山梨県出身の私が、地元で気に入っているキャンプ場の一つに、佐野川キャンプ場があります。
佐野川という大きな川沿いにあり、開放的な自然が気持ち良いキャンプ場です。
前回紹介した大柳川渓流公園も山梨県の無料キャンプ場ですが、そこよりも気に入っているキャンプ場です。
リンク : 【無料キャンプ場】 山梨県の大柳川渓流公園に行ってみた
人が増えるのが嫌で記事にしていませんでしたが、最近あまり行けていないのと、もっとこういう公営のキャンプ場が増えればいいな、という思いを込めて、紹介することにしました。
佐野川キャンプ場を紹介しているブログもあまりないので、知らない人も多いと思います。
(夏はそれなりに混雑しますが)
動物が多く出る地域なので、ゴミを捨てたり、出しっ放しにしたりしないようにしましょう。
佐野川キャンプ場の基本情報
佐野川キャンプ場は山梨県にある公営キャンプ場で、利用料無料で使用することができます。
無料キャンプ場を使ったことがある方にとっては当然だと思いますが、ゴミは全て持ち帰りです。
ゴミ袋と、ゴミを載せられるスペースを準備しておきましょう。
住所 | 山梨県南巨摩郡南部町井出 |
行き方 | Googleマップで「佐野川キャンプ場」もしくは「佐野川温泉」と検索し、突き当たりまでひたすら進む |
携帯・スマホ電波 | docomoのみ有り。 au、SoftBankはほぼ圏外(実測) |
サイト | 芝サイト |
車の乗り入れ | 可 |
トイレ | 少し汚い |
炊事場 | なし |
駐車場 | サイト近くに駐車可能(オートキャンプ場に近い) |
その他 | 売店等はなく、コンビニからも遠い。 虫は多め。 |
電波はドコモ、au、ソフトバンクの三大キャリアは全て入ります。
無料キャンプ場は電波がないところも多いのでありがたいですね。
とは言え山の奥であることには変わりはないので、格安SIMのようなMVNOは繋がらない場合があります。
追記 :
先日再び訪れたところ、格安SIMでしたが、ドコモ回線しか入りませんでした。
au、Softbankは微弱電波orほぼ圏外となっていました。
設備は小さなトイレのみ
佐野川キャンプ場は小さな小屋のようなトイレが一つあるだけです。
一応小さなライトがついていますが、夜はかなり暗いので、ヘッドライト等は必須です。
掃除は定期的に入っているようですが、頻度はそれほど高くはありません。
虫が多い場所なので、トイレの中にも少なからず虫が入ってきてしまいます。
簡易トイレのようなサイズの小屋一つだけなので、その点は我慢するしかありません。
また、炊事場がないので、洗い物は全て持ち帰る必要があります。
とりあえず大きなゴミ袋に全て入れて、車に積み込む等でも良いです。
洗い物を入れるためのバケツが用意できればそれで持ち帰るのがなお良いでしょう。
リンク : キャンプの面倒な洗い物は、折りたたみバケツで家に持ち帰ろう!【ブログ】
近くに買い物ができる場所はない
近くにコンビニやスーパー等はないので、必要なものは全て買い揃えておく必要があります。
最寄りのコンビニまで車で20分程度でしょうか。
足元も悪いので、徒歩で買い物に行くのは困難です。
お酒を飲んでしまうと買い出し不能になりますので、必要なものは予め全て買っておくようにしてください。
お酒を飲んでいない人がいたとしても、悪路なので買い物に行くのは結構面倒です。
お酒やおつまみ等はどうとでもなりますが、飲料水や食べ物が足りなくなった場合は最悪です。
自動販売機もないので、飲み水が足りないのは命の危機です。
トイレ以外の設備がない、中〜上級者向けキャンプ場
佐野川キャンプ場はトイレ以外の設備が一切ない、中〜上級者向けのキャンプ場です。
当然キャンプ道具をレンタルしたり、忘れ物を買い足したりすることもできません。
必要な道具は全て自分で揃えなければ、佐野川キャンプ場を利用することはできません。
トイレも虫がいて決して綺麗とは言えないので、高機能キャンプ場等と比較すると落差が激しいと思います。
また、スーパーやコンビニが遠く、一度お酒を飲んでしまうと食料品を買い足すのも困難なので、食べ物の量も調整が必要です。
この人数ならどれくらいの食べ物や飲み物が必要か、予め把握しておく必要があります。
