530ルーメンのSOL-013Cはメインランタンとして使えるか?

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シンプルな構造ながら高出力、さらには暖色やキャンドルモードも兼ね備えている、GENTOSのexplorerシリーズのLEDランタン

私はその中で真ん中くらいのスペックのSOL-036Cを持っていましたが、今回新たにSOL-013Cを追加しました。

SOL-013CはSOL-036Cよりも光量が高い反面、サイズも大きいです。

sol-013c

 

また、使用する電池も単一電池なので、単三電池を使用するSOL-036Cと比較すると、コスト面でもあまり良くありません。

まぁ出力が大きいと言うことはそれだけエネルギーを消費するということなので、より高い電力が必要なのは当然のことです。

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SOL-013Cのスペック

まずは簡単にスペックを紹介していきます。

gentos SOL-013C

 

SOL-013Cが人気を集める秘訣には、高出力でありながら、暖色やキャンドルモードで雰囲気を壊さない点があります。

暖色で明るいLEDランタンを探して、このランタンにたどり着いた人もいるのではないでしょうか。

 

使用光源 高輝度チップタイプ白色LED×6個、高輝度チップタイプ暖色LED×6個
明るさ(約) 530ルーメン(白色100%点灯)
使用電池 単1形アルカリ電池×3本
点灯時間(約) 【白色】20時間(100%点灯)/ 330時間(10%点灯)、【昼白色】38時間(100%点灯)/ 360時間(10%点灯)、【暖色】40時間(100%点灯)/ 350時間(10%点灯)、180時間(キャンドルモード)
保護等級 防滴仕様(IPX4準拠)
本体サイズ(約) φ98×188mm
本体質量(約) 830g(電池含む)
付属品 ハンガーフック

 

ちなみに、最後に記載した付属品「ハンガーフック」はおまけです。

explorerシリーズは逆さまに吊るすとフックがあるので、このハンガーフックがなくても問題はありません。

もし逆さまにせず、ランタンの形で吊るして使用したい場合はこのフックが役に立ちます。

 

しかし、特にハンガーフックは本体に収納できるわけでもないので、カラビナでも十分と言えば十分です。

 

暖色(オレンジ色)と白色、キャンドルモードを切り替えて使える

SOL-013Cだけではありませんが、explorerシリーズの魅力はボタンを押せばLEDの色を変えられることです。

物を探すときや作業をする時は白色のLEDで、雰囲気を重視したい時は暖色やキャンドルモードにして使います。

 

ちなみにキャンドルモードとは、暖色で、ゆっくりと点滅するモードです。

その様子はまるでキャンドルの炎のゆらめきに似ているため、キャンドルモードとされています。

 

暖色が出るかどうかはLEDランタンを選ぶ上で重要な要素になります。

リンク : LEDランタンの選び方は?メリット・デメリットともに解説

電池はエネループ(充電池)を推奨

SOL-013Cは単一電池を3本使用します。

暖色であればおよそ40時間もちますが、単一電池は結構高いです。

現在の相場として、単一電池1本あたり150円くらいでしょうか。

40時間使用すると、約450円かかることになります。

 

ガスやホワイトガソリンも消耗品ですが、使用することによるコストを意識しすぎすると、キャンプ自体が楽しくないですよね。

 

そのため、個人的には単一電池のLEDランタンにはエネループを使用することをおすすめします。

エネループであれば、逆にどんどん使わないと損だからです。

リンク : 徹底検証!LEDランタンは充電池(エネループ)でこんなにお得!

単1形エネループを充電

 

私はクアッドマルチパネルランタンのために単一電池を8本持っていましたが、さらに今回3本追加しました。

それでも、今後長く使っていくことを考えるとコスパは良いと思います。

 

530ルーメンはLEDランタンとしては明るい

SOL-013Cの魅力は、やはり530ルーメンという高出力でしょう。

暖色の出るLEDランタンでこの明るさはかなり明るい方です。

LEDランタンの明るさ比較

(左から二番目がSOL-013C)

 

もちろん、デメリットとして単一電池を使用しなければなりませんし、ランタン自体のサイズも大きくなります。

しかしたとえコストが高くなっても、サイズが大きくなっても、キャンプ中の使い勝手には変えられません。

 

特にLEDランタンは全体的に出力が低いので、LEDランタンが暗いと感じている人に人気が高いと言えるでしょう。

(私もその一人です。)

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冬キャンプのメインランタンとして使いたい

私がSOL-013Cを購入したのは、冬キャンプのメインランタンとして使いたかったからです。

夏のキャンプにはコールマンのノーススター(ガスランタン・ワンマントル)があり、1,500ルーメンを超える光量で快適にキャンプをしています。

 

しかしガスランタンの欠点でもあるのですが、寒冷地に弱く、冬だと出力が出ません

プロパンが多い寒冷地用のOD缶もありますが、それを使っても消えてしまうことがあります。

 

これを解決するにはガソリンランタンにするか、LEDランタンにするか、です。

私はガスランタンを2つ持っているので、できればメンテナンスが不要なLEDランタンにしたいと考えていました。

 

