ストームクッカー用トライアングルグリッド、TR-P302を購入!【ブログ】

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低温下や強風下でも使用できるアルコールバーナーであるストームクッカー。

無駄のない洗練されたデザインで、一部の人には人気の高いギアでもあります。

ストームクッカーの基本情報についてはこちらをご参考にしてください。

リンク : 環境に左右されないトランギアのストームクッカーを使ってみた

 

そんなストームクッカーですが、一切無駄のない形状であるがゆえ、純正の調理器じゃないと使いにくいという難点があります。

しかし、計算され、最も小型化されたこのデザインを崩してほしいわけではありません。

そこで、ストームクッカーの中にも収納できる、軽量・小型な純正の五徳である「トライアングルグリッド」がおすすめです。

トライアングルグリッドの使用時

 

五徳機能だけを考えればちょっとしたDIYでも作成可能ですが、これだけ小型化するのはかなりの技術が必要です。

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ストームクッカー用トライアングルグリッド、TR-P302の製品情報

トランギア(trangia)から発売されているトライアングルグリッドは、非常にコンパクトに収納できる五徳です。

ストームクッカー同様、機能性だけに特化したまったく無駄のない構造です。

仕様も至ってシンプルです。

  • 素材 : ステンレス
  • 重量 : 58g
  • 付属 : 収納袋
  • 定価 : 1,900円

単一素材の本体に収納袋しかついていません。

 

同じ形をした3枚のステンレス素材の板を組み合わせるだけで簡易的な五徳が出来上がります。

一見簡単に作れそうですが、これだけ小さくたためる構造にステンレスを加工するのはそれなりに技術が必要です。

チタンを配合したTR-P303も登場!

実は、トライアングルグリッドのTR-P302には上位互換品が存在します。

それが、トライアングルグリッドのTR-P303です。

TR-P302は素材がステンレスだったのに対して、TR-P303はチタンでできています。

 

ステンレスからチタンに変わることで、重量は58g→34gまで軽くなります

さらに軽量化に磨きがかかるわけですが、同時に財布も軽くなります。笑

 

ステンレスからチタンに変わることで、今度は値段が1,900円→4,500円と、倍以上に跳ね上がります。

チタンの方が軽いと言っても大差ないので、個人的には安いTR-P302の方がおすすめです。

 

まとめると、スペックは次の通りとなります。

  • 素材 : チタン
  • 重量 : 34g
  • 付属 : 収納袋
  • 定価 : 4,500円

チタン製の方が格好いいですが、やはり値段の高さが気になりますね。

ストームクッカーでは使えない調理器が使える!

トライアングルグリッドを使うと、ストームクッカーでは調理できない調理器が使えるようになります。

ストームクッカーは同型の鍋を収納する関係上、五徳は円形になっています。

トランギアのストームクッカー

 

また、風を完全にシャットアウトできるよう、五徳の爪はその内側に向かって伸びています。

つまり、この爪に引っかかる丁度良いサイズの器具じゃないと、この状態で使うことはできません。

これは、純正クッカーじゃないと機能を最大限発揮できないのとほぼ同義です。

 

火を守る巨大な風防と風を取り込む構造がストームクッカーの魅力の一つでもあるので、やはり純正を使う機会が多いのですが、そうは言っても色々なギアを使う機会があります。

そこで、トライアングルグリッドを使うことで、爪に引っかからないギアも使用することができます。

 

私が一番よく使うのが、ホットサンドメーカーです。

キャンプの朝はよくホットサンドを作るので、アルコールバーナーで作れるのは非常に便利です。

ストームクッカーでホットサンド

トライアングルグリッドを買う前はいちいちシングルバーナーを出すか、レインボーストーブ等で時間をかけてゆっくり作っていました。

 

ホットサンドメーカーは、ストームクッカーの中に入らないサイズなので、そのままでは上手く作れません。

しかし、トライアングルグリッドを使えば、写真ように安定して調理することができます。

アルコールバーナーをメインで使っている人はこのような五徳があると、かなり調理の幅が広がると思います。

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軽量・小型でストームクッカーの中にも収納可能

トライアングルグリッドの魅力はそのコンパクトさにあります。

ケトルを買った時にも書かせていただきましたが、ストームクッカーは本体の中にコンパクトに収納できます。

ストームクッカーとケトルの収納時

その計算し尽くされた構造美に惚れた人も多いことでしょう。

 

トライアングルグリッドも例外ではなく、ストームクッカー本体の中に収納することができます。

トライアングルグリッド

このように、トライアングルグリッドは3枚の薄い板に分離します。

収納方法はシンプルに上に乗せて締めるだけです。

 

私はトライアングルグリッドの袋にマッチや取っ手を一緒に収納していますが、そのままでも蓋は閉まります。

私が使用しているのはストームクッカーのSサイズなので、Lサイズであればもっと余裕があると思います。

まとめ。トライアングルグリッドは一つ持っておくと調理の幅が広がる!

トライアングルグリッドは単純な五徳ですが、計算し尽くされたサイズ感で、ストームクッカーの中に収納することができます。

ストームクッカーは色々なものが入れられるのが魅力ですが、スペースにまだ余裕がある方はトライアングルグリッドを検討してみてはいかがでしょうか。

このくらいであれば自作できるよ!という方は、作るのは不可能ではないと思います。

しかし、金属加工が必要なので、自宅に作業場が必要です。

東京等の大都市圏ではなかなか難しいですね。

 

非常に魅力的なトライアングルグリッドですが、ストームクッカー使用時と異なり風をもろに受けてしまいます。

トライアングルグリッド使用時は、風に強いストームクッカーと異なり普通のアルコールバーナーになってしまうのが残念な点です。

しかし、ストームクッカーでは調理できないものもたくさんあるので、オプションとして一つ常備しておくと非常に便利です。

その時の天候状態等によって、クッカーも使い分けが大事、ということですね。

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