スキレットを使った料理、焼きチーズカレーを作ってみました。
カレーは凝ろうと思えばどこまでも本格的なものができ、手を抜こうと思えば簡単に手を抜ける料理です。
某テレビ番組でもカレーをスパイスから作ったりしていますが、拘ろうと思えばどこまでも奥が深い料理です。
カレーが嫌いな日本人はいない!というほど、老若男女問わず愛された国民的料理です。
そのため、焼きチーズカレーも、ソロキャンプからファミリーキャンプまで、どんなシーンでもおすすめの料理です。
今回は手抜きの方に全振りした焼きチーズカレーをご紹介します。
キャンプに何を求めるかは人それぞれですが、私はそもそも料理が得意ではないので、あまり手間のかかる料理をしません。
それでも美味しいものを食べたい、という贅沢な思考の持ち主なのです。
おそらく私と同じように、せっかくキャンプに来たからには、美味しい料理を食べたい!でも料理は苦手だし面倒くさい!という人も多いと思います。
焼きチーズカレーはスキレットの特性をフル活用した料理
焼きチーズカレーはスキレットの特性をフル活用した料理ですので、キャンプらしさが抜群です。
スキレットの特性というより、鋳物の特性と言った方が良いでしょうか。
上下から加熱することで、オーブンの効果を生み出します。
ダッチオーブンでも焼きチーズカレーは作れますが、平たく面積の広いスキレットの方がおすすめです。
なお、私が使っているスキレットはコールマン製ですが、サイズが大きく使いやすいです。
スキレットについてはこちらでご紹介しておりますので、興味がある方はご参考にしてください。
リンク : 蓋つき!coleman クラシックアイアンスキレットの感想
焼きチーズカレーの作り方
それでは、焼きチーズカレーの作り方をご紹介します。
タイトルに書いてあるので言うまでもないですが、作るにはスキレットが必要です。
ダッチオーブンでも作れますが、上部の面積が狭く体積が大きいので、どうしてもバランスは悪くなってしまいます。
材料
材料は1人前をご紹介します。
人数に合わせて単純に増やしていってください。
また、ライスやカレールー、具材の量は普段食べ慣れた量で作れば良いので、あまり細かくは記載しません。
カレーの作り方は改めて書くまでもありませんが、チーズと卵は目安分量を書いておきます。
- ライス
- カレールー(キーマカレー系)
- ひき肉
- にんじん
- たまねぎ
- とろけるチーズ : 約25g
- 卵 : 1個
この他に、調理道具としてトーチバーナーが必要です。
よく板前さんが炙り料理を作るときに使っているアレです。
トーチバーナーについてはこちらの記事をご参考にしてください。
リンク : バーベキューも焚き火も簡単着火!トーチバーナーは一つあると便利!
作り方
作り方もそれほど難しいものではありません。
「あれ、意外と手間がかかるな」も思われた方は、後ほど時短テク(手抜きテク)をご紹介しますのでご安心ください。
- 飯盒炊爨等でお米を炊く。再加熱するので、冷めてもOK。
- カレールーを溶かし、にんじん・たまねぎをみじん切りにし、ひき肉を入れてカレーを作る。
- スキレットにお米を敷き、作ったカレーをかける。
- 上からチーズをかけ、スキレットの蓋の上に炭を置いて上下から加熱する。
- チーズが溶けたらトーチバーナーで焦げ目を作る。
- 生卵を乗せ、再度蓋をして上下から加熱する。この時、生卵ポケットを作っておくと良い。
作り方はこれだけです。
少し時間がかかりますが、カレーを作るのが少し大変なだけであって、焼きチーズカレーを作る手順は至って単純です。
炭の火力が強すぎると底面が焦げ付きますので、火力には注意が必要です。
スポンサーリンク最強の時短(手抜き)テク
ここからは私のようなものぐさな人向けです。
良い響きに言い換えると、キャンプにおいて料理にウェイトを置いていない人向け、です。
個人的にはこれくらいの調理が手軽さと美味しさを兼ね備えていて好みです。
手抜き①:カレールーはレトルトカレーで!
この「焼きチーズカレー」はカレーを作るのに時間がかかると言いましたが、この部分をレトルトカレーにしてしまいます。
しかもスキレットで加熱するので、湯せん等で加熱する必要もありません。
ただただ、買ってきたカレールーをかけるだけです。
カレールーには色々種類がありますが、キーマカレーにし、極力具沢山のものにしましょう。
多少高くても手抜きをする分、ここはケチらない方が良いです。
手抜き②:ライスは持ち込みまたはレトルトご飯をそのまま!
お米を炊くのもそれなりに時間がかかります。
しかし、お米も温かい必要はないので、家で炊いた白米を持ってくると楽です。
前日のうちにお弁当箱に詰めておき、そのまま持っていくだけです。
家で炊いて準備する時間がない!という方は、レトルトご飯を使いましょう。
こちらもスキレットで加熱するので、湯せん等はせず、そのままスキレットに入れてしまいます。
レトルトご飯ってそのまま食べていいの?という方は、こちらにまとめてみましたのでご参考にしてください。
リンク : レトルトご飯を温めずにそのまま使うことはできるのか?
時短した場合の手順
時短した場合の手順を改めて書いていきます。
- レトルトご飯をそのままスキレットに入れる。
- レトルトカレーをそのままかける。
- とろけるチーズを上からかけ、蓋の上に炭を置いて上下から加熱する。
- チーズが溶けたらトーチバーナーで焦げ目をつける。
- 卵ポケットを作り生卵を入れ、蓋をして再度上下から加熱。
- 卵が半熟になったら完成。
炭を熾す必要はありますが、これならかなり簡単に作れるのではないでしょうか。
包丁も一切必要なく、具材をそのまま入れるだけです。
なお、「焼きチーズ」にはなりませんが、トーチバーナーを使わなくても美味しい料理にはなります。
トーチバーナーを持っていない場合は焦げ目をつける手順をカットしましょう。
ちなみに、上の方に載せた写真も含め、この記事で使用している写真は全てレトルトご飯とレトルトカレーで作ったものです。
意外と美味しそうに見えるのではないでしょうか。
感想、まとめ。面倒くさがりの方にもおすすめのキャンプ飯
キャンプは食事がメインで、調理時間を長く確保する人も多いと思います。
むしろ一般的なフォミリーキャンプはそれがメインではないでしょうか。
私の場合はゆっくりお酒を飲むことに重きを置いているので、料理を作る時間はそれほど確保していません。
もちろん夕食は一大イベントではあるので、美味しいものを食べたいというのは変わりありません。
そこで、手軽に本格的な料理が楽しめるスキレットやダッチオーブン料理は、キャンプらしさもあり好きなジャンルです。
スキレットやダッチオーブン料理というと難しそうに聞こえるかもしれませんが、今回ご紹介した焼きチーズカレーのように、手抜き料理はたくさんあります。
自分のキャンプスタイルに合わせて、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。