャンプをする時は?

砂地だけは、私の持っているエリッゼステーク(28cm)では抜けてしまうので、Vペグを使うようにしています。

キャプテンスタッグから「サンドペグ」というペグが発売されているので、特化したペグが一つあると良いと思います。

(このペグは使ったことがないので、威力の程は分かりません。)

 

とは言え、鍛造ペグでも50cmの長いものであれば、砂地でも抜けない、という意見も聞いたことがあります。

そうなってくると敵なしのような気がしますが、50cmは持ち運びに不便なので、あまりお勧めはできません。

雪中キャンプをやる場合は?

雪中キャンプをやる場合は、アンカーペグがあると強いです。

雪山で登山をされる方は馴染み深いペグなのかもしれませんが、フィールドキャンプでここまでが必要なシーンは滅多にありません。

 

関東圏の雪程度では30cmもあれば地面に届くので、長い鍛造ペグで対応できることがほとんどです。

特に豪雪地域で、雪だけに打ち込む場合はあった方が良いと思います。

 

とは言え、いざ行ってみてペグが刺さらない可能性があるのは不安なので、次回雪中キャンプに挑戦するときは、私もアンカーペグを買っていこうと思っています。

(こうしてペグの種類が増えていくのです・・・。)

雪中キャンプの様子

日本海側や北海道・東北地方等、積雪の多い地域では、既に使い分けている人も多いのではないでしょうか。

雪中キャンプでペグが刺さらなければ、撤収しかありませんので。

感想、まとめ。初心者の方はペグはそんなに必要ない

ペグにも色々種類があり、キャンプをしていると他にも色々なペグを使ってみたくなります。

ペグの種類を増やすのは、それを感じてからで十分です。

 

ツイッターのアンケートでも、90%の人がほぼ同じペグしか使っていない、という結果になりました。

私も正直、ほぼエリッゼステークを使い、一年に1〜2回Vペグを使う程度です。

 

初心者の方はあまり気負わず、まずは手元にあるペグで挑戦してみてください。

最初のうちは忘れ物も多いと思うので、どちらかと言うと設備が充実したキャンプ場を選んで、兎にも角にもキャンプをやってみることです。

 

ペグが売っているキャンプ場を選んでおき、曲がったらキャンプ場で買えば良いのです。

その後で、物欲に任せてペグを買い足していけば良いと思います。

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