アウトドアショップに行くと、ついつい新しいギアが欲しくなります。
それが分かっているのに、見るだけでも楽しくて、ついついキャンプ場に行ってしまいます。
そんなキャンプ道具の魅力にずぶずぶと嵌っていく様子から、一部では「沼」と呼ばれるほどです。
しかしそんなことを繰り返すと、当然家にはキャンプ道具が溢れていきます。
もちろん中古販売しても良いのですが、そもそもキャンプ道具ってどれくらい使えるのでしょうか?
これまで寿命に関する記事はあまり見たことがなかったので、少し考察していこうと思います。
定格寿命はアテにならない
様々な寿命を調べる時、ひとつ目安になるのが、メーカーが正式に公表している「定格寿命」というものです。
耐久値を公表しているものなんてあるの?と思われるかもしれませんが、電気製品では発表しているものが多いです。
例えば今私の目の前にある卓上扇風機には、「定格寿命:1,400時間」と記載されています。
基本的にはこれは賞味期限のようなもので、実際はこれを超えても使いつづけられることが多いです。
しかしこれを超えた時間使い続けたのちに、部品の劣化等によって破損した場合でも責任は負いませんよ、というものです。
レアではありますが、キャンプ道具の場合でも、中には定格寿命が設けられているものもあります。
具体的に言ってしまうと、LEDランタンなど、電気を使う製品では設定されていることがあります。
しかしそれは「電化製品」としての定格寿命であって、経年劣化やその他の影響を考慮した寿命ではありません。
更に当然ながら、落下させたり、雨に打たれたり、ギアボックスに詰め込んだり・・・と言った使いかを想定した寿命ではないということです。
ライトの機能だけを切り出し、連続使用し続けたときの寿命です。
言葉で表現すると難しいので、例を見ていくと分かりやすいと思います。
たとえば、性能の良いLEDランタンの場合、定格寿命は長いもので20,000時間と記されています。
仮に1回のキャンプで夕方18時~22時までの8時間点灯させたとします。
夏でも冬でも月に1回、年12回キャンプに行ったとすると、1年間に
・8時間 × 12回 = 96時間
点灯させることになります。
このLEDランタンの寿命は20,000時間になりますので、
・20,000時間 ÷ 96時間 ≒ 208年
つまり、月1回キャンプに行ったと仮定すると、このLEDランタンの寿命は208年と言うことになります。
そんなわけあるか。
テントの寿命は4~5年と言われていることも多いが、参考にならない
もう一つ参考にならないのは、年数にて示されている寿命です。
インターネットではたまに、「テントの寿命は平均4~5年程度」と言われることがあります。
(ここもインターネットなのはご容赦ください)
これが目安になるとするなら、年間20回キャンプに行く人であれば、80回~100回程度使用すると寿命ということになります。
しかし年間3回キャンプに行く人(大多数はこれくらいだと思います。)であれば、12回~15回程度で寿命ということになります。
仮に個人差を加味した加重平均が4~5年程度だとしても、これだけ個人差によるブレが出てしまう数値は参考になりません。
また、私は一般的な人と比較してかなり多い回数キャンプに行きますが、4年~5年でテントが壊れるとは思えません。
誰かが感覚で「4年~5年くらいが寿命じゃないか?」と言ったものが、一人歩きしているのだと思います。
一部老朽化が目立つキャンプ道具
私は数えるのも大変なくらいの数のキャンプ道具を持っていますが、一部老朽化が目立つギアがいくつかあります。
しかし全体に対してほんの一部で、数としては本当に限られています。
まずはいくつかその実例と状況を見ていきましょう。
ケトル
これが私の中で、最も「寿命」に近い壊れ方をしたギアだと思います。
とは言え、まだ現役ギアとして使用していますが、壊れたのはファイアープレイスケトルです。
リンク : 焚き火、トライポッドにはコールマンのファイアープレイスケトル!
