キャンプに何を持って行くかは人それぞれですが、ケトルは多くのキャンパーが持って行くギアだと思います。
寒い時期にキャンプをする人であれば、朝のコーヒーをはじめとした温かいドリンクは必需品です。
しかしケトルはお湯が入るスペース、取っ手などがあり、荷物としてはそれなりにスペースを取るのが厄介です。
LOGOS(ロゴス)から発売しているたためるケトルは、収納のデメリットを克服した便利なケトルです。
LOGOS(ロゴス) たためるケトル1Lのスペック
LOGOSのギアは機能がそのまま商品名になることも多いですが、たためるケトルも同様、折り畳むことができるケトルです。
ケトルでありながら、「使用サイズ」と「収納サイズ」があるのは珍しいスペックです。
【スペック】
重量(重さ) | (約)400g |
使用サイズ | (約)幅21×奥行14.5×高さ13.7cm |
収納サイズ | (約)縦14.5×横21×高さ5.8cm |
容量 | (約)1L |
主素材 | シリコン、ステンレス、ナイロン |
ケトルとしての容量は1リットルあるので、ファミキャンでも十分使えるスペックです。
コーヒー一杯200mlくらいだとすると、1Lのお湯があれば4人分作ることができます。
飲み物やカップ麺など、簡単なものに使う予定であれば、容量としては申し分ありません。
折りたためるシリコン製ケトル
たためるケトルが折りたためるのは、本体がシリコンでできているからです。
シリコンは料理道具にも使われている素材なので、よく電子レンジの調理器で見るかとしれません。
▲シリコンで出来ているため、ペチャンコになる。これで1リットルも入るのは驚きだ。
たためるケトルは上方向から本体を押し潰し、畳むことができます。
こうすることにより、お皿くらいの薄さまでケトルを畳むことができます。
スポンサーリンク底面がステンレスのため、直火OK
シリコンは熱に強い素材のため、加熱する調理道具や食器にも使われる素材です。
しかし熱に強いと言っても、火にかけることはできないので、底面がステンレスになっています。
ステンレス部分を火にかけるので、シングルバーナーやツーバーナー、炭火等には直接かけることができます。
▲ステンレス部分を直接火にかけることが可能。カセットコンロはもちろん、アウトドアバーナーにも対応。
意外とこういうケトルはなかったので、自宅用としても活躍するかもしれません。
コンセントで沸く電子ケトルがあるので使う人は限られるかもしれませんが、コンパクトさだけで言えば勝るものはないかもしれません。
ステンレス面以外が溶けないように注意!
たためるケトルは底がステンレス、側面がシリコン、そして取っ手や注ぎ口などはプラスチックで作られています。
お湯が入ってる部分は100℃までしか上がらないので、通常使用している分には問題ありませんが、シリコン部分やプラスチック部分は火に直接かけると溶けてしまいます。
火が当たる場所はステンレスで作られている場所だけにしておかないと、溶けたり焦げたりしてしまいます。
▲注ぎ口や側面は金属製ではないため、熱に弱いことから、取り扱いには注意が必要。
また、全て金属で作られたケトルと比べ、破れたり壊れたりするリスクがあるので、あまり大雑把には使えない点は注意が必要です。
焚き火はNG、バーナーもしくは炭火用
たためるケトルは上述の通り、底面のステンレス以外は火に弱い作りとなっています。
そのため、焚き火のように火柱が上がるような場所では使えません。
基本的にはガスバーナーやコンロの上で使うギアとなりますが、炭火にも対応できます。
しかし炭火の場合、火力をあげすぎるとその周辺も高温になるため、注意が必要です。
▲グリルの上に置き、炭火で加熱することも可能。ただし、火力の上げ過ぎには要注意。
基本はシングルバーナーやツーバーナーといった、五徳のあるガスバーナーで使うのが無難です。
感想、まとめ。容量と携帯性能重視のケトル!
LOGOS(ロゴス)のたためるケトルは、持ち運び性能に特化したケトルです。
ケトルがたためることによって、車のちょっとした隙間などにも入れることができます。
一般的なキャンプ用ケトルは金属製なので、車にそのまま載せると取っ手や注ぎ口等の尖った部分で、車内を傷つけてしまいます。
たためるケトルは底面こそステンレス製ですが、取っ手や注ぎ口はプラスチック製、本体はシリコン製なので、周りのギアや車を傷つけません。
リュックに入れて持ち運びも可能で、1Lもの大容量なので、ケトルが嵩張って邪魔だなーと感じていた方におすすめのギアです。