無料キャンプ場は公園の一部の場合が多いため、自動販売機が置いてあることも多々あります。
しかし、佐野川キャンプ場には自動販売機すらないので、必要な飲料水も予め計算して用意しておかなければなりません。
そういう意味で、中〜上級者向けのキャンプ場と言えるでしょう。
スポンサーリンク佐野川温泉が近くにあり、快適
佐野川キャンプ場の近くには、佐野川温泉という温泉があります。
温泉は非常に気持ち良いので、ぜひ撤収時には一風呂浴びてみてください。
帰りに汗を流して帰ることができるのは嬉しいですね。
佐野川キャンプ場に行くためには、佐野川温泉の横を通り過ぎてくるしかありません。
「佐野川キャンプ場」というキーワードで検索できない場合は、「佐野川温泉」というキーワードで検索し、そのまま奥まで車を走らせると良いでしょう。
佐野川温泉までは歩いて行けない距離ではないですが、それなりに疲れる距離はあります。
また、かなり道が悪いため、徒歩はおすすめできません。
特に夏場は汗だくになると思います。
行きは汗だくになっても良いのですが、温泉からの帰りに汗だくになるのは最悪ですよね。
キャンプをしている以上、そのうち汚れるし汗はかくのですが、お風呂に入った直後くらいは気持ちよくいたいですよね。
そのため、撤収時以外で佐野川キャンプ場から佐野川温泉に行く場合でも、基本的には車で行くようにしましょう。
川遊びができるので子供も楽しめる
佐野川キャンプ場はその名の通り「佐野川」という川沿いにあります。
佐野川は流れも穏やかで綺麗な川なので、中に入って遊ぶことができます。
夏場は多くの子供達で賑わう川です。
泳ぐも良し、カニや魚等の動物を探すも良し、と言った具合で、自然とのふれあいを思う存分満喫することができます。
佐野川自体は穏やかな川ですが、子供は親の目が届く範囲で遊ばせるようにしましょう。
また、雨天時等は川の水位が上昇していますので、そういう時も川に降りるのはやめておきましょう。
まぁ、ここでキャンプができる人たちはそれなりに自然と対峙してきた人たちなので、改めて言うまでもないですかね。
なお、キャンプ場は佐野川からかなりの高さに作られているので、普通の雨で増水するようなことはまずないと思います。
しかし、万が一大雨で増水している場合はサイレンが鳴りますので、その時はキャンプは禁止です。
まぁ佐野川が氾濫するような時は、もはやキャンプをしている場合ではないと思います。
スポンサーリンク動物注意!猿や猪、熊の目撃証言も
佐野川キャンプ場は大自然の中にあるキャンプ場です。
そのため、動物の目撃証言が後を絶ちません。
鹿、猿、猪、熊、全ての目撃証言があります。
キャンプをしていて出会いたくない動物全ての目撃証言がある、と言っても過言ではありません。
これらの動物は、人間が残した食べ物や、それらが入ったゴミを目当てに来ます。
目撃証言では、他のキャンパーが残したゴミを食べていたようです。
ゴミを外に出しっぱなしにしない、というのは、無料キャンプ場じゃなくても当然ですよね。
どのキャンプ場でもゴミの置きっ放しは禁物ですが、佐野川キャンプ場では特にゴミを外に出しておくのはやめましょう。
熊や猪と遭遇してからでは遅いですし、自分だけでなく他のキャンパーにも迷惑がかかります。
感想、まとめ。大自然を満喫できるキャンプ場
佐野川キャンプ場は多々ある無料キャンプ場の中でも、大自然を全身で感じることができる場所です。
都会の喧騒から離れて、圧倒的な自然に身を任せることができます。
とは言え、真夏のハイシーズンはそれなりに人がいるので、やはり少し時期をずらした方が快適です。
どうせなら静かな自然を満喫したいですしね。
ただし、大自然を満喫できる反面、トイレを除いて一切の設備がありませんので、全てを自分たちで準備する必要があります。
炊事場も売店も、自動販売機すらありません。
ちゃんと計算せずにお酒を飲んでしまうと、移動手段がなくなり困ることになります。
それさえできれば非常に魅力的なキャンプ場ですので、そろそろキャンプに慣れてきたかな?と思ったら、挑戦してみてはいかがでしょうか。
なお、関東甲信越、東京から行ける無料キャンプ場については以下でまとめていますので、ご参考にしてください。