キャンプの醍醐味でもある焚き火。
その燃料として、キャンプ場で薪を買って使うこともあると思います。
木の枝を拾うのも一つの手ですが、有料の薪は火が長持ちしやすい広葉樹のものが多く、しっかりと乾燥されて燃えやすいものが大半です。
そのため、苦労せず確実に焚き火をしたい場合は、薪を買うのも良いと思います。
しかし、有料の薪は通常1束単位(太さにもよりますが10本前後)で売っているので、バラで購入することができません。
そのため、自分が焚き火をしたいだけ買うのではなく、買った分だけ焚き火をしなければなりません。
※写真では地面に直接薪を置いていますが、厳密に言うと湿気が伝わるため、これもあまり良くないです。
余った薪を捨てるのは勿体ない!
買った薪に対して、その分だけ焚き火をしようとすると、どうしてもキャンパー側でペースを合わせなければなりません。
そうすると、薪が足りないので少しずつしか燃やせないか、無理矢理早く燃やすかならどちらかになってしまいます。
また、場合によっては就寝時間になってしまい、最後まで燃やしきれず、捨てていかざるを得ないこともあるでしょう。
しかし、薪のペースに合わせて、自由に焚き火ができないのは非常に勿体ないです。
せっかく焚き火を楽しんでいるのであれば、思う存分、好きなように自分のペースで焚き火をしたいものです。
もっと燃やしたければガンガン薪を追加して、飽きたり眠くなったりしたら消化して寝る。
それくらい自由気ままな方がキャンプには丁度いいです。
また、燃焼効率の良い薪を捨ててしまうのも勿体ないです。
私は状況(天気や湿度)によっては、拾った木の枝だけで焚き火をすることもありますが、やはり燃焼効率の高い薪は貴重です。
そのため、余った薪は無理に燃やしたり捨てたりせず、持って帰ることをおすすめします。
そのまま入れると車が汚れる
余った薪を家に持って帰ると言っても、そのまま車に積み込むことはあまりおすすめできません。
なぜなら、人工的な端材でもない限り、普通の薪からは木の屑が出るからです。
通常、薪は鉈等で割っただけなので、切り口も特に加工しているわけではありません。
切り口や木の皮の部分からはボロボロと木の屑が落ちます。
それを直接車に乗せてしまうと、あっという間に車が汚れてしまいます。
汚れてもいいよ!という方はそれでも良いですが、想像より汚くなると思うので、あまりおすすめはできません。
薪保管用のバッグがおすすめ
薪を保管するのであれば、持ち運びに便利な薪用のバッグが発売されています。
薪用のバッグは非常に耐久が高く、デザイン性も抜群です。
家に薪になる木があり、家から薪を持ってくることができる方であれば、これくらいのスペックのものを一つ持っていると便利かもしれません。
通常、こういった薪を入れるためのバッグはかなりハイスペックに作られています。
薪は角が尖っていますし、大量に入れるとそれなりの重量になるためです。
家に薪ストーブがあるような、普段使いをする方を想定して作られている場合が多いので、そのようなスペックになっています。
しかし、キャンプに行く頻度は人それぞれですが、月1回程度キャンプに行くくらいなら、正直少しオーバースペックです。
あとは、こういったコンテナボックスに薪を入れる方も多いです。
コンテナボックスに入れる方も、家で薪が補充できたり、キャンプ場以外の場所で薪を仕入れることができる方が多いでしょう。
ただ、コンテナボックス自体が結構かさばるので、大した量の薪が余らないのであれば、わざわざ薪のためだけにコンテナボックスまでは必要ないかもしれません。
スポンサーリンク持ち帰るだけなら100円均一の園芸用バッグで十分!
