キャンプ場には「電源サイト」というものがあるのはご存知でしょうか?
何回かキャンプをしたことがある方はご存知かと思いますが、使ったことがない方も多いのではないかと思います。
キャンプ場の電源サイトでは普段家で使っている電化製品が使えるので、非常に便利です。
電源サイトであればスマートフォンの充電を気にする必要もありませんし、夏であれば扇風機を、冬であれば電気ストーブを置くこともできます。
ただし、電源サイトを使う場合は区画ごとに最大アンペアが決まっていますので、それを超えないように注意が必要です。
電源サイトとは?
キャンプを始めたばかりで、電源サイトって何か分からないよ!という方のために、簡単に説明します。
電源サイトとは、キャンプ場の区画にコンセントの差込口が設置されており、電化製品等を自由に使えるサイトのことです。
最初から電源がついていることもあれば、別料金(1,000円程度)を支払うと使わせてくれるところもあります。
有料の場合は電源(コンセント差込口の部分)に鍵がかかっており、オプション料金を払うと鍵を貸してくれる、というパターンが多いです。
また、これが主流な気がしますが、電源ありサイトと電源なしサイトでそもそもの区画自体が分かれていることがほとんどです。
その場合は予約時点で電源サイトを指定する必要がありますので、電源サイトを使いたい場合は予約時によく確認しましょう。
電源サイトの方が比較的人気が高い(そもそも総数が少ない)場合が多いので、使いたい場合は早めに予約しておくことをおすすめします。
延長コードや電源タップを用意しよう!
電源サイトのコンセント差込口ですが、基本的にはテントサイトの端の方にポツンと立っています。
電源が邪魔でテントが設営できない、という本末転倒なことが起こらないよう、極力サイトの端っこに設置してあるのです。
そのため、テントやタープの中にコンセントを引っ張ってくる場合は延長コードが必要です。
延長コードには耐えられる電流(アンペア数)が決まっているので、超過した電流を流すと火災の原因になりますので、延長コードの表記をよくご確認ください。
※アンペアとワットの関係は次章で簡単に触れます。
また、キャンプには防水性能を備えたアウトドア用や工事現場用の延長コードがおすすめです。
コンセントは水分が入るとショートし、ブレーカーが落ちる危険があるためです。
とは言え、家庭用延長コードを使ってはいけないわけではないので、使用することはできます。
その際はしっかりとコンセントをテント内に引き込み、袋で包む等の防水対策を施して使用することをおすすめします。
まずは、コンセントは雨や結露等の湿気が天敵であることを意識することが大切です。
それを意識するだけで、この点のリスクは大分軽減されると思います。
また、キャンプ場によって、コンセントの差込口は1つのところもあれば、複数あるところもあります。
一つしかない場合は、電源タップは必須ですので、忘れないようにしましょう。
なお、キャンプ場に限った話ではなく、自宅でもそうですが、過度なたこ足配線は過電流となり、火災の原因になりますのでご注意ください。
スポンサーリンク最大アンペアに注意しよう
延長コードに最大アンペア数があると同時に、それぞれの区画にも最大アンペア数が設定されています。
電源サイトは凡そ10アンペア〜20アンペアで設定されていることが多いです。
電源サイトを使う際は、このアンペア数を越えないようにしなければなりません。
このアンペア数を超えないように電化製品を使用する必要があるのですが、電化製品に記載されているのはアンペアではなくワット(W)ですよね。
計算方法は単純で、100で割ってあげれば良いです。
日本の電圧が100ボルト(V)なので、100で割るというのが理由ですが、難しいことは考える必要はありません。
10アンペアの電源サイトであれば1,000ワットまで、20アンペアの電源サイトであれば2,000ワットまで使用できます。
このことを意識しながら使う電化製品を選ぶようにしてください。
電気ストーブでも500ワット〜1,000ワット程度なので、20アンペアの区画であればかなり色々な電化製品が使用できるでしょう。
ただし、タコ足配線になりすぎて火災にならないように注意する必要があります。
まとめ。電源サイトをフル活用して快適なキャンプを!
電源サイトは正しい使い方をすれば非常に便利です。
家にある電化製品をそのまま流用できるので、アイデア次第で手軽に快適なキャンプができます。
たとえば、夏であれば扇風機やミニ冷蔵庫、冬であれば電気ストーブやホットカーペット等もいいですね。
プロジェクターとスクリーンで、大画面で映画を見るのも面白そうです。
もちろん、音の出る機器を使用する場合は、周りの方に迷惑にならないようにしなければなりません。
火災や区画の最大アンペアに注意しながら、快適なキャンプに挑戦してみてください。
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