ファミリーキャンプで悩まされるのが、キャンプ道具の積載です。
私は今まで夫婦キャンプがメインだったので、荷物の積載で困ることはあまりありませんでした。
しかし、子供が増え、チャイルドシートを含め後部座席が使えなくなると、一気に積載がギリギリになってきました。
これで将来、子供のキャンプ道具や遊び道具を載せなきゃいけないと考えると・・・
とてもじゃないけど全て載せられる気がしません。
と言うわけで、タイトル通り、今回はルーフボックスの話です。
ルーフボックス以外にも色々と対策を考えていかないといけないですが、一先ず私が設置したルーフボックスについて考えていこうと思います。
画像出典 : inno
ルーフボックスは雨風に強い
ルーフボックスのメリットは雨風に強いことです。
ボックスではないキャリアという選択肢もありますが、その場合は雨ざらしということになります。
キャリアのメリットとしては高さのあるギアを載せることができるので、自由度と積載量がアップします。
しかしボックスと違って落ちる危険性もあるので、しっかりと固定しなければなりません。
あまり初心者向けではないですね。
万が一落下して事故を起こしてしまった場合、最悪のケースでは死傷者が出ます。
そういう意味でも、心配な方にはボックスの方がおすすめです。
私はアウトランダーPHEVにルーフボックスを装着
私の場合は現在、アウトランダーPHEVにルーフボックスを装着しています。
リンク : アウトランダーPHEVにルーフボックスを取り付けてみた
積載量に満足かというと、「現状は満足」という表現に留まります。
現状は2〜3人で行うキャンプがメインなので、ルーフボックスを使えば全員分の荷物は乗り切ります。
しかしこれが4人になると結構狭くなると考えています。
一人増えるだけでそんなに違うのか?と思われるかもしれませんが、人間一人分の荷物置き場がなくなり、さらにその人間が荷物を持ってくるとなると、容量にはかなりの差が出てきます。
車自体は5人乗りなので、もしこれが5人になったと考えると、子供ならギリギリいけるかもしれませんが大人は無理です。
5人乗りの車にルーフボックスなら、4人がギリギリ限界です。
4人のうち2人が子供ならまだ良いですが、4人全員が大人だと結構窮屈ですね。
もし子供が3人だと仮定すると、ルーフボックスだけでは容量不足、と考えています。
ただ、これが7人乗りでも8人乗りでも、あまり変わらないと考えています。
アウトランダーの場合は5人乗りと7人乗りがあり、7人乗りであっても車体の大きさはほぼ変わらないからです。
キャンプ道具は蓋が閉まるかが心配
ルーフボックスにキャンプ道具を入れる場合、確認しなければいけないのがギアの高さです。
ルーフボックスを設置して、テントを始め色々なギアを収納しよう、と考えている方も多いと思います。
しかしあまり分厚いギアを収納すると蓋が閉まらなくなります。
特にテントは微妙なところで、ソロ用テントであれば問題ありませんが、ファミキャン用のテントだとルーフボックスの蓋が閉まらない可能性があります。
種類にもよりますが、ルーフボックスは高さ30cm前後のものが多いです。
そして収納時のテントも絶妙に30cm前後のものが結構あります。
そのため、ルーフボックスを購入する際は実際にテントサイズを計測し、それをカー用品店に伝えて設置することをおすすめします。
わずか数センチの高さの差で、自分が求める使い方ができない場合があるのです。
スポンサーリンクルーフボックスに入れる道具
ルーフボックスの高さに注意するのは間違いないですが、高さに注意したところで入らないものは入りません。
高さを調整することも大切ですが、数あるキャンプ道具の中で何をルーフボックスに入れるか?ということを検討することの方が重要です。
ルーフボックスは縦に長い構造になっており、上述の通り長物に強く厚物に弱い傾向があります。
そのため、細長いギアを入れるのがおすすめです。
厚くなければ短いものでも入るのですが、ルーフボックスは脚立やタイヤに乗って荷物を入れるため、縦に長いルーフボックスに短いものを入れると、一度降りて移動しなければなりません。
これが面倒くさがりな人にとっては手間で仕方ありません。
人それぞれの性格にもよりますが、基本的にルーフボックスには長物を収納していくと良いでしょう。
チェア
ルーフボックスに収納するギアでまずおすすめなのが、人数分必要になるチェアです。
キャンプ用のチェアは収納時長細くなるものが多いため、ルーフボックスと相性が良いと言えます。
特に何本もチェアがある場合はまとめてルーフボックスに収納できるので便利です。
ただし、ヘリノックス(Helinox)に代表されるようなコンパクトチェアの場合は、収納時はかなり小さくなるため、ルーフボックスへの収納は不向きと言えます。
