このブログを読んでいる人は、キャンプが好きだったり、これから始めようとしたりしている人が多いと思います。
キャンプに否定的な意見を持っている人でこのブログを読んでいる人は少ないでしょう。
だから、キャンプの魅力を知っている人が多いと思いますし、一人の人間の感性として、キャンプは人間にとって良いものだと感じている人も多いと思います。
かく言う私もその一人ですし、屋外に出て自然とふれあい、キャンプをすることが人間にとって悪いはずがありません。
結論はもう分かっているようなものですが、コラム的読み物として、キャンプが人間に与える影響について書いてみました。
なお、暇つぶしのブログなので、あまり科学的なことは書いていません。
もしより詳しい科学的論拠等を探してこのブログに辿り着いてしまった方は、恐れ入りますが別サイトでお探しいただけると幸いです。
コールマン(coleman)の公式サイトでも紹介
実はコールマンの公式サイトにも、「自然が子どもを成長させる」というページがあります。
このページには、子供がキャンプに行き、自然と触れ合うことで様々な良い効果がある、ということを説明しています。
記事を抜粋するとこんな感じです。
子どもが外を動きまわるストップ&ゴーの動きで、前頭葉が活性化するというのです。
前頭葉は人間らしさを司る部分。
人類愛も戦争による殺人も、この部分が司っていますから、前頭葉をどう育てるかが大切です。
さらに森のなかにいると、脳細胞を殺すストレス物質が減るということもわかっています。
ですから、脳をトレーニングし、育てるなら、自然の中がより効果的だといえるそうです。
出典 : coleman
世界的キャンプメーカーであるコールマンが公式ページで紹介しているというのは、手っ取り早く信じるに値するのではないでしょうか。
「cinii」で学術論文を検索してみた
研究職に着かれている方や、大学時代に使用した方はよくご存知かと思いますが、ciniiという学術論文を検索するサイトがあります。
ここに掲載されている学術論文は読めるものと読めないものがあります。
大学時代は権限があったので色々な学術論文が読めましたが、今はとりあえずタイトルと概要くらいしか読めないものが大半です。
まぁどうせ読めたとしてもろくに理解できないことは目に見えているので、とりあえずどのような研究がなされているのか、それだけ少し覗いてみます。笑
キャンプと言うワードでいくつか検索してみると、例えば「野外教育における心的変容に関する研究」とか、「私立中学校生徒の無人島キャンプ体験を通して、野外キャンプ活動における食育教育効果に関する考察」「わが国のキャンプにおける自己成長性の変容 : メタ分析を用いた統合的評価」といったものが出てきます。
色々な研究がされていて、その効果が注目されていることは間違いないでしょう。
研究結果については上述の通り詳細までは分かりませんが、概ね想定された良い影響を与えている、という内容になっているものが多いという事は分かります。
ちなみに、個人的に気になったのが、「キャンプ経験による女子高校生の自己概念の変容過程」という研究。
なぜ女子高生なのかものすごく気になりますが、現実はきっとゆるキャンのような優しい世界にはならないような気がします。笑
概要だけ読むことができますが、ざっくりと言うと、5日間のキャンプ体験をする群としない群に分けて観測。
計測したいくつかの尺度のうち、「自信と自己受容」が、キャンプをする群では日ごとに大幅に改善された。
とのことでした。
キャンプに関する研究は多数され、良い結果が出ている
このように、キャンプが人間に及ぼす影響について、様々な研究がされています。
そして大半が、キャンプは人間の心理や成長に良い影響を与える、という結果になっています。
大学の卒論レベルなので実際の研究現場は違うのかもしれませんが、基本的には仮説を立て、それを検証する流れになるかと思います。
その「仮説を立てる段階」にて、キャンプが人体に悪影響を与える、という仮説を立てる人はほとんどいないので、大抵が「キャンプは素晴らしい」という結果の研究になるのは当然といえば当然です。
ただ、キャンプをすると人体に悪影響がある、という研究は、おそらく何の結果もでない可能性が高いですよね。
研究者の時間も有限なので、ある程度結果を予想し仮説を立てたのち、それを立証するための研究を行わなければなりません。
スポンサーリンク屋外に出ること自体が人間にとって良いこと
キャンプが心理的に良い影響を与えることは、なんとなく想像できると思います。
それは屋外に出て自然と触れ合うことで、人間にとって悪だというものがほとんど存在しないからです。
(少なくとも私は知りません。)
そして逆に外に出て何かをすることで、人間の健康を増進させることは多数あります。
森林浴で綺麗な空気とマイナスイオンを浴び、太陽の光を浴びてセロトニンを分泌し、1/fで心の安らぎを得る。
キャンプは体を動かすような健康増進は難しいですが、外に出て自然に触れること自体が、人間にとって良いことであるのは言うまでもありません。
子供だけでなく、大人の心身にも影響を与える
今回この記事を書こうと思ったのは、子供にとっての発達や成長と言う面で、キャンプに行くことが良い影響なのか(どういった研究があるのか)を知りたかったからです。
しかし調べてみると、子供だけでなく、大人に対しても良い影響があると言えます。
以前、デジタルデトックスに関する記事を書きましたが、それもその一つです。
リンク : デジタルデトックスにキャンプがおすすめ。スマホ依存・疲れを解消!
特にパソコン仕事の私にとっては、屋外に出てリフレッシュする貴重な機会になっています。
文明が悪いわけではないですが、毎日パソコンと睨めっこしていることが、健康にいいことだと言う人はいないでしょう。
外に出て美味しい空気を吸い、羽を伸ばすことが人間にとって大切なことなのは言うまでもないでしょう。
スポンサーリンク感想、まとめ。悪い影響を謳う論文はほとんど存在しないのでは
キャンプは心身に良い影響を与える、という研究はあっても、悪影響を及ぼすという研究はほとんどないのではないでしょうか。
先述のとおり、仮説があっての検証だからでしょう。
実際調べてみても、様々な尺度において良い結果が報告されています。
本当はもっと詳しく、専門的なことが書けたら良かったのですが、詳しいことが分かるはずもないので、余計なことを書くのはやめておきます。笑
頭の悪さを露呈した内容になってしまっていましたが、広く浅い暇つぶしの読み物として、寛容な精神で読んでいただければと思います。