ストームクッカーはクッカーとバーナーがセットになっているギアのため、予めクッカーのサイズが固定されています。
普通のバーナーであれば、上にどのような調理器具を乗せるかは個人の自由です。
しかし、ストームクッカーではそういうわけには行きません。
付属の鍋二つとフライパン(蓋)で何の料理ができるか、とういうのはアイデア次第です。
今回は冷凍餃子を使った焼餃子を作ってみました。
ソロキャンプにピッタリのサイズ感・手軽さでおすすめです。
最近はコンビニでも冷凍食品を取り扱うようになったので、購入のハードルは大分下がりましたね。
ストームクッカーのフライパンを使用!
今回は焼餃子を作るので、ストームクッカーのフライパンを使っていきます。
ストームクッカーを買ったばかりの方は分かりにくいかもしれませんが、蓋になっているのがフライパンです。
蓋に取っ手をつければフライパンになるんですね。
本当に無駄な部分が一切ないギアです。
リンク : 環境に左右されないトランギアのストームクッカーを使ってみた
フライパンはストームクッカーの五徳にセットするのが通常ですが、前後の料理の関係もあり、今回はトライアングルグリッドを使用します。
トライアングルグリッドとは、組み立て式の小さな五徳のようなものです。
これにより、ストームクッカーでは使えないようなサイズの調理器具も使えるようになります。
ストームクッカーとして使うというより、単純にアルコールバーナーとして使いたい場合に役立つギアです。
私はホットサンドを作る時等に、これにホットサンドメーカーを乗せたりしています。
リンク : ストームクッカー用トライアングルグリッド、TR-P302を購入!
ストームクッカーはサイズが限られているので、付属のギアか、丁度いいサイズの代用品しか使えません。
しかし、トライアングルグリッドがあれば、大きさに関係なく様々な調理器具が使えるのがメリットです。
しかしながら、ストームクッカーの魅力の一つでもある「風に強い」というメリットはトライアングルグリッドでは発揮できませんのでご注意ください。
冷凍餃子が丁度良いサイズで作りやすい!
そんな感じで、ストームクッカーはサイズに制限があるので、作ることができる料理は限られます。
基本的に1〜2人前しか作れないので、ソロや友人、夫婦等でキャンプする際には丁度良いでしょう。
毎回何にしようか悩むのですが、今回は冷凍餃子を作ってみました。
冷凍餃子は水も油も不要で、凍ったままの餃子をフライパンに直接置くだけのものが大半です。
そう言ったタイプのものであれば、熱したフライパンに餃子を並べ、蓋をするだけで完成します。
ストームクッカーではあまり複雑な料理はできないので、これくらいがベストだと思います。
特に冬キャンプで使用する場合は、アツアツの餃子とお米を食べれば体も温まって一石二鳥です。
ただし、コンビニ等で売っている冷凍餃子には醤油が付いていない場合もありますので、醤油やラー油、お酢等は好みに応じて予め用意しておくようにしましょう。
あまり荷物が持てない状況でも、個包装の醤油だけでも持っておくことをおすすめします。
醤油をかけない餃子は意外と淡白な味で、正直あまり美味しくありません。
アルミホイルが必要
餃子は通常、水を入れて蓋をして軽く蒸す必要があります。
冷凍餃子の場合、その分の水分も計算されているので、水を入れる必要はありません。
しかし、調理工程では蒸す必要があるのですが、残念ながらストームクッカーのフライパンには蓋がついていません。
そのため、蓋の代わりになるものが必要です。
ストームクッカーはコンパクトなのが魅力なので、他の調理器具は持ってない場合が多いです。
もし持ち歩いていれば、他の鍋の蓋を使っても構いません。
ない場合は、アルミホイルを代用として使いましょう。
キャンプの場合はアルミホイルは焚き火のロストル(灰受け)に巻いて使用する場合もあるので、アルミホイルは持ち歩いている方も多いと思います。
アルミホイルは様々な用途があり、コンパクトにまとまるので、ストームクッカーのお供としてはおすすめです。
スポンサーリンクお米は先に作っておこう
餃子と言えば白米です。
飯盒やメスティンがあれば白米を炊くのも良いでしょう。
飯盒炊爨はキャンプでしかやらないので、雰囲気的も良いです。
リンク : キャンプで簡単!飯盒炊爨のやり方と美味しいご飯を炊くコツ
なお、手間を考えるのであれば、湯煎するだけのインスタントライスもおすすめです。
ストームクッカーで調理することを考えると、お湯を沸かすだけのインスタントライスの方が合っているのかもしれません。
ストームクッカー以外にシングルバーナーを持っている人であれば、時間計算をして同時並行で作り始めるのが良いです。
しかし、アルコールバーナーを愛用している人は、普通のガスバーナーを持っていない人も多いと思います。
その場合、餃子か白米、どちらかを先に作らなければなりません。
そんな時は必ずお米から作るようにしましょう。
どちらも調理時間は10分強ですが、冷めやすさが圧倒的に違います。
特に湯煎式のインスタントライスの場合、お湯の中に入れっぱなしにしておけば、10分くらいでは冷めません。
ついうっかりお米を温め忘れることもありますが、餃子は再加熱も難しいので、冷めた餃子は割と悲惨なことになります。
感想、まとめ。次は大人数での餃子作りにも挑戦!
最近の冷凍食品は優秀で、簡単に美味しい羽根つき餃子ができます。
味も、中途半端に自分で作ったものより美味しいこともあります。
ストームクッカーで手軽に作る料理としては、おすすめの一つです。
しかし、キャンプは調理も思い出の一つです。
特に餃子はみんなで包んで、出来不出来で盛り上がることができるので、楽しみながら作ることができる料理です。
そのため、人数が多い時は冷凍食品ではなく、ぜひみんなでワイワイ作りたいところです。
もちろん、その時はストームクッカーではなくツーバーナー等を使って作ることになると思いますが。