LEDランタンの選び方は?メリット・デメリットともに解説

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キャンプで使用するランタンとして、手軽で扱いやすいのがLEDランタン

ボタンを押すだけで簡単に点灯するので、キャンプ道具を扱ったことがない人でも問題ありません。

そのため、最も初心者向けのランタンと言えるでしょう。

オレンジ色のmyキャンプランタン

私も初めて買ったランタンはコールマン(coleman)のパックアウェイランタンというランタンでした。

 

しかしLEDランタンは初心者を卒業したから使わなくなるものではなく、上級者こそうまく使い分けているものだと思います。

最近一周回って、LEDランタンの魅力をひしひしと感じるようになりました。

 

今回はLEDランタンのメリットとデメリット、選ぶときのポイント等を書いていきます。

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LEDランタンの追加購入を検討中

私はLEDランタンとガスランタンを併用しながらキャンプを楽しんでいます。

 

ガスランタンのコールマン(coleman) ノーススターは圧倒的な明るさと美しい光があるので、メインランタンとして活躍してもらっています。

明るさは少し落ちますが、LEDランタンのSOL036-Cもメインランタンとして活躍してもらっています。

 

しかし最近になって、2個目のメインLEDランタンの購入を検討しています。

圧倒的な光量のガスランタンは一つあると便利ですが、追加するならLEDランタンにしようと思っています。

 

なぜLEDランタンの追加を検討しているのか、その理由をメリットとデメリットをあわせてご紹介します。

LEDランタンのメリット

何事にもメリットとデメリットがあります。

LEDランタンのメリットは、一言でいえば「便利さ」と言ったところでしょうか。

 

まずは圧倒的な使い勝手をご紹介していきます。

マントル不要。メンテナンス要らずで手軽。

LEDランタンのメリットは、メンテナンスの必要がほとんどないということです。

ガスランタンやガソリンランタンの場合、マントルの交換から始まり、定期的なメンテナンスが必要です。

マントルのから焼きの様子①

 

このメンテナンスが、難しいというよりも手間になり、コストもかかります。

メンテナンスも楽しいものですが、やはりメンテナンスが必要なギアが何個もあると大変です。

 

私はガスランタンを2個持っていますが、手入れをする楽しさ等はそれなりに満足しています。

そのため、もう一つ追加するのであればメンテナンス要らずなLEDランタンにしようかと検討しています。

寒冷地でも安定して使用できる

ガスランタンユーザーからすると非常に魅力なポイントですが、LEDランタンは寒さの影響をあまり受けません

もちろん電池なので全く受けないわけではないですが、ガスランタンの場合、寒冷地では想定されるパワーが出ません。

 

ランタンが弱いと言うよりも、ガス缶が寒冷地では力を発揮できないのです。

プロパンが多く含まれる寒冷地用のガス缶もありますが、使用した感想としては限界があります。

リンク : 寒さに強い!?SOTOのパワーガスST-760を使ってみた

 

ガソリンランタンや灯油ランタンであれば寒冷地にも強いですが、上記のとおりガスランタンを2個持っているので、できればメンテナンスフリーのランタンを増やしたいところです。

ストーブが石油ストーブなので、灯油ランタンが気になると言うのも事実ですが、今のところはLEDランタンを追加、というのが最有力候補です。

熱を持たないので扱いが楽

LEDランタンが他のランタンと明確に異なるのが、高温にならないという点です。

これが非常に扱いやすく、サブの灯りとしては最適です。

 

実際に火をつけるランタンは少なからず高温になります。

高温のランタンは火傷をする危険があるので、特に小さなお子様のいらっしゃる家庭では注意が必要です。

 