これは愛用ギアでもあったため、酷使したのが原因の一つと言えるでしょう。
簡単に言うと寿命です。
壊れ方としては、ケトルの注ぎ口が破損し、お湯を注ぐとき等に漏水してくる、というものです。
ファイアープレイスケトルはその名のとおり火にガンガン当てて使うことになりますが、鉄なので火にかけると僅かに膨張します。
その膨張に繋ぎ目が耐えられなくなり、漏水してきたものと考えられます。
あくまで想定された使い方をして壊れたものです。
使用回数は年に15回ほど、約3年で壊れました。
概算ではありますが、つまり、約45回使用した、ということになりますね。
スクリーンタープ
こちらは寿命と言うより、天災にやられたケースです。
強風下でキャンプをした際、ガイロープとペグの力で強固に固定したのですが、タープの方がその力に耐えられず、ガイロープを張った場所から破れて壊れました。
壊れたのはコールマンのスクリーンキャノピータープです。
リンク : ファミリーキャンプに!スクリーンキャノピージョイントタープの感想
4本の足があり、箱型になるスクリーンタープですが、その一部が破れました。
この場合は寿命ではないですが、キャンプで使用している限りはこういった事態も発生します。
スクリーンタープは張る時と張らない時があり、またヘキサタープも使用しているので、20回程度の使用で壊れてしまいました。
テーブル
テーブルは壊れたわけではないですが、老朽化が目立っています。
ギアはロゴスの囲炉裏テーブルですが、テーブルのつなぎ部分に錆が発生しているのと、何がきっかけか分かりませんが、テーブルに一部凹みがあります。
リンク : 皆でテーブルを囲む!ロゴス(LOGOS)の囲炉裏テーブルの使用感
錆については、もっとしっかりと水分を拭き取っていれば、防げたかもしれません。
一応収納前に乾かすようにしていますが、完全に水気が取れていたかと問われると、自信を持ってYESとは答えられません。
囲炉裏テーブルは4年ほど使用しており、こちらもほぼ毎回使用しているギアなので、年間15回くらいは使用しています。
数にして約60回使用した、ということですね。
ただ、少し凹んでいるのと、少し錆が気になるだけで、使用に当たっては全く問題ありません。
まだまだ現役ギアで、不便に感じる程に壊れるまでには、あと1年~2年は使用できると思っています。
スポンサーリンクコット
コットは、モンベルのフォールディングフィールドコット。
非常に軽くて気に入っているコットなのですが、こちらは布部分が少しボロボロになってきました。
リンク : モンベル(mont-bell)のフォールディング フィールドコットの実際の使用感
コットはドームテントを使うときは出さないこともあるので、必ず毎回と言うわけではありませんが、7割くらいの頻度で使用しています。
年10回使用したとして、3年くらい使用しているので、使用回数としては年間30回程度です。
ただ、実はキャンプ道具にあるまじき使い方ではありますが、友人が泊まりに来た際に簡易ベッドとして使用していたこともありました。
決して正しい使い方ではないのですが、キャンプ道具ってたまにキャンプ以外でも役に立つことがありますよね。
その代表格がコットです。
キャンプではなく自宅において、5回くらいは使ったと思います。
合計すると約35回使用した、ということになりますね。
完全に壊れたキャンプ道具はほとんどない
いくつか実例を出して行きましたが、使えなくなるほど「完全に壊れた」というキャンプ道具は存在ほとんどしません。
唯一思い浮かぶとしたら、一つだけあります。
1,000円くらいで買った、ホームセンターのトーチバーナーです。
(トーチバーナーって何?と言う方はこちらをご参考にしてください。)
リンク : バーベキューも焚き火も簡単着火!トーチバーナーは一つあると便利!
これは10回のキャンプくらいで火が出なくなりました。
イワタニのトーチバーナーに変えてからは調子が良いですが、今考えると安かろう悪かろうだったような気もします。
それを除くと、これ以上は使えない、捨てるしかない、という状態になったキャンプ道具はありません。
やはり基本的には頑丈に作られており、キャンプで何回か使うくらいでは壊れないようにできています。
スポンサーリンク寿命は使用回数で考える
寿命を考える上で、私は回数表記をするようにしました。
既に少し触れましたが、キャンプに行く頻度は人によって差がありすぎるからです。
私の例だと、45回、20回、60回、35回で一部壊れた、という結果になりました。
単純に平均すると40回の使用ということになりますが、何回使ってもビクともしないギアもたくさんあります。
少なくともあと100回くらい試行回数を繰り返して、一通りのギアの寿命を見てからじゃないと、実体験の平均値すら取れません。
ここまで考えてきましたが、やはり「何回が寿命」というのは明確に出すことはできない、というのが結論に近いのではないでしょうか。
しかし一つ言えるのは、私の場合は40回程度キャンプに行くで使うと、徐々にガタがくるキャンプ道具が出てくる、ということです。
自分なりの使用頻度で割り戻す
平均的な寿命を出すことはできないので、先程の「40回程度」という数値を参考に使おうと思います。
もっと耐久性の高いギアもたくさんありますが、40回程度で壊れてくるギアがちらほら出現しているのは事実です。
しかしこの40回という数値、人によって何年かは大きく異なります。
月に2回、年間24回キャンプに行く人であれば、2年も経たずして、少し老朽化が目立つギアが出てくる、ということになると思います。
もちろん人によって扱い方は違いますので、これは要するに、私が月に2回キャンプに行ったら、2年目になればちらほら「もうボロボロだな」と思うギアが出てくるということにすぎません。
とは言え、丁寧過ぎず雑すぎず、突出した使い方はしていない認識なので、あながち間違ってはいないような気がします。
しかし私が「年に3回、夏にキャンプに行きます!」くらいのキャンパーだったら、10年以上はもつ、ということになります。
ただ保管時に積み重ねていたりする場合は力が加わりますし、何もしなくても経年劣化は起こりますので、使用頻度が少ない場合はこれよりも使用可能回数は少なくなるかもしれません。
極端な話をすれば、10年に1回しかキャンプに行かない人が、400年壊れないかと言うとそんなこともない、という話です。
感想、まとめ。キャンプ道具は頑丈なものが多い
ここまで読んでくださった方には大変申し訳ないのですが、あまり良い結論を導き出すことができませんでした。
自分でも書きながら、途中で公開するのをやめようかとも思いましたが、折角なので最後まで書くことにしました。
完全に私個人に偏ったものですが、ブログなので許してください。
なんとなく「この人はこうなんだ」程度に参考にしてもらえればと思いますが、最後に個人的な見解を述べさせてください。
テントは4~5年使ったくらいでは壊れないと思います。