今年のお盆休みは天気が持ちなおし、カラッとした夏の暑さが続きました。
まさにキャンプ日和!というわけですが、暑すぎるのも考えものです。
だからと言うわけではないですが、今回はテントを積んで東北へのキャンプ旅をしてきました。
全日程でキャンプではなく、宿での宿泊も2回ほど交えつつの旅となりましたが、満喫することができました。
過去に九州キャンプ旅をして鹿児島まで行ったことがあるので、これで北海道と沖縄を除くとほぼ巡ったことになります。
リンク:テント1つでキャンプ旅行!東京~九州まで、日本半周4,000km【前編】
リンク : テント1つで長期キャンプ旅。圧倒的な格安旅行!【後編】
こういった旅は、道の駅等で地酒や地元料理を購入し、キャンプ場で食べるのも醍醐味の一つです。
今回の旅でも、様々なご当地料理を味わいました。
1日目:友人が前日飲み歩きすぎて遅刻したため、予定を変更して仙台へ
東北キャンプ旅は、スタートからいきなり出鼻を挫かれます。
初日は福島県まで行ってキャンプをする予定だったのですが、前日飲みすぎた友人から遅刻の連絡が。
普段から遅刻癖のある友人だったのである程度予想はしていたのですが、ちょっとしたトラブルも重なって、結局約3時間の遅刻で到着。
まぁツアーでも利用しない限りは旅にトラブルはつきものですし、トラブルこそが思い出の一つ!ということで、予定を変更して宮城県仙台市に直行、格安ホテルを予約しました。
当然到着したらもう夜なので、格安ホテルに車を停めたら地元料理の居酒屋に行きます。
牛タンや山賊揚げ、金華鯖等の地元料理を堪能し、いい感じに酔っぱらって1日目は終了となりました。
2日目:岩手県の稲庭キャンプ場へ
ドライブしている時間も含め、1日目は1日目で楽しんでいたのですが、キャンプっぽいことは特段していません。
2日目は宮城県から岩手県まで移動してのキャンプです。
基本的に無料キャンプ場を転々とする旅になるのですが、最初の目的地は岩手県の稲庭キャンプ場です。
山奥のキャンプ場ですが、利用者が一人もおらず、貸し切り状態でした。
該当もほとんどなく、暗闇に包まれていたので、一周回って解放感よりも恐怖感を覚えました。
(酔っぱらったら忘れましたが・・・)
リンク : 【無料キャンプ場】岩手県二戸市にある稲庭キャンプ場の感想
道中ではわんこそばと小岩井農場へ
稲庭キャンプ場へ行く前には、わんこそばを食べて小岩井農場へ行きました。
わんこそばは100杯の大台を突破し、120杯食べました。
食べ放題にありがちですが、最後はもう無理矢理食べただけです。笑
その後、お腹いっぱいの状態で小岩井農場へ行き、本場の新鮮な牛乳とソフトクリームを堪能しました。
その日の夜ごはん用に勝買った巨大ウインナーはめちゃくちゃ美味しかったです。
スポンサーリンク3日目:青森県の椿山キャンプ場へ
3日目のキャンプ場は、青森県の椿山キャンプ場です。
青森県の最北端に近い、かなり北側に位置しており、いよいよここまで来たか、という印象です。
「椿山海水浴場」に隣接しており、海に入りながらキャンプが楽しめます。
椿山キャンプ場は青森県の東津軽郡にあるのですが、「津軽海峡冬景色」のイメージ通り、夏でも半袖は寒かったです。
海風が非常に強かった、というのも、肌寒さを感じた理由の一つかもしれません。
ある意味、最強の避暑地キャンプ場でした。
関東では猛暑日で熱中症の警報まで出ていたので、気温の差を肌で実感していました。
リンク : 【無料キャンプ場】青森県の椿山キャンプ場の感想!潮風が気持ちいい
イタコで有名な恐山を観光
椿山キャンプ場に行くまでの間に寄ったのは、霊山としても知られる恐山です。
恐山にはイタコがいて、お願いすれば降霊をしてくれる・・・というイメージを持っていたのですが、特にイタコはおらず、普通の観光地でした。
そもそも恐山は入山が有料なので、イタコもやってられないのかもしれません。
ただ、「普通の観光地」と言いましたが、それは霊場として何か特殊なことがあるわけではない、というだけで、景色は絶景でした。
美しい景色を見たい方、硫黄の香りと風車の独特の雰囲気を味わいたい方は、一度訪れてみることをおすすめします。
4日目:秋田県の南の池公園キャンプ場へ
本州の最北端である青森県に行った後は、東京に向けて下っていきます。
4日目は秋田県にある、南の池公園キャンプ場に宿泊しました。
今回はそれほど山奥にあるキャンプ場ではなく、大学も近くにあるようなキャンプ場です。
しかし市街地から物凄く近い、というわけでもなく、夜には綺麗な星空が瞬いていました。
池が近いこともあって大量の虫がいたのが辛かったですが、静かでマナーも良く、とても使いやすいキャンプ場でした。
リンク : 【無料キャンプ場】秋田県の南の池公園キャンプ場に行ってみた感想!