また、テント内やタープ内等を照らす時はLEDランタンの方が安全です。

クアッドマルチパネルランタンのパネル

私も過去にガスランタンの熱で蚊帳に穴を開けたことがありますが、いくら注意をしていてもミスをしてしまうことはあります

熱を持つランタンを何個も取り扱う場合、更に注意が必要ですので、燃焼性のランタンを増やし過ぎない方がいい、というのは安全面でも利点があります。

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LEDランタンのデメリット

LEDランタンも当然万能ではありません。

メリットもあればデメリットもあるので、自分にとって重視すべきポイントは何かを考えて選ぶのが良いでしょう。

暖色が暗い

LEDランタンは白色こそ明るく作業がしやすいですが、白色のLEDは無機的で、キャンプの雰囲気に合いません。

しかし暖色のLEDだと光量を出しづらく、全体的に薄暗くなることが多いです。

 

その点、大型のガスランタンの明るさは圧倒的です。

ファミリーキャンプなどで広範囲を照らしたい場合、LEDランタンのパワー1つだけでは心許ないでしょう。

自然の光より暖かみがない

LEDランタンの最大のデメリットであり、ガスランタンやガソリンランタンの最大のメリットでもあるのが、光の美しさです。

こればかりはLEDランタンには真似できません

イージーライトランタンの点灯時

 

最近はキャンドルモードとして明るさを意図的に増減させることができるようになりました。

しかし、それでも自然の光には足元にも及びません。

 

ガスランタンやガソリンランタンで見られる光は焚き火と同じで、1/fのゆらぎがあります。

これが本能的に人間を癒す光なのですが、いくらそれを真似た動きをしたとしても、人工的なテンポを持つLEDの灯りでは1/fにすることはできません

リンク : 1/fのゆらぎとは?自然に身を置き、焚き火や音楽でリラックス!

 

自然に触れることでの癒し、美しさを求めるのであれば、LEDランタンは推奨できません。

ギアを扱う楽しさがない

LEDランタンのメリットを一言で言うと「便利さ」だと表現しました。

それは裏を返すと、道具としての複雑さがない、ということです。

 

キャンプは道具を自分のギアを愛でるのも醍醐味の一つだと考えていますが、LEDランタンは単純すぎて「道具を扱う楽しさ」がありません。

ボタンを押せば光が点き、メンテナンスも電池の交換くらいなものです。

 

なお、私の場合は、道具を扱う楽しさはありませんが、道具への愛着はLEDランタンでもしっかり湧いてきますので、その点は問題ありませんでした。

LEDランタンの選び方・ポイント

LEDランタンのメリット・デメリットをご紹介したところで、次はLEDランタンを選ぶときのポイントをご紹介します。

キャンプ道具に正解はないので、必ずしもこれが正解ではありませんが、私がLEDランタンを買う時に気にするポイントです。

 

これまで使用経験のあるLEDランタンで言えば10種類は超えていると思いますので、その経験から書いていきます。

①必要な明るさ

一つ目は、LEDランタンの明るさが足りるかどうか、です。

LEDランタンは光量が大きければ大きいほど電力を使いますので、バッテリーや電池も大きくなり、小型にはなりません。

小型のLEDランタンは魅力的ですが、十分な明るさが出るかは注意が必要です。

大平渓谷キャンプ場の暗さ

 

飾りではなく機能的に使いたいのであれば、最低でも300ルーメンは必要です。

正直300ルーメンのLEDランタンでは明るさは足りないですが、ランタンを複数使用するのであれば許容範囲です。

 

メインとして一つ購入するのであれば、500ルーメンは必要だと思ってください。

(個人的には、メインはガスランタン等の光量の高いものがおすすめです。)

リンク : ランタンはどこに置くのが適切?レイアウトと設置方法を解説

②バッテリー内臓か、乾電池タイプか

二つ目の観点は、バッテリー内臓タイプかどうか、ということです。

使い勝手を取るならバッテリータイプ、劣化を嫌うなら電池タイプがおすすめです。

充電池とケース

 

バッテリータイプは家に帰る度に充電器に刺せばよいので、準備が楽なのがメリットです。

その反面、バッテリータイプは電池タイプと異なり、電力がなくなった時に代わりが効きません。

電池タイプであれば、コンビニやスーパー、キャンプ場の売店等で新しい電池を購入することができます

 

個人的には電池タイプにし、充電池を大量購入するのがおすすめです。

充電池は複数のLEDランタンやその他ギアで使いまわすことで、バッテリー切れを起こすことなく使用することができます。

リンク : 徹底検証!LEDランタンは充電池(エネループ)でこんなにお得!

