ロゴス(LOGOS)ってどんなブランド?歴史や魅力を解説!

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キャンプメーカーの歴史や企業概要を何となく調べていくコーナー、第三弾はロゴス(LOGOS)です。

コールマン(coleman)、スノーピーク(snow peak)と来たら、次は当然ロゴスです。

リンク : キャンプと言えばこのメーカー!コールマンの歴史と現在の企業概要

リンク : スノーピーク(Snow Peak)ってどんなブランド?歴史と企業概要!

 

ロゴスは日本のファミリーキャンプをより身近なものにした、庶民派キャンプメーカーです。

キャンプを楽しむ人で、ロゴスのギアを一つも使ったことがない、と言う方は少ないと思います。

ロゴスのロゴマーク

画像出典 : LOGOS

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ロゴス (LOGOS)の企業概要

ロゴスはカエデ(メイプルリーフ)のマークから、カナダの企業と思われがちですが、れっきとした日本企業です。

弊社のロゴマークであるメイプルリーフは、「屋外と人を繋ぐ第一ブランドでありたい」との願いが込められています。

アウトドアという自然と人が共存する空間でしか得られない喜びを、もっともっと楽しんでもらいたい。

そんなLOGOSの思いが、メイプルリーフの葉脈のように世界中に広がっていくことを望んでいます。

出典 : LOGOS

ロゴスのロゴマークには、こんな想いが込められていたんですね。

 

その創立は1928年と古く、大阪商人の血を引く企業です。

社名 株式会社ロゴスコーポレーション
住所 大阪府大阪市住之江区平林南2-11-1
資本金 不明
従業員数 130名(2017年1月時点)
創業 1928年3月
創立 1953年7月17日

非上場なので資本金等は不明ですが、従業員数は130名と、少数精鋭です。

 

たったこれだけの人数であのキャンプ道具の数々を生み出しているというのだから驚きです。

ロゴスのマルチストレージカバー

 

リクナビを見ると、新卒採用は7人前後であることが多いです。

3年以内の離職率は、年度にもよりますがほぼ0%です。

3年以内の離職率も毎年発表されているので、それなりにホワイト企業であると推測できます。

ロゴスの歴史

ロゴスコーポレーションの沿革を、割愛しながらご紹介します。

詳細を知りたい方は、公式サイトをご確認ください。

  • 1928年 : 大阪府浪速区にて、船舶用品問屋として「大三商会」を設立。
  • 1948年 : 「柴田機械船具店」として再発足。
  • 1957年 : 「大三商事株式会社」に改称。
  • 1970年 : アルミボートやゴムボート等のレジャー用品の取り扱いを開始。
  • 1983年 : キャンプ業界に参入、キャンプ用品の製造開始。
  • 1985年 : ロゴスブランドによるキャンプ道具の販売を本格開始。
  • 2005年 : 「ロゴスライフライン」を設立。

 

創立は1928年と古いですが、最初は船舶用品を扱っていたんですね。

最初にレジャーの分野に進出したのは、1970年の時でした。

それもキャンプ用品ではなく、それまでの船舶用品のノウハウを活かし、ボート等の海洋レジャー用品でした。

 

今のようなキャンプ道具をリリースするようになったのは1983年の時です。

 

そう考えると、意外と新しい企業なんですね。

防災グッズの販売にも力を入れる

ロゴスは2005年、「ロゴスライフライン」を設立し、防災グッズの販売を開始しました。

東日本大震災の前ですが、日本人の防災意識の高まりを受けてのことでしょう。

 

防災グッズはキャンプ用品と相性が良く、ノウハウが活かされる分野でもあります。

キャンプ道具は屋外で宿泊し、生活するための道具です。

遊びか防災かの違いはありますが、作る道具の方向性は大きく異なるものではありません

 

防災グッズも野営のようなキャンプを行う場合、自分たちでトイレを作る必要があるので、キャンプにも使うことができます。

(ファミリーキャンプには使いませんが・・・。)

水辺5メートルから標高800メートルまで

ロゴスはファミリーキャンプを盛り上げる、使いやすいギアを提供しています。

 