そうでないと、今度は夏のキャンプに使わなくなってしまうからです。

SOL-013Cの暖色はメインランタンとしては弱いが、配置次第

SOL-013Cは530ルーメンの出力があります。

530ルーメンはLEDランタンの中でも高出力の方です。

しかし実はこれには注意点があり、530ルーメンが出せるのは白色モードの場合です。

 

実際、サイト全体を照らすメインランタンとして使用する場合は暖色モードかキャンドルモードで使用することが多いと思います。

その場合、せいぜい300ルーメンが良いとこでしょう。

 

正直、SOL-013Cの灯り一つで過ごすのは少し不便さを感じると思います。

SOL-013Cには広く空間を照らせるほどの出力はありません。

 

しかし価格が安く使い勝手が良いのがLEDランタンのメリットでもありますので、複数設置がおすすめです。

SOL-013Cを中心に複数個のLEDランタンをうまく配置すれば、明るさの問題は解決できると思います。

全てのLEDランタンにSOL-013Cほどの出力は必要ありませんが、場合によってはSOL-013Cを何個か買ってみても良いでしょう。

暖色のランタン

 

なお、ランタンの効率的な配置方法についてはこちらの記事を参考にしてください。

リンク : ランタンはどこに置くのが適切?レイアウトと設置方法を解説

ソロなら問題ない

SOL-013Cはサイト全体を照らすメインランタンとしては物足りないですが、当然サイトの広さにもよります

テント・タープを張った一般的なキャンプスタイルの場合は、上記の通り光量不足は否めません。

 

しかしソロキャンプのように、タープを張らない場合、また自分の周囲だけ明るければそれで良い場合は、必ずしもメインランタンとして使えないわけではありません

ファミリーキャンプを、SOL-013Cだけで行おうとしているのであれば、暗いので避けた方が無難です。

白色LEDでは雰囲気が良くない

では、530ルーメンの出力がでるSOL-013Cの白色モードではどうでしょうか。

530ルーメンは結構明るいですが、ファミリーキャンプのような規模であれば、それでも力不足だと思います。

 

繰り返しになりますが、個人的にはソロでもない限りは、LEDランタンは複数配置を前提にした方が良いと思います。

 

また、たとえ出力が大きいと言っても、白色モードはキャンプの雰囲気に合いません

暖かみのあるオレンジ色は人々の心を癒し、そしてキャンプの独特な雰囲気を壊しません。

 

 

白色の光が好きな人は問題ないですが、灯りの色一つでサイトの雰囲気は大きく変わることは覚えておきましょう。

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テント内(幕内)なら快適に照らせる明るさ

LEDランタンの魅力は、テント内でも使えることです。

もちろんガスランタンやガソリンランタンであっても、テント内で使うこともできます。

 

しかし、ガスランタンやガソリンランタンは高温になるため、狭い場所での取り扱いには細心の注意が必要です。

うっかりテントにぶつけたり、人がぶつかったりすると、火災や怪我につながる恐れがあります。

 

また、LEDランタンは一回落としたくらいでは壊れませんが、ガラスのグローブ(ほや)がついているガスランタンやガソリンランタンは、高いところから落とせば一発で壊れます。

テントのサイズにもよりますが、テント内は狭いので、できれば機動力の高いLEDランタンを使いたいところです。

 

その点、SOL-013Cの出力は、テント内を照らす分には十分すぎるパワーを発揮します。

私はこれまでSOL-036Cを使っていましたが、明らかにSOL-013Cのパワーを感じたのはテント内で使用した時でした。

テント内で使用したSOL-013C

SOL-013Cは操作も簡単で使いやすいので、テント内で使用するランタンをお探しの方にはかなりおすすめです。

サブランタンとしてはかなり優秀!

SOL-013Cは、暖色のLEDランタンの中では明るい部類です。

しかしこれだけでメインランタンとして使用するのは少し力が弱いです。

そのため、LEDランタンだけでサイトを整える場合、もしくは私のように冬キャンプ用に使用する場合は、複数個のランタンを以て共同のメインランタンとするのが良いでしょう。

 

また、もしメインランタンとしてガスランタンやガソリンランタンをお持ちであれば、SOL-013Cはサブランタンには最適です。

サブとしてであれば十分な明るさ、そして使いやすさを兼ね備えています。

感想、まとめ。SOL-013Cは使いやすく便利なLEDランタン

色々と書いてきましたが、総合的にはSOL-013Cはとても優秀なLEDランタンだと思います。

 

しかし暖色LEDランタンとして最大クラスの出力を持っていることから、メインランタンとして検討する人も多いと思います。

SOL-013Cは非常に良いランタンですが、過度な期待は禁物です。

 

やはり高出力のガスランタン等と比較すると、どうしてもパワー不足を感じると思います。

タープを張らないようなソロキャンプや少人数キャンプなら十分ですが、SOL-013Cだけでファミリーキャンプをやるのは無謀です。

様々なランタン

毎回全てのランタンを使用するわけではないですが、用途に合わせて複数のランタンを使い分けることをおすすめします。

 

なお、個人的には、ソロならSOL-036Cの方がコンパクトで軽く、単三電池で使えるのでおすすめです。

こちらがSOL-036Cで、

 

こちらがSOL-013Cです。

 

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