キャンプギアに使われる金属は、コストパフォーマンスの観点から、ステンレスが多いです。
しかし多少値段が高くても、キャンパーに人気なのがチタンです。
チタンは軽量で触り心地も良く、色の変化にも味があります。
私の場合、チタンのギアと聞いて真っ先に思いつくのがスノーピークのチタンマグですが、非常に人気が高く、何年もベストセラーです。
今回ご紹介するZEN CampsのFire Garden Sは、チタンでできた軽量なソロキャン向けの小型焚き火グリルです。
ZEN Campsとは?
ZEN Campsはまだまだ設立間もない、新しいキャンプギアのブランドです。
近年はキャンプブームから、多くの企業がキャンプ道具作りに参入してきました。
これはこれで価格競争が起こって良いことですが、似たようなギアが多く、どこで買うか悩ましいところです。
しかしZEN Campsが発売するギアは非常にマニアックで、「刺さる人にはグサっと刺さる」というギアが豊富です。
まだ販売中の商品は少ないですが、価格も比較的手頃なものが多く、これから要注目なブランドです。
ZEN Camps Fire Garden Sのスペック
まずはFire Garden Sの製品情報からご紹介していきます。
ソロ用のコンパクトな焚き火台は他メーカーからも出ていますが、大凡似たようなサイズ感、製品コンセプトです。
私が持っているところで言うと、ネイチャーストーブあたりが似たコンセプトを持ったギアと言えます。
参考記事 : ネイチャーストーブ ラージは持ち運びに便利なコンパクト焚き火台!
収納時サイズ | 17cm×15cm |
使用時サイズ | 13.7cm×13.7cm×16cm |
収納時重量 | 216g |
使用時重量 | 202g |
その他 | 収納ケース付き |
ネイチャーストーブと違うところは、やはりチタンで作られているということでしょう。
燃焼効率を上げる構造も素晴らしく、必要なスペックは一通り揃っている感じです。
▶︎ 「チタン製ウッドストーブ Fire Garden S」の製品情報・購入はこちら
圧倒的な軽さ!重量たったの202g!
Fire Garden Sの最も魅力的な点は、やはりその軽さにあります。
チタンを採用しているがゆえの軽さで、公共交通機関や自転車でキャンプをする方にもおすすめです。
▲手軽に持ち歩けるのはFire Garden Sの最大の特徴と言える。
13cm×13cm×16cmのネイチャーストーブは、ステンレス製で320gあるのに対し、Fire Garden Sは202gしかありません。
約2/3程度の重さしかなく、重量を気にする方であれば、このスペックは魅力です。
この重さであればリュック等に入れ、気軽に持ち歩くことができます。
五徳があるので小型のクッカーが乗せられる
Fire Garden Sの上部は、五徳として使えるよう、ギザギザになっています。
たったこれだけの加工ですが、これが非常に重要です。
▲ソロ用の小型クッカーであれば、上に乗せて調理が可能。ただし、煤まみれになるのは致し方ない。
五徳がないと空気の通り道がなくなり、炎はあっという間に消えてしまいます。
Fire Garden Sは側面に穴が空いており、そこから空気を取り入れ、上部から吐き出す構造をしています。
簡単に言うと、温められた空気は上に昇り、下から新たな空気を取り込むという構造です。
しかし上にクッカー等を置いて蓋をしてしまうと、中の酸素があっという間になくなり、すぐに消えてしまいます。
自宅でボヤがあった際にも上から物をかけ、酸素をなくして消化しますが、やっていることはその消化活動と同じです。
スポンサーリンク小枝や松ぼっくりを燃料とするウッドストーブ
大型の焚き火台では薪を購入して燃料とすることが多いですが、燃焼効率を高めた小型の焚き火台では、落ちている木の枝などを燃料とすることもできます。
こういった小型の焚き火台を、ウッドストーブと言ったりします。
厳密にはウッドストーブは二重構造によって燃焼効率を高めた焚き火ストーブのことですが、Fire Garden Sもその一種と言えます。
▲高い燃焼効率で、ローコストで焚き火が楽しめる。
ウッドストーブに着火する際は、まず松ぼっくり等の燃えやすいものを置き、その上になるべく細い木の枝を置きます。
それから順に太い木の枝にしていき、着火します。
薪を買う必要がない反面、雨の降った日やその翌日等はうまく燃えない場合もあります。
その場合は購入した薪を鉈や鋸で小さくし、燃料とすることもできます。
感想、まとめ。ソロキャンに最適な小型焚き火グリル
ソロキャンプがブームになるのは、一つ時代を現しているような気がします。
一人でゆっくりとした時間を過ごす機会が減る中、ソロキャンプは改めて自分の人生を見つめ直させてくれます。
ソロキャンプにおいて焚き火は大切な時間で、心を無にできる貴重な時間です。
お気に入りのギアに囲まれ、何もしない自由時間は、日々の忙しない生活から解き放ってくれます。
▲気に入ったギアを使うことそのものが、キャンプの醍醐味の一つでもある。
チタン製のfire gardenで焚き火を楽しみながら、ソロキャンプに没頭してみてはいかがでしょうか。
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