音楽も聴けるしランタンにもなる。
そういった趣旨のランタンは、これまでも何種類か見てきました。
しかし、ランタンと言えばこの会社!と言えるコールマンから、360°全方位を照らしながら、全方位で同じボリュームの音楽が聴けるランタンが登場しました。
光量としても悪くないですが、全方位ということはやはりテーブルの中央に置く等の使い方が想定されているのでしょうか。
360°サウンドライトのスペック
全方位で音楽が聞こえるスピーカーは、本体側面に音が出る場所があります。
上部から音が出ても、前後左右で対称な形であれば全方位で聞こえるのは間違いありません。
しかしそれは360°周囲に集まって聴くことを想定しているわけではないので、「全方位」というPR文言はあまり使われることはありません。
ライトの方は、ランタンであれば大抵360°全方位ですよね。
360°サウンドライトはLEDランタンですが、前後左右対称であることを意識し、周囲が皆均等に明るく、均等に大きいボリュームになった構造になっております。
本体サイズ | 約φ13.0cm×25.1(h)cm |
重量 | 約1kg |
材質 | ABS樹脂、他 |
防水性能 | IPX4 対応 |
明るさ | High 400ルーメン
Medium 175ルーメン Low 80ルーメン |
連続点灯時間
(ライトのみ) |
High 約7時間
Medium 約16時間 Low 約40時間 |
連続稼働時間
(音楽) |
スピーカーのみ利用時 : 最長20時間
Highモード + 音楽再生時 : 最長5時間 |
バッテリーの方はランタン+音楽再生を最大にやって5時間なので、一泊は大丈夫そうです。
しかし音楽スピーカーとして昼間ずっと使い続け、夜はランタンも兼ねて使う、というのは少し難しそうです。
その名の通り全方位を照らせる構造
360°サウンドライトはテーブルランタンとして使うこともできますし、吊るして周囲を照らすランタンとして使用することもできます。
しかし全方位に向けた音楽がスピーカーということを考えると、テーブルランタンとして使う方が向いているかもしれません。
画像出典 : 楽天市場
サイトにランタンとして吊るすのであれば、サイトの内側にだけ音楽を流しておけば十分です。
(寧ろマナー的に外側にはなるべく向けたくないのではないでしょうか。)
360°サウンドライトには真下を照らす機能はないので、テントやタープの天井に吊るす使い方はあまりおすすめできません。
やってみると分かりますが、真下を照らせないランタンを天井に吊るしても、結構暗いです。
そう考えると、吊るせるようなフックは付いているものの、360°サウンドライトはテーブルに置いて使うのが基本的な使い方だと思っておけば良いでしょう。
音楽を流す時はボリュームに注意!
キャンプ場によっては音響機器の使用が禁止されている場合がありますので、そこでは使用できません。
キャンプ場側で音楽スピーカーの使用が禁止されていないとしても、キャンプ場で音楽を流す場合にはボリュームに細心の注意が必要です。
大手メーカーからこういうギアが出ていたとしても、キャンプ場のルールを守り、周囲に配慮しながら行わなければいけません。
しかもキャンプ場はとても静かなので、自分が思っているよりも音楽は響きます。
音楽を流す際は実際に周囲を歩いてみて、他のサイトに音が漏れていないかよく確認するようにしましょう。
リンク : キャンプ場で他人に迷惑をかけずに音楽を聴く方法
ランタンとしての明るさもある
360°サウンドライトはランタンとしての明るさもそれなりで、HIGHモードでは400ルーメンもの光量があります。
400ルーメンあれば他のLEDランタンと比較しても遜色ありません。
400ルーメンあってもこれ一つでメインランタンとするのは苦しいですが、組み合わせや配置を工夫すれば十分明るいと言えるでしょう。
リンク : ランタンはどこに置くのが適切?レイアウトと設置方法を解説
私もLEDランタンはよく使いますが、400〜500ルーメンあたりが多いです。
キャンプで使う分にはスピーカーとしてのボリュームはそれほど必要ないですが、ランタンとしての明るさはあればあるほど良いです。
360°サウンドライトは十分な光量を持っており、LEDランタンとしても活躍してくれるスペックと言えるでしょう。
スポンサーリンク白色だがグローブ(ほや)のおかげで優しい光に!
私がLEDランタンを選ぶ際は、暖色(オレンジ色)の光が出るかどうかを考えます。
白色の光がダメなわけではないですが、キャンプサイトの雰囲気はあまり良くないのは事実です。
白色の光の方が手元は見やすく、作業するには向いているのですが、単純にキャンプを楽しむだけなら暖色の光の方がおすすめです。
参考リンク : LEDランタンの選び方は?メリット・デメリットともに解説
360°サウンドライトはどうなのかと言うと、白色の光が採用されています。
しかし白色であっても、グローブ(ほや)に磨りガラスのような加工がしてある場合、雰囲気がガラッと変わります。
個人的にはそれでも暖色の方が好きですが、グローブで柔らかい光になっている場合はそこまで雰囲気は壊れません。
暖色は雰囲気は良いですが見えにくいので、明るさ重視だけど雰囲気も捨てがたい!という方には360°サウンドライトのような磨りガラス加工のLEDランタンはおすすめです。
感想、まとめ。マナーを守って楽しもう!
360°サウンドライトはランタンでありながら音楽を流せるのが最大の特徴です。
家の近くでバーベキューをやるような場合や、河原で手持ち花火をやる等のプチアウトドアが、もっとも活躍できるケースではないでしょうか。
ある程度のボリュームで音楽を流しつつ、手元も白色LEDで見えやすいので、フル活用できます。
プチアウトドアくらいであれば、バッテリーの心配もありません。
もちろんランタンなのでキャンプのシーンでも大活躍なのですが、キャンプの場合は周囲の迷惑になるので、スピーカー機能はフル活用できないのが実情です。
しかし360°サウンドライトは単純にランタンとしても高い性能を持っているので、スピーカーを使わなくても問題ありません。
スピーカーは使いたい時に使って、メインはランタンとして使う、という使い方が最も適切かもしれません。