私が愛用しているアルコールストーブ、「ストームクッカー」に、便利な五徳が登場しました。
厳密に言えばストームクッカー用の五徳ではなく、トランギア(trangia)のアルコールストーブ用の五徳です。
しかしトランギアのアルコールストーブを愛用している人は、多くがストームクッカーを持っているので、ストームクッカーのオプション品としてご紹介します。
天候に合わせてストームクッカーと使い分けることにより、より快適にキャンプ料理が楽しめます。
アルコールストーブ(バーナー)の定番 ストームクッカー
まず初めに、少しだけストームクッカーについて触れておきます。
もう持ってるよ!という方や、そんな事知ってるよ!という方は読み飛ばしてください。
そもそもストームクッカーは、液体のアルコール燃料を使用した「アルコールストーブ」です。
アルコールストーブは音も静かで、ガスにはないメリットが多々あります。
参考記事① : アルコールバーナー(ストーブ)のメリット5つとデメリット3つを解説
更にアルコールストーブの能力を際立たせているのが、ストームクッカーです。
ストームクッカーは防風性能が非常に高く、強風が吹き荒れる海辺のキャンプ場や、標高の高い場所でも難なく使用することができます。
それどころか、風の力で火力を上げる仕組みになっているため、風が吹けば吹くほど燃焼効率が上がっていきます。
参考記事② : 環境に左右されないトランギアのストームクッカーを使ってみた
ガスバーナーでは太刀打ちできない風でも、ストームクッカーなら逆に活かすことができます。
そして、「強風下はストームクッカーで・・・」と考えて買ってみて、アルコールストーブの魅力に引き込まれるのです。笑
トランギアはメスティンのヒットで一躍有名になりましたが、私の中ではトランギアと言えばストームクッカーです。
五徳を使えば料理の幅が広がる!
ストームクッカーは強風下では最強の能力を発揮しますが、普段使いするには少し使い勝手が悪いです。
アルコールストーブは風に弱いので、風がある日にはストームクッカーの使用がおすすめですが、無風であれば風防は必要ありません。
風防があるとアルコールストーブ本体に触りにくく、火力調整が難しくなります。
また、ストームクッカーより大きいサイズの調理器具では密閉されてしまい、火が消えてしまいます。
そこで、風のない日は五徳を使用することで、一般的な多くの調理器具を使うことができるようになります。
今まではトランギア純正の五徳はあまり良いものがありませんでしたが、今回、非常に使い勝手の良いギアが登場しました。
スポンサーリンク類似品にトライアングルグリッドがある
私が現在持っている五徳は、トライアングルグリッドというものです。
五徳の定義がイマイチ明確ではないので、五徳という表現が適切かは分かりませんが、五徳の機能を有するギアです。
トライアングルグリッドはアルコールストーブの周りに、三角形になるように配置するスタンドです。
参考記事 : ストームクッカー用トライアングルグリッド、TR-P302を購入!
トライアングルグリッドを使えば、ストームクッカーでは使えなかった調理道具を使うことができます。
しかしトライアングルグリッドは安定性に欠けるので、当時に戻って今買い直すなら、トライアングルグリッドではなく五徳にしたと思います。
収納力ではトライアングルグリッドの方が上
しかしながら、トライアングルグリッドが用済みかと問われると、決してそんなことはありません。
トライアングルグリッドは非常にコンパクトになるため、ストームクッカーの中に一緒に入れて収納することができます。
そのため、積載容量を圧迫することなく、五徳を使うことができるのです。
ストームクッカーはその防風性能から、登山者にも人気の高いギアです。
その場合、折り畳まない五徳よりも、トライアングルグリッドの方が適しています。
五徳はそれなりに嵩張るので、ツーリングの場合もトライアングルグリッドの方が良いかもしれません。
風の強さに応じて使い分け
五徳とストームクッカーは、気候を見て使い分けると良いでしょう。
安定した気候では五徳を使うことになるので、メインは五徳での使用となると思います。
画像出典 : 楽天市場
しかし強風下でストームクッカーを出すことになるので、どちらも持ち歩くことをおすすめします。
ストームクッカーは非常にコンパクトになるので、本体ごと持ち歩いてもさほど邪魔にはなりません。
私はこれまでのキャンプで、ガスバーナーでは歯が立たない強風下で、ストームクッカーに助けられたことは何度もありました。
ストームクッカーは故障も少ない構造のため、いざと言うときの最終手段になり得ます。
スポンサーリンク感想、まとめ。 ストームクッカー愛用者には五徳がおすすめ!
ストームクッカーは強風下でこそ真価を発揮しますが、構造的には少し面倒な部分があります。
そのため、安定した気候においては、アルコールストーブに五徳をセットすることをおすすめします。
アルコールストーブの静かさをそのままに、様々な調理器具で料理を楽しむことができます。
風がなければガスバーナーでも事足りますが、アルコールストーブにはガスバーナーにはない魅力があります。
ソロであれば、ストームクッカーがあれば料理に困ることはほぼないと思います。
ぜひアルコールストーブの魅力に触れながら、キャンプを楽しんでみてください。