そこで、軽くキャンプで焚き火をする程度であれば、100円均一の園芸コーナーで売っている袋がおすすめです。
私は園芸に縁がないので詳しくはないですが、この袋は元々落ち葉や木の枝を拾って入れたり、収穫した野菜等を入れるために作られたもののようです。
(それ以外にも用途はあるかもしれませんが)
そのため、尖ったものを入れてもそう簡単に破らないように、編み込んだ素材で作られています。
目も細かいので、この袋であれば木の屑が車に散乱することもありません。
もし破れてしまっても、100円なので燃料にして燃やしてしまってもいいくらいです。
また、園芸用なので自然の色合いとマッチしますので、キャンプサイトにも自然に溶け込みます。
このデザインは色々ありましたが、私は何となく直感でこれにしました。
「Blue Mountain」って、コーヒー豆でも収穫するんですかね。
まぁ日本でコーヒー豆を栽培している人はそうそういないと思いますので、これはただのデザインでしょう。
(追記)
ツイッターで知見をいただきました。
どうやら園芸で落ち葉等を拾うものではなく、コーヒー豆の麻袋のようです。
実用的な園芸用品というより、インテリア雑貨として人気のようですね。
薪を保管する時の注意点
余った薪を持ち帰ったとして、注意点が2つあります。
まず、この注意点については、食事中の方は後で見るようにしてください。
(特に画像があるわけではありませんが)
- 薪は風通しの良い乾燥した場所に置いておく
- 家の中では保管しない
1点目は、次回焚き火のために、薪を乾燥した状態に保っておくことです。
薪は湿気が天敵で、水分が多いとシューシュー音がして、燃焼効率が一気に落ちます。
せっかく持って帰っても、ちゃんと燃えないようでは元も子もありません。
そして2点目は、家の中で保管しないことです。
これは湿気だけの話ではありません。
キャンプ場で売っている薪はオーナーが自分で切っただけのものも多く、ほとんど自然のままの状態です。
そのため、中に虫の幼虫が潜んでいる、なんて事もよくあります。
自宅の中でそんなものが出てしまったら、もう目も当てられませんよね。
自宅で保管するくらいなら、最悪風通しが悪い場所で保管しても良いと思います。
湿気っていたら捨てればいいだけです。
(キャンプの時に捨てるか、後で捨てるかの違いしかありません。)
家の中で保管するよりはマシなので、都会で場所がなければ、家の中以外の置ける場所に置いておきましょう。
ちなみに、私は今まで一度も虫を見たことはないので、レアケースなのでご安心ください。
そんなに頻繁に虫が出るようなら、絶対に持ち帰りません。笑
木の枝拾いにも役に立つ!
私は余った薪を保管する用途の他に、木の枝を拾う時の袋としても活用しています。
焚き火の際、林間サイト等では木の枝を拾って燃料にする方も多いと思います。
しかし、木の枝を拾いに行っても、両手で持てる分は限られています。
そのため、必要十分な木の枝を集めるためには、何往復もしなければならないこともあります。
近くにいい枝があれば良いですが、少し歩かないと見つからない場合は、移動もそれなりの時間と労力を要します。
そこで便利なのが、この園芸用の袋です。
木の枝を探しに行くときにこの袋一つだけを持って行き、次から次へとこの袋に入れていきます。
写真は最大まで木の枝を入れた時の様子です。
意外とたくさんの木の枝を入れることができるので、木の枝集めの時に非常に便利です。
まとめ。余った薪を再活用してコスパの良いキャンプを!
キャンプにおいて焚き火は楽しみの一つでもあります。
夏のキャンプでは少し暑いですが、炎の美しさは健在です。
冬のキャンプであれば、同時に暖をとる手段にもなります。
私もキャンプに行くと、必ずと言っていいほど焚き火をします。
基本的には拾った木の枝と購入した薪のハイブリッドで行うことが多いです。
細い木の枝を着火用に使う、という機能によった使い分けをする場合もありますが、どちらかというと燃焼効率による使い分けです。
木の枝が落ちていればお金はかかりませんが、当然野ざらしになっているので燃えにくいです。
そのため、燃えやすい薪と燃えにくい木の枝を両方入れて燃やしています。
こうすることで、低予算でコスパよく焚き火を楽しむことができるのです。