理由は上述の通りで、端の方に寄ってしまうと、ルーフボックスから取り出すのが面倒になるからです。
コット
チェアと違って殆どのギアで長細いのがコットです。
念のためですが、コットとはベッドのようなもので、就寝時や荷物置き場、簡易的なチェアとして使用します。
参考リンク : 快適な眠りを求める方に!コールマンのトレイルヘッドコットの感想
コットは人間が眠れる大きさがあるため、基本的にチェアのように小さくなることはありません。
コットを人数分載せる場合、コットだけでかなりの重量になります。
コットを持っている人であれば、コットはルーフボックスに優先して入れるべきギアと言えるでしょう。
ランタンスタンド
ランタンを吊るすランタンスタンドも短くならないギアです。
ランタンスタンドは持っている人といない人がいますが、持ってる人は長物ギアなのはほぼ間違い無いでしょう。
ランタンスタンドはランタンを吊るせる高さまで伸ばさないといけないので、どうしても長さが必要です。
テントやタープに装着するランタンハンガーで代用する人もいますが、個人的にはランタンスタンドは一つ持っておくと便利だと思います。
リンク : snowpeakのパイルドライバーは機能性抜群なおすすめのランタンスタンド
他にもグリルの近くに置いて焚き火関連のギアを吊るす「焚き火スタンド」を持っている人もいます。
ある程度の高さを持って、何かを吊るすためのスタンドであれば、細長くなる運命は避けられないので、ルーフボックスと相性は良いです。
インテリアバーがある場合
車内にインテリアバーを設置し、そこに長物を置いている人もいると思います。
インテリアバーとは、車内に設置する突っ張り棒のようなもので、そこに長細いものを収納することができます。
画像出典 : 楽天市場
つまり、インテリアバーを設置している人であれば、ルーフボックスに長物を収納する必要はないのです。
そう言った場合、ルーフボックスには別のものを収納していく必要があります。
ミニテーブル・折りたたみテーブル
インテリアバーがある場合、もしくは長物を積んでもスペースが余る場合は、薄めのもので且つ長めのものを積んでいくのがおすすめです。
一つはミニテーブルや折りたたみ式のテーブルです。
脚を畳んで薄くなり、長方形状になるようなものがおすすめです。
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ミニテーブルと言っても、あまりコンパクト過ぎるのはおすすめできません。
基本的な考え方は変わらず、小さすぎて端に寄ってしまうものは取り出しにくいのです。
ラック
あとはラック系でしょうか。
これも構造によりますが、私が持っているフリーボードなんかは、比較的適していると思います。
リンク : ベンチやすのこにもなる!キャプテンスタッグのフリーボードを購入
フリーボードは結構横長構造なので、車のトランクに載らない場合も、ルーフボックスへの収納がおすすめです。
テント・タープ(可能な場合)
あとは定番ですが、誰でも持っているテントやタープも、ルーフボックスに収納する場合があります。
重いもの、分厚いものは相性が良いとは言えないので、テントやタープは種類を選びます。
特に分厚いものは、場合によってはルーフボックスの蓋が閉まらないこともあります。
重すぎても取り出すのに苦労するので、テントやタープはそれほど優先度は高くないと考えて良いでしょう。
夏用シュラフ
ルーフボックスにシュラフを収納するのも良いと思います。
シュラフは夏用と冬用がありますが、冬用シュラフは厚いので、種類によっては蓋が閉まりません。
その点、夏用のシュラフであればまず問題ありません。
もちろん冬用シュラフもルーフボックスに入れば収納しても問題ありませんが、少なくとも私がもっている冬用シュラフをルーフボックスに入れるのは厳しそうです。
なお、ルーフボックスの中は意外と汚れているので、シュラフを入れる場合は注意が必要です。
スポンサーリンク感想、まとめ。ルーフボックスで快適キャンプを!
私はキャンプ道具の積載にルーフボックスを使用していますが、あるのとないのとでは積載量が大きく違います。
ルーフボックスがないとどうしても席を潰すしかないと思います。
ただ、ルーフボックスを設置すれば積載問題が全て解決するかと言うと、決してそんなことはありません。
正直、まだまだ載せたいものはたくさんある中で、苦渋の取捨選択をしています。
それでもルーフボックスがなかったとすると、後部座席を潰したり、足元に置いたりしなければならないので、私の中ではもう手放せなくなっています。
少なくとも私は、私くらいのキャンプ道具であれば、ルーフボックスをフル活用すれば満足のいくキャンプができています。