③暖色(オレンジ色)の光は出せるか

キャンプの常用灯として絶対に必要なのが、暖色(オレンジ色)の光を出せることです。

何か物を探したり、作業をしたりする場合は明るい白色が良いですが、白色の光は非常に無機的で雰囲気がよくありません。

そのため、常につけっぱなしにするのであれば、暖色の光がおすすめです。

 

暖色のランタン

この写真には6つランタンが写っていますが、このうち4つはLEDランタンです。

暖色であればLEDランタンでも良い雰囲気は作れます。

 

私が初めて購入したランタンは、白色しか出せないLEDランタンでした。

最初のうちは明るさに満足していましたが、徐々に暖色のLEDランタンが欲しくなり、新しいLEDランタンを購入した結果、最終的には物を探す時くらいにしか使わなくなってしまいました

 

光の色は人それぞれ好みですが、キャンプ好きのほとんどの人が暖色の方が好きだと言うと思います。

もし初心者の方で悩んでいらっしゃるのであれば、私としては間違いなく暖色の光が出せるLEDランタンをおすすめします。

④白色の光は出せるか

これは③で説明した、暖色の光は出せるか、という点の反対です。

 

白色の光は常につけておくことはあまりないですが、物を探す時や調理をする時等、1回のキャンプで2~3回は活躍してくれます

白色の光はガスランタンには出せず、LEDランタンの差別化ポイントでもあります。

パックライトを点灯させた様子

 

暖色の光しか出せないLEDランタンもありますが、最もおすすめなのが白色の光と暖色の光を切り替えることができるLEDランタンです。

暖色の光だけでもキャンプはできますが、白色の光もあると便利なのは間違いありません。

 

こちらもLEDランタンを選ぶときのポイントの一つと言えるでしょう。

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おすすめのLEDランタン

上記の条件を満たす、おすすめのLEDランタンをご紹介します。

おすすめのLEDランタンは二種類ありますが、どちらもGENTOS(ジェントス)製のものです。

 

GENTOSのランタンは非常に使い勝手がよく、丈夫でおすすめです。

GENTOS SOL-036C

私が持っている、GENTOSのSOL-036C。

sol-036c(LEDランタン)

ゆるキャン△でしまリンが使っていたランタンでもあります。

 

明るさは380ルーメンありますが、白色時のスペックです。

おそらく暖色では200ルーメン程度に落ちるでしょう。

正直、ソロキャンプでなければSOL-036Cひとつでは明るさ不足は否めませんが、複数購入することで十分な明るさを発揮します。

 

また、SOL-036Cは白色・暖色に加えて、火のゆらぎを再現したキャンドルモードも搭載しています。

明るさと美しさを兼ね備えたランタンで、使い勝手は抜群です。

 

単三電池6本で稼働させることができるので、充電池を使いまわしやすいのもメリットと言えるでしょう。

単三電池であれば値段も安く、コンビニでも購入できますので、手軽に電力を補給することができます。

 

GENTOS SOL-013C

現在私が購入を検討しているのが、SOL-013Cというモデル。

sol-013c

画像出典 : GENTOS

SOL-036Cよりも明るく、530ルーメンの光を出すことができます。

(こちらも白色時)

 

明るさは明るいのですが、使用するのは単一電池3本なので、サイズも大きく電池の自由もききにくいです。

SOL-013CもSOL-036Cと同様、白色、暖色の他にキャンドルモードを搭載していますので、明るさだけで言えば単純に上位互換です。

 