海に沈んでしまう「黄金崎不老ふ死温泉」で疲れを癒す
南の池公園キャンプ場に行くまでの間には、「黄金崎不老ふ死温泉」に寄り道しました。
この温泉は海に隣接した温泉で、まるで海に入っているかのような気分で入れる温泉です。
満潮時等や波が荒れている時には海に沈んでしまう温泉で、オーシャンビューという言葉では言い表せない、圧巻の景色でした。
▲海に沈む不老ふ死温泉。じゃらんより出典。
温泉自体も転落の危険があるためか、16時までしか営業していないようで、訪問した際は時間ギリギリでした。
黄金崎不老ふ死温泉には女湯と混浴の二種類がある温泉ですが、まあ実質男湯と女湯です。
お風呂から出れば気持ち良い海風が吹き、いつまでも長湯ができる、そんな気持ち良い温泉です。
確かにその名の通り、こんな温泉に頻繁に入っていたら不老不死になれそうです。
お風呂から上がった後も汗が噴き出てきて、血行が良くなっていることを実感することができました。
いつかここには一泊してみたいと思っています。
スポンサーリンク5日目:最後は乳頭温泉の温泉付き宿で旅の思い出を語らう
ここまで初日のアクシデントを除いては、キャンプ三昧でした。
キャンプをして翌日お風呂に入って・・・という繰り返しですが、お風呂に入ってもまたすぐ設営で汗だくになってしまいますので、綺麗な状態を保ち続けられる時間は短いです。
体力的にはもう何泊かキャンプをしても良いくらいでしたが、最後は温泉宿で疲れを癒すことにしました。
選んだ温泉は乳頭温泉。
山形県と秋田県の県境のような場所で、硫黄泉に入りたかったので選びました。
有名な「鶴の湯」にも行きましたが、スズメバチが大量発生していて落ち着いては入れませんでした。
もう少しはハチ対策をしてくれていればゆっくり入れたのですが・・・。
それでも最終日に相応しく、少しずつ残った各地のご当地おつまみとお酒で乾杯しながら、旅の思い出を語らいました。
道の駅秋田港と田沢湖で絶景を楽しむ
乳頭温泉に行く間にも寄り道をしていきます。
今日はテントの設営がないので時間に余裕はありますが、折角の宿なので早めについて温泉に入り、ゴロゴロしたいと思い、16時くらいには到着するようにしました。
まず寄ったのは「道の駅 秋田港」です。
「道の駅」と聞くとただ休憩しただけのように聞こえますが、道の駅秋田港は非常に大きく、一種の観光施設です。
地上100mのセリオンタワーは入場無料で、秋田の海と街並みを一望することができます。
また、「秋田港」だけあって船が停泊していたり、釣りを楽しむ人がいたりと、秋田県の海を感じることができます。
主要国道沿いに位置しているので、秋田県に行った際には是非訪れてみてください。
次に寄ったのは田沢湖。
コバルトブルーの美しい湖で、近くにキャンプ場もあります。
田沢湖には魚が大量発生しており、何の魚かと思っていたら、どうやらウグイという魚だそう。
詳しい友人曰く、田沢湖は酸性化が進み、ウグイしか住めなくなったのだかとか。
詳しくはよく分かりませんが、とにかくおびただしい数のウグイで、軽い恐怖を覚えるほどでした。
天気は最高だったので、金ぴかのたつこ像も映えました。
6日目:猪苗代湖畔のキャンプ場でゆっくりした後、帰宅
乳頭温泉を出発したら、後は帰路につきます。
福島県でもう一泊する方がゆっくりできるプランでしたが、結婚式があるため帰るしかありませんでした。
とは言え、帰る時間は遅くなっても良いので、しっかりと寄り道をしていきます。
福島県で降りた後、もし泊まるならばここにしたい!という猪苗代湖畔の無料キャンプ場に行き、美しい景色とキャンプ場の雰囲気を楽しんできました。
個人的に湖畔や海岸のキャンプ場は好きなので、とても気に入りました。
特に湖畔のキャンプ場は海岸ほど風が強くないことが多いので、静寂を楽しむことができます。
猪苗代湖は天鏡湖と言われる、並みの少ない美しい湖なので、一見の価値ありです。
猪苗代湖キャンプのリベンジは、近いうちに必ず行おうと思います。
リンク : 【無料キャンプ場】福島県にある船津浜キャンプ場の感想!猪苗代湖を一望
リンク : 【無料キャンプ場】福島県の秋山浜キャンプ場に行ってみた感想
感想、まとめ。一か所に連泊も良いが、キャンプ旅も楽しい!
一般的にキャンプと言えば、1泊2日がデフォルトです。
そしてたまに連休が取れた際に、2泊3日や3泊4日の連泊をする、というケースが多いかと思います。
連泊をすると昼からお酒が飲める等、連泊には連泊の楽しさがありますが、少しずつ移動しながらキャンプをするのも楽しいです。
1つ2つ、少しだけ観光地に寄り道し、道の駅でご当地のおつまみやお酒を買って、次のキャンプ地を目指します。
連泊には連泊の、キャンプ旅にはキャンプ旅の楽しさがあります。
興味がある方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。