コットンテントは本当に雨に弱い?実際に大雨の中で使ってみた

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コットン(混紡)生地のテントは雨に弱いと言われています。

少し雨が降った場合でも、しっかりと干すことが必要です。

しかし、実際に大雨の中で使ったという記事をあまり見なかったので、今回記事にすることにしました。

とは言え、わざと実際に雨の中で使ってみた、というより使わざるを得ない状況になった、という表現が正確なのですが、大雨の中で使用してみましたので、その感想を書いていきます。

なお、今回使用したサーカスTCについては、こちらでご紹介しています。

サーカスtcはコットン100%の生地ではなく、コットンとポリエステルの混紡生地になります。

リンク : Circus-TC(サーカスTC)はコスパ抜群のティピーテント!

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コットンテントの耐水圧は300mm〜400mm

サーカスTCの正式な耐水圧は公開されていませんが、コットンテントは300mm〜400mmの耐水圧が一般的です。

とは言え、耐水圧300mmと言われても、どのくらいかイメージがつきにくいと思います。

耐水圧300mmというのは、果たしてどれくらいの雨まで耐えることができるのでしょうか。

 

ブリジストンスポーツでは、耐水圧の目安を次のように表しています。

20,000mm — 嵐
10,000mm — 大雨
2,000mm — 中雨
300mm — 小雨

出典 : ブリジストンスポーツ

上記であれば、耐水圧300mmまでが小雨で、大雨と言われるレベルでは10,000mmの耐水圧が必要ということになります。

つまり、コットンテントは小雨には耐えられるが、それを超えるような雨には耐えられないということになります。

 

小雨は傘をささずに歩けるレベル、中雨は普通に傘をさす一般的な雨だとすると、数値上はほとんど耐水性がないと言っても過言ではないことが分かります。

しかし、天候は生き物のようなもので、完全に予測することはできません。

そのため、予期せぬ通り雨に打たれることだって考えられます。

急遽耐水圧を超える雨が降ってきたとき、耐水圧300mmと言われているコットンテントはどうなるのでしょうか。

雨の中のティピーテント

実際に4mmを超える大雨に打たれる

実際に、一般的な感覚で「大雨」と言える雨の中で使用してみました。

これがブリヂストンの言う「大雨」と合致するかどうかは不明ですが、傘をささずに外に出たら一瞬でずぶ濡れになれるレベルの雨です。

耐水圧300mmまでであれば、すぐに浸水して水浸しになってしまいます。

 

使用したサーカスTCの耐水圧は公式には発表されていませんが、特段耐水性を売り文句にきているわけではないことから、他のテントと大きく変わらないものと推測します。

なお、4mm/hという雨は、普通であればキャンプを断念するレベルの大雨です。

事前の天気予報は1mm程度だったのですが、台風の接近により天候が不安定になった結果、かなりの大雨に襲われることになりました。

ちなみに、どれくらいの雨ならキャンプに行くかいつも悩みますが、コラムとして書いてみましたので、ご参考にしてください。

リンク : 天気予報が雨でもキャンプに行くかの判断基準

気象庁が後日発表するデータによると、到着日の18時ごろに3mmを超え、その後一時的に1〜2mm程度に落ち着くものの、翌日午前9時ごろに4mmを超える雨になったようです。

少し外に出るだけでかなり濡れるレベルで、体感的には「大雨」に分類されると思います。

数値上ではコットンテントの耐水圧を遥かに超えており、浸水確実な状況です。

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朝方に若干の浸水があったが、何とか耐えることができた

結果はタイトルのとおりで、最終的にはコットンテントの耐水圧を超えて浸水してきました。

しかし、テント内がびしょびしょになるほど浸水したわけではなく、湿った壁から少しだけ雫が落ちる程度で済みました。

 

テントを張った直後は1mm程度の雨だったので、撥水加工により水滴が跳ね返っていることがよく分かりました。

おそらく耐水圧300mm程度の小雨だったのでしょう。

耐水圧以下である小雨の時は特に問題ありませんでした。

水を弾くティピーテント

当日の夜になる段階で、内側からでも触ると水気が分かる状態でした。

あ、かなり沁み込んでいるな・・・と感じられました。

この時点で3mmを超えており、コットンテントの耐水圧を超えていたはずです。

しかし、実際は約3mmは耐え、浸水することはなかった、と言えます。

この状態では、テントに寄りかかったりしなければ、特に問題なくキャンプを続けることができました。

テント内の荷物が濡れなければ、なんとかキャンプを続けることはできます。

 

その後も雨は一晩中降り続け、翌朝を迎えました。

朝を迎えても、周りを見ると水びたしになっているような場所は特になく、問題ないかと思いましたが、午前10時前の撤収間近になって、端の方からポタポタと浸水しているのを見つけました。

まだテント内に水たまりができるほどではありませんでしたが、耐水圧の限界を超えて、雨に耐えられらなくなったと言えます。

とは言え、急に耐水圧を超えた雨が降ってきたとしても、すぐにテント内がびしょびしょになる、ということはないようです。

まとめ、感想

コットンテントは耐水圧が低いので、雨天での利用を悩んでいる人もいらっしまると思います。

お持ちのテントや使用年数等によっても耐水圧は変わってきますが、基本的に耐水圧は低く、水気はコットンテントにも良くないので、雨天での使用は控えた方が良いのは間違いありません。

ただし、予期せぬ雨に打たれたとしても、すぐにテント内の荷物等がずぶ濡れになるようなことはありませんのでご安心ください。

一般的に発表されている耐水圧を越えても、余程のことがなければ、その日のキャンプくらいは乗り越えることができると思います。

 

しかし、もしも予期せぬ雨に打たれてしまった時は、必ずしっかりと乾燥させることを心がけてください。

コットン生地が湿気に弱いことは変わりませんので、別のテントを持っているのであれば、雨予報が出ていればそちらに切り替えることをおすすめします。

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