焚き火が楽しい季節が過ぎれば、バーベキューが楽しい季節が始まります。
そう考えると、冬キャンプも楽しむキャンパーの皆様は一年中何かに着火し続けているわけですね。
(まるで放火魔のような物言いですが。笑)
乾燥した冬に薪に火を付けるのは割と簡単ですが、炭への着火は意外と大変です。
そんな時に便利なのがトーチバーナーです。
私はいま2代目を使用していますが、一番長く、高頻度で使い続けているギアの一つです。
トーチバーナーの使い方は、ガス缶を付けて点火するだけ
トーチバーナーの使い方は、ガス缶(製品によりCB缶・OD缶が異なる)を付け、ガスを出して点火するだけです。
原理はシングルバーナーと全く一緒なので、どんな構造かは分かりやすいと思います。
イメージしやすいのはシングルバーナーですが、厳密に言ってしまえば、ライターもツーバーナーも全て原理は同じです。
まずガスを出し、カチッという音と共に作り出した火種で引火させるだけです。
各種バーナーと異なりトーチバーナーは噴出口が一つで太いため、非常に高い火力が出ます。
カセットガスと言えばイワタニ(iwatani)が有名ですが、イワタニのカセットガス トーチバーナーであれば、1本のカセットガスで1時間50分使用できます。
通常トーチバーナーはそれほど連続使用することはないので、炙り料理を提供する料亭でもなければ、そうそうガスがなくなることはありません。
イワタニのトーチバーナーはCB缶ですが、日常利用の可能性を考えるとCB缶にするのが無難です。
火力や使い勝手はイワタニのノウハウが詰まっており、申し分ありません。
なお、キャンプでしか使わない場合はOD缶のものにするのもありです。
特に、キャンプのガス缶をOD缶に統一している方はOD缶にした方が良いでしょう。
キャンプ専用であれば、スノーピークのフォールディングトーチもおすすめです。
スノーピーク製だけあって少し値段が高いですが、しっかりとしたグリップに洗練されたデザインで、値段に見合うクオリティです。
トーチバーナーは安く買える便利グッズですが、こういった細かいところまで拘っているキャンパーは素敵ですね。
圧倒的な火力で、バーベキューや焚き火の着火が簡単に!
トーチバーナーがあれば、高い火力で薪や炭に簡単に着火することができます。
バーベキューや焚き火の際に、トーチバーナーがあるかないかでは着火までの時間が大きく変わってきます。
一般的な調理用バーナーは、細かく空けられた穴から炎を出すので、そこまで高火力にはなりません。
しかし、トーチバーナーはそれを一箇所に集約したかのような巨大な円筒から、一気にガスを噴射させます。
噴出される炎は最高で約1,400℃にも到達するので、その高い火力で一気に火を付けることができるのです。
トーチバーナーを持っていない場合は、細い木の枝から着火して徐々に大きな薪や炭に着火していきます。
その過程も楽しむものではありますが、時間がない時でもその工程は飛ばすことができません。
トーチバーナーがあれば一気に太い薪に着火することもできますので、状況に応じて時短することができます。
スポンサーリンクトーチバーナーなら炭に直接着火することも可能
トーチバーナーがあれば、その圧倒的な火力で太い薪にも直接着火することができます。
更に驚くべきことは、なんと炭にも直接着火できるというのです。
画像出典 : iwatani
なぜ他人事のように語っているかと言うと、イワタニの公式サイトでは「炭にも着火できる」として紹介していますが、実体験上、トーチバーナーで炭に直接着火させるのはかなり大変です。
炭の一点に暫く炎を当て続けて、ようやくその部分に火がつきます。
しかし、そこから他の炭に火が広がっていくのを待っていては途方も無い時間がかかるので、別の箇所からも着火しなければなりません。
これを一般的なバーベキューで使う量の炭で行うのはかなり大変です。
とは言え、私が持っているのはイワタニのトーチバーナーではやくSOTOのトーチバーナーです。
イワタニのトーチバーナーが最大約1,400℃なのに対し、SOTOのトーチバーナーは最大約1,300℃です。
この100℃の差が性能にどう影響するかは定かではないので、正直読めないところがあります。
ただここで言えるのは、イワタニが公式サイトに書くということは、炭に着火できるということは事実です。
少し手間がかかっても、そのくらいの火力が出ている、ということです。
トーチバーナーは日常利用も可能な便利グッズ
トーチバーナーはアウトドア専用のギアではないので、日常生活の中でも利用することができます。
例えば、炙り料理をしたり、DIYをしたり、と言った具合です。
そのため、トーチバーナー自体はスーパーやショッピングモール等で普通に売っています。
しかし、スーパーやショッピングモールで売っているトーチバーナーはCB缶のものなので、OD缶のものが欲しい場合はアウトドアショップに行くようにしましょう。
普段使いも結構するよ!という方は、OD缶ではなくCB缶にしておいた方が、後々ガス缶の補充に便利です。
どちらのトーチバーナーにするのは使い方次第ですが、キャンプやバーベキューの時には一つ持っていると活躍の場がたくさんあります。
価格に対しての利用頻度は私の中では圧倒的に高いギアなので、まだ持っていない方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。