サイズが大きいことと、単一電池を使用することが問題なければ、より明るいSOL-013Cをおすすめします。

なお、単一電池を6本使用するが600ルーメンの明るさが出せすSOL-016Bというモデルもありましたが、SOL-013Cの方がバランスが良いスペックだったためか、廃盤となってしまいました。

 

所持LEDランタンと使い分け【レビュー】

最後に、私が使用しているLEDランタンをご紹介します。

メインランタンとして使用しているのは、コールマンのガスランタン、「ノーススター」。

ランタンのノーススター

 

ガスランタンを使用する場合はLEDランタンは補助的に使用することが多いですが、テントの中や寒冷地ではメインの光源となります。

サブLEDランタン①:GENTOS SOL036-C

先程おすすめランタンとしてもご紹介した、GENTOSのSOL-036C。

主には暖色モードで使用しますが、就寝時にはカバーを外し、白色のランタンとして使用することもあります。

 

小型で使い勝手がよく、非常に便利なLEDランタンです。

 

このランタンをキャンプで使用しなかった日はないと言っても過言ではないほど、使用頻度の高いLEDランタンです。

 

サブLEDランタン②:コールマン クアッドマルチパネルランタン

使い勝手を最大限に追求したLEDランタンが、クアッドマルチパネルランタンです。

クアッドマルチパネルランタンを分離して使用

 

取り外し可能な4枚のパネル型LEDライトを持ち、トイレや調理など、シーンに応じて分離させて使用することができます。

さらにUSBポートもついており、スマートフォン等の充電も可能です。

 

最大で800ルーメンの明るさを持つ、まさに最強のLEDランタンです。

 

ただし、クアッドマルチパネルランタンは白色の光しか出せませんので、明るさは十分ですが注意が必要です。

リンク :最強の万能LEDランタン!コールマンのクアッドマルチパネルランタンの感想

 

サブLEDランタン③:コールマン MYキャンプランタン

低価格で購入できるLEDランタン、MYキャンプランタン。

明るさは不十分ですが、全く役に立たないほど暗いわけではありません。

コールマンのミニランタン

 

主には飾りとして使ったり、ちょっとした雰囲気作りに使用したりしています。

 

なお、私はこのMYキャンプランタンを3個持っており、気分によって出したり出さなかったりします。

リンク : デザインが可愛いコールマンの電池式「Myキャンプランタン」の感想

 

サブLEDランタン④:コールマン パックアウェイランタン

キャンプツーリング用に購入したLEDランタンが、コールマンのパックアウェイランタン。

私が買ったパックアウェイランタンはもう廃盤になってしまったのですが、新しいモデルが発売されているようです。

コールマンのパックライト

 

バッテリー内臓タイプで、持ち運びに特化しています。

白色の光のみですが、圧倒的なコンパクトさから邪魔にならないのでたまに活躍する時がきます。

 

ただ、クアッドマルチパネルランタンを購入してからは、ほとんど出番がなくなってしまいました。

感想、まとめ。一周回ってLEDランタンに戻る

私はここまで色々なLEDランタンを持っていますが、もう一つLEDランタンの追加を検討しています。

暖色で強い明かりが出せるランタンを追加したいのです。

 

ガスランタンは既に2個持っているので、できれば手軽なLEDランタンが欲しいところです。

ほとんどメンテナンス不要なのが魅力で、追加購入しても負担になりません。

(お財布には負担になりますが)

 

第一候補はSOL-013Cですが、単一の充電池(エネループ)はクアッドマルチパネルランタンで使用する分ぴったりしか持っていません。

単一のエネループは一本あたり1,000円超するので、4本購入すると本体価格に匹敵してしまいます。

お財布に優しいのは単三電池仕様のランタンですが、追加するなら明るさも求めたいと思っています。

 

少し悩みますが、新しいギアが好きなので、買うのであればSOL-013Cになるかと思います。

 

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