寒冷地でOD缶を使う!モンベルのカートリッジソックプロテクターの感想

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キャンプに「火」は無くてはならない存在ですが、火を使うギアはガス缶を使うものが多いです。

火は季節問わず使用しますが、ガス缶は低温の環境下では使用できないため、冬キャンプでは使えない場合があります。

ホワイトガソリン等の寒冷地でも使える燃料のギアを買えばいいのですが、そう何個もキャンプ道具を買うのは大変です。

 

そこで、モンベルから発売されている、防寒・耐衝撃用のOD缶カバー「カートリッジソックプロテクター」を買ってみました。

開封前のカートリッジソックプロテクター

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モンベル(mont-bell)のカートリッジソックプロテクターの製品情報

カートリッジソックプロテクターは、OD缶を寒さや衝撃から守るカバーです。

まるで靴下のようにOD缶に被せます

だから商品名に「ソック」という単語が使われているんですね。

思ったよりピッタリサイズに作られているので、初めて使う方は少し驚くかもしれませんが、慣れれば装着は難しくありません。

 

それよりも、冷気が入り込む隙間がないように作られている方が嬉しいですね。

 

製品の仕様は次のとおりです。

サイズ 110g/250g
重量 26g/44g
素材 ネオプレン

 

素材には「ネオプレン」という素材が使われています。

ネオプレンは別名「クロロプレン」とも呼ばれる素材で、耐衝撃・耐熱・耐寒に優れています。

そのため、ダイビングのウェットスーツにも使われ、冷たい水の中でも人間の体温が低下することを防いでいます。

 

また、耐衝撃の高さから、PCの保護ケースとして使われることもあります。

簡単に言ってしまうと、ガス缶のカバーに使うのは勿体無いくらいの良い素材です。

しかし、これを装着していれば、たとえ尖った岩の上に落としても、そう簡単に破裂するようなことはないでしょう。

【追記】「カートリッジチューブプロテクター」という商品名に変更となりました。

サイズバリエーション等は同じです。

カートリッジソックプロテクターを使えば、寒冷地でもOD缶が使えるのか?

このOD缶カバーに最も期待する機能は、やはりガス缶を寒さから守ってくれることでしょう。

冬キャンプではすぐにガスが弱くなり、ギアは想定される機能が発揮できなくなります。

その対策として、カートリッジソックプロテクターを買う人も少なくないと思います。

ギガパワーガス110 プロイソ

 

結論から言ってしまうと、効果を期待しすぎない方がいい、ということです。

ウェットスーツにも使われる、保温性の高い非常に優秀な素材を使っていますが、カバー自体が発熱するわけではありません。

更に言ってしまうと、ガス缶自体が発熱する、というわけでもありませんので、いくら保温力が高いと言っても、一度失った温度を取り戻す術はありません。

人間の体温のように、ガス缶自体が一定の温度を保ち、発熱するのであれば、カートリッジソックプロテクターはより高い効果を発揮するでしょう。

 

もちろん、あってもなくても変わらない、と言うわけではありません。

やはりカバーをするのとしないのとでは、低温下でガス缶を使うにあたって持続時間が変わってきます。

特に、ガス缶を少し暖めてからカバーをかければ、高い保温力から長時間稼働させ続けることができます。

寒冷地でガス缶を使用するのにおすすめなのが、OD缶を二本用意し、一本使用している間は一本温めておき、ガスが出なくなったら交代させる、という火縄銃方式です。

この火縄銃方式を取れば、寒冷地でも止めることなくOD缶を使用することができます。

 

火縄銃方式をする時は、カートリッジソックプロテクターがない場合はすぐに冷えてまたガスが出なくなりますが、カバーをすることで保温力に大きな違いが出て、より長い時間連続使用することができます

もちろん温めると言っても、人肌で温める程度であって、湯煎等は厳禁ですのでご注意ください。

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OD缶の見た目をお洒落にし、衝撃から守る!

OD缶カバーには、保温性の他に見た目をお洒落にするという効果もあります。

OD缶の側面には使用にあたっての注意やガス容量がびっしり記載されており、お世辞にも見た目がいいとは言えません

(それが良いと思う人もいると思いますが、個人的感想なので悪しからず。)

カバーをすることで注意書きや文字を隠してくれ、ガス缶をギアのオプションではなく、デザインの一つにしてくれます。

カートリッジソックプロテクターを装着した状態

 

写真的にはカラフルな方が映えるので、カートリッジソックプロテクターのデザインは人を選ぶと思います。

しかし、シンプルな黒地のカバーにモンベルのロゴが映え、まるでモンベルのガス缶のようにしてくれます。

モンベル好きには堪らないデザインですね。

 

もちろん、ただの飾りとしてのカバーではなく、耐衝撃性能も優秀です。

バッグやギアボックスの中で他のギアとぶつかり合ったり、また使用時に高所から落としたとしても、このカバーをしておけば全く問題ありません。

まとめ。冬キャンプ対策にカートリッジソックプロテクターを使ってみては?

キャンプの必需品とも言えるOD缶。

キャンプ道具の中にはこのOD缶を使うものがたくさんあります。

しかし、OD缶を使うギアの中には一年中通して使っていきたい愛用ギアもあると思います。

しかし、ガス缶には寒冷地で使えないという欠点があり、冬キャンプでは泣く泣く置いて行くということをせざるを得ません。

 

そんな時役に立つのが、OD缶をカバーし冷気から守る、カートリッジソックプロテクターです。

これを付けていれば冬でも安心!と言うわけではないですが、あるのとないのとで寒冷地での使用可能時間が大きく異なります。

 

特に、どうしても使いたいギアがある!という場合は、OD缶を二本持っていけば火縄銃方式にガス缶を入れ替えることができ、寒冷地でも使用することができます

このやり方をする時は特に、カートリッジソックプロテクターの高い保温力が活躍すると思います。

もちろん結構な手間になりますが、そこまでして使いたい愛着のあるギアであれば、ぜひ一年中可愛がってあげてください。

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