その心意気は、ロゴスのブランドポリシー「水辺5メートルから標高800メートルまで」に現れています。

オートキャンプ場のイメージ①

「水辺5メートル」とは、ダイビング等の専門領域には踏み込まず、そして「標高800メートルまで」とは、本格的な登山の領域には踏み込まない、ということです。

 

あくまでフィールドキャンプをターゲットに、初心者でも使いやすいキャンプ道具を出していく、そういう意思が込められています。

気軽にキャンプを楽しんでもらいたい!と願いを込めて

ロゴスが「水辺5メートルから標高800メートルまで」を掲げて専門領域に踏み込まないのは、別に技術力がないわけではありません。

ロゴスの技術をもってすれば、ダイビングや登山等の専門用品を作ることは難しくはないはずです。

しかし、ロゴスはあくまで、平地で、家族や友人と気軽にキャンプを楽しめるようにする、そういうギアを作ろうとしています。

 

ロゴスのキャンプ道具には、アイデア豊富で使い勝手のいいギアが多く、値段も安く手に入りやすい、というイメージがあります。

「水辺5メートルから標高800メートルまで」のポリシーを曲げないことが、今のロゴスのブランドイメージを作っているのです。

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使いやすく手に入れやすい価格帯

ロゴスは日本を代表するキャンプメーカーでありながら、平均的に値段は安めに設定されています。

値段が安くても質が悪いわけではなく、クオリティも十分です。

 

値段が安いのは、表現を変えると「お求めやすい価格」であると言えます。

それは、ロゴスが願う「もっと多くの人に、手軽にキャンプを楽しんでほしい」という意志の表れでもあります。

ロゴスの写真

値段が高くすればそれだけ良い材料を使えます。

 

しかし、値段が高いキャンプ道具は買うのに一踏ん張り必要で、なかなか「手軽に」というわけにはいきません。

ロゴスが目指すのはそういったものではなく、もっとハードルが低く、多くの人がキャンプを楽しめる環境なのです。

「ロゴスランド」で広げる新事業

ロゴスは2018年6月に、自身で初となるレジャー施設、「ロゴスランド」のサービスを開始します。

6月時点ではフルオープンではありませんが、バーベキューやキャンプができたり、体験イベント等も豊富です。

 

普段はあまりアウトドアをしない人でも、気軽にアウトドアの世界を体験できるような施設になっています。

ロゴスランド

画像出典 : LOGOS

同じく日本を代表するキャンプメーカーの一つであるスノーピークでは、既に全国に自社のキャンプ場を持っています。

キャンプメーカーとキャンプ場運営は非常に相性が良く、キャンプ場に集まる優良顧客(キャンパー)に対して、ダイレクトに商品をPRできる場になります。

 

レンタルを通して最新ギアを使ってもらったり、そのシナジーを最大限発揮することができます。

ロゴスはスノーピークのように自社の施設を持っていないので、ロゴスランドを皮切りに更に事業を広げていくことでしょう。

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まとめ。気づいたらロゴスのキャンプ道具がたくさん!

特に一つのキャンプメーカーで統一しようとしていない場合、欲しいギアをSNSで見かけたり、アウトドアショップで見かけたりして知ることになります。

そういった形で色々なギアを買っていくと、いつの間にかロゴスのキャンプ道具がたくさんになっていた、という人も多いでしょう。

 

それには二つの理由があります。

 

一つ目は、安心のブランドでありながら値段が安いことです。

類似の商品を比べた時は、値段は必ず比較要素になります。

同じような商品で値段が安ければ、安定のロゴスブランドを選ぶ人も多いと思います。

 

二つ目は、オリジナリティ溢れるギアが多いことです。

そもそも比較対象がない、ロゴスならではのオリジナル商品も多く、それが手軽に買えるので、ついつい買ってしまった経験がある方も多いでしょう。

 

キャンプは道具を揃えるハードルが高いように思われがちですが、一度買い揃えてしまえば、一回のキャンプでかかるお金は普通の旅行等より全然安く済みます。

(物欲が抑えられれば、ですが。笑)

ロゴスはキャンプへの参入障壁を低くして、もっと気軽に、もっと簡単に多くの人がキャンプを楽しめる環境にしようとしています。

 

これからもロゴスの活躍で、日本のキャンプ業界がもっと盛り上がることを祈っています。

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