本州最北端・・・ではないですが、それに近いほど北にある無料キャンプ場、椿山キャンプ場に行ってきました。
お盆の時期に行きましたが、流石は青森、そして北海道に近い海岸だけあって、非常に涼しかったです。
というよりも、半袖では寒さを感じるレベルに寒かったです。
全国各地で、連日猛暑日を記録している状態でこれなので、おそらく真夏日じゃなければもっと寒かったと思います。
なお、この椿山キャンプ場ですが、「椿山海水浴場キャンプ場」とも言うようです。
google mapや公のサイト等では「椿山キャンプ場」という名称になっていたので、このブログでも「椿山キャンプ場」で書いていこうと思います。
椿山キャンプ場(椿山海水浴場キャンプ場)の基本情報
椿山キャンプ場は、青森県東津軽郡にあります。
「津軽」と聞くと、「津軽海峡冬景色」が思い浮かび、何となく、雪がしんしんと降り積もる光景が脳裏を過ります。
もちろん、夏に雪が降るほど極寒ではないですが、それでも、関東と比べると十分に寒かったです。
住所 | 青森県東津軽郡平内町東田沢横峰 |
アクセス | 県道9号線沿い。
google mapでは「椿山キャンプ場」と表記。 |
利用料 | 無料 |
サイト | 草原サイト/土サイト
※海岸沿いだが砂サイトではない |
車の乗り入れ | 一部エリアのみ可 |
電波 | 大手3キャリアとも良好 |
設備 | トイレ・炊事棟 |
海水浴場だけあって、スマホの電波は普通にありました。
ただ、私がテントを張ったところは非常に地面が固く、苦戦しました。
設営する場所にもよると思いますが、いずれにせよ砂地にペグダウンするわけではないので、プラペグやVペグよりも、鍛造ペグで掘り進めていった方が良いと思います。
海水浴場のトイレなので綺麗ではない
無料キャンプ場で気になるトイレですが、正直綺麗ではありませんでした。
海水浴場のトイレだけあって、水分交じりの砂だらけでした。
泥まみれというほどではないですが、それに近い汚れ形です。
また、扉にはドアがついていますが、日中出入りが多いためか、あまり意味をなしていませんでした。
海水浴のついでであって、「どうせ砂まみれでこの後シャワーを浴びる」とかであれば問題ありませんが、キャンプ目的で考えると、少し気になります。
とは言え、その程度の汚さと言えばその程度の汚さです。
無料キャンプ場の中には数年間放置され、とても利用できない汚さの場所もありますが、それらと比較するとまだ綺麗な方ではあります。
5分程度の距離に商店はあるが、コンビニはない
椿山キャンプ場の近くにはコンビニやスーパーがありません。
最寄りのコンビニまでは車で30分程度かかるので、買い物は早めに済ませておきましょう。
しかしながら、車で5分程度走ったところに小さな商店があり、ある程度の食材やお酒は買うことができます。
そこには自動販売機もあるので、夜中であってもジュースを買うことができます。
(ただし、徒歩で行ける距離ではないので、お酒を飲む前に買っておくようにしましょう。)
お酒やおつまみなんかであれば、事足りるくらいの商品ラインナップではありますので、メイン食材以外は買い足すことができます。
スポンサーリンク絶景の海を見ながらキャンプができる!
椿山キャンプ場は、一面に広がる海を見ながらキャンプが楽しめます。
海水浴場なので遮るものは何もなく、少し丸みを帯びた水平線を、視界の限り見渡すことができます。
(動画で撮影していたものの切り抜きのため、画質が悪くてすみません。)
海沿いに住む人にとっては珍しくもなんともないと思いますが、私にとってはなかなか見られない良い景色でした。
広大な海と、沈みゆく夕日を見ながらお酒を飲む、というのはなかなか良いものです。
キャンプでもないと、「海を目の前にして外でお酒を飲む」という行為はできないので、内陸県出身の私としてはとても満喫できました。
海水浴を楽しみながらキャンプをする人もいる
当然、「椿山海水浴場」というくらいなので、海水浴を楽しむことができます。
私は東北を旅していたキャンプ地の一つとして椿山キャンプ場を利用したので、到着時は既に夕方でした。
その時間にはさすがに泳いでいる人はいませんでしたが、ファミキャンを楽しむサイトの中には水着を干している人たちもちらほら見られました。
お盆時期ということもあり、何泊もしていたのだと思います。
海水浴もキャンプも楽しめるキャンプ場なので、海にキャンプに、一気に夏を満喫することができます。
冬の海も良いですが、おそらく津軽ともなれば豪雪地帯なので、キャンプができる状態なのかは不明です。
避暑地としても十分すぎるくらい快適なので、夏キャンプ向けのキャンプ場と言うことができるかもしれません。
強風注意!海沿いなのでかなり風が強い
多くの海岸キャンプ場に共通することですが、とにかく風が強いです。
海の近くのキャンプ場の場合、防風林の内側にキャンプサイトがあり、少しだけ歩いて海岸に行くケースが多いです。
しかし椿山キャンプ場の場合、海とキャンプサイトとの間に防風林はなく、もろに海風を受けてしまいます。
そのため、タープは海風の角度を考えて張るか、そもそもテントだけにしておくのも選択肢の一つです。
特に夜間は、寝ているうちにタープが飛んでいってしまうこともありますので、一度崩して地面にペグダウンする等の工夫が必要です。
また、ゴミや各種収納袋等も簡単に飛んでいってしまうので、設営・撤収時はもちろん、ペグで仮止めしておく等、飛んでいかない工夫が必要です。
海近くは強風すぎるため、県道沿いに張る人がほとんど
椿山キャンプ場を紹介するバーベキューサイトを見ると、海水浴場の目の前に設営している人がたくさんいますが、私が行った時には1人もいませんでした。
画像出典 : BBQ GO!
理由は単純で、風が強すぎて目の前にはとても設営できなかったからです。
気持ち程度ですが風を和らげてくれる草やブロック塀があるので、海岸沿いにテントを張ることで多少マシになるのだと思います。
また、中央のサイトは地面が柔らかいため、強度が足りないのも理由でしょう。
そのため、海岸よりも少し離れた県道沿いにテントを張っている人しかいませんでした。
私は初めて行ったので、正直そういうキャンプ場かと思っていたのですが、推奨エリアは海水浴場の近くの草原部分のようです。
少なからず誰かしら先客がいると思うので、およその風の強さはそれを見ると分かると思います。
なお、設営時は風が弱くても、次第に強くなっていくことも考えられますので、風対策は忘れず行うようにしましょう。
スポンサーリンク感想、まとめ。青森の海を満喫できる無料キャンプ場!
椿山海水浴場キャンプ場は、青森県の最北端に近い、東津軽郡にあります。
津軽周辺に住んでいる人にとっては当たり前の気温かもしれませんが、遠くから旅に来た人にとっては非常に寒いです。
真夏にも関わらず、道の駅で買った日本酒を熱燗にして飲んだくらいです。
しかしこれぞまさに「北の海」といった感じで、なかなか味わえない貴重な経験ができるかと思います。
できれば地場のおつまみや地酒を持って、北の海を満喫してみてはいかがでしょうか。