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キャンプで焚き火に使う薪の選び方!燃える薪と長持ちさせるコツは?

もし、「キャンプの時間で、何の時間が一番好きですか?」と質問されたら、あなたなら何と答えますか?

食事の時間が好きな人、朝の静寂が好きな人、人それぞれだと思います。

そんな中、一定以上の需要があると思われるのが、焚き火の時間です。

1/fのゆらぎに癒される、キャンプの醍醐味の一つでもあります。

リンク : 1/fのゆらぎとは?自然に身を置き、焚き火や音楽でリラックス!

焚き火の炎

そんな焚き火ですが、薪によって燃えやすさが異なります

そんな事は分かっているよ!という人が多いとは思いますが、どんな薪がよく燃えてどんな薪が燃えにくいのか?、どうやって見分けるのか?というところを、ちゃんと説明できますでしょうか?

今回は私も少し調べて知識を補充しながら、改めて整理してみました。

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よく燃える薪の作り方

薪の種類に入る前に、そもそも薪って何でしたっけ?

とりあえず燃えやすい木であれば薪なのでしょうか。

その見解は当たらずも遠からず、と言ったところです。

簡単に言うと、生木を適当な大きさに割って乾燥させたものです。

生木を適当な大きさに割るのは、使いやすくする目的もありますが、空気に触れる面積を増やしてより乾燥させやすくする目的もあります。

つまり、薪はしっかりと乾燥させてはじめて薪と言える、ということですね。

生木は50%が水分

「生木」という言葉には二つの意味があります。

  1. 地に根を張って生きている木。
  2. 切ったばかりで、まだ乾燥していない木。

ここで言う生木は、後者の方になります。

生木には水分が大量に含まれており、約50%が水分であると言われています。

当然この状態では水を燃やしているようなもので、よく燃えませんので、薪として使うためにはしっかりと乾燥させなければなりません。

割った状態で8ヶ月以上乾燥

薪の販売で生計を立てているお店で言う、「燃えやすい薪」と言うのは、生木を割った状態で8ヶ月以上乾燥させるようです。

これは言葉の定義ではないので、8ヶ月以上乾燥させていなくても「薪」と定義する事はできます。

しかし、ここまで乾燥させた薪と、あまり乾燥させていない薪では、燃焼効率に差が出るのは当然のことです。

なお、乾燥は雨の当たらない風通しの良い場所で行います。

乾燥させている薪

出典 : 薪の松尾

東京や大阪等の大都市圏ではそれなりに経済的な余裕がないと、自宅にこういったスペースを確保するのは難しく、なかなか薪を保管していくのは難しそうですね。

薪用の貸し倉庫やコンテナをレンタルすることもできますが、そこまでするのもハードルが高いです。

シューシューという音は水分が蒸発する音

薪がしっかり乾燥していないと、燃焼効率はガクッと落ちます。

水分の量によっては、着火剤を使っても燃えません。

なお、水分が多く含まれている薪を燃やすと、シューシューという音がします。

あれは薪の中の水分が沸騰し、外に出てきている音です。

簡単に言ってしまえば、シューシューと音がする薪は悪い薪です。

天気によってはどうしようもない場合もありますが、買った薪でこの音がする場合は少し残念かもしれません。

(往々にしてよくありますが・・・。)

薪がパチパチ言うのは水蒸気が破裂している音

悪い薪は水分が多いので、シューシューという音がして良く燃えません。

逆に、良い薪はパチパチと音がして燃えます。

・・・と言うのは、厳密に言うと正しくありません。

薪が燃えている様子

シューシューと音を立てるよりマシですが、パチパチという音がたくさんするほど、良い薪だというわけではありません

焚き火等で薪がパチパチという音を立てて爆ぜるのは、中にある水分が水蒸気となって膨張する時に、木を突き破って外に出ていくからです。

もちろん薪がある程度乾燥して燃えないとこの音はしませんが、この音がたくさんする薪は燃えやすい、ということではありません。

余談ですが、パチパチという音をテレビで放映すると視聴率が上がるらしいです。

この音が嫌いなキャンパーはいないと思いますが、薄暗い静寂の中に響く薪の音は、やはり人間にとって癒し効果があるのかもしれません。

薪の種類は大きく「針葉樹」と「広葉樹」に分かれる

薪を見分ける時には、大きく「針葉樹か広葉樹か?」という点を気にしましょう。

これが何の木か?というところまで一目で判別できれば格好いいですが、薪の状態でそれを見分けるのは素人には困難です。

慣れてくれば「これはおそらく松の一種」というところまでは分かるようになってきますが、それより先はマニアの領域です。

松の種類によっても燃えやすさは違いますが、暫くはそこまでの知識は必要ないでしょう。

焚き火を楽しむ第一歩としては、まずは「針葉樹か広葉樹か」というところに着目するようにしましょう。

針葉樹は燃えやすく着火向き

では、針葉樹はどのような時に使うのでしょうか。

針葉樹は燃えやすい反面、長持ちしないという特徴があります。

そのため、最初に着火する時には針葉樹の薪を使うと良いでしょう。

針葉樹の薪

出典 : 薪の松尾

針葉樹ってどんな木?

そもそも、針葉樹とはどんな木でしょうか。

針葉樹とは、葉が針のように尖っているのが特徴で、裸子植物の樹木を指します。

中学校の理科で習いましたよね、裸子植物。

お子様がいらっしゃる方は最近見たばかりのワードかもしれません。

胚珠が剥き出しになっている種子植物のことを裸子植物と言います。

もちろん名前の由来は葉っぱの形で、針のように細い葉っぱから来ています。

針葉樹の例

代表的な針葉樹には次のものがあります。

  • スギ
  • イチイ
  • イヌマキ

松ぼっくりは最初の火種としても使えるので、まさに焚き火向きの樹木ですね。

リンク : 天然の着火剤!松ぼっくりと木の枝を使った焚き火の始め方

広葉樹は持続力がある

広葉樹の特徴は、針葉樹とは真逆です。

火がつきにくいので着火させるのは大変ですが、一度火がついてしまえば長続きします

キャンプファイアーで使われるのは広葉樹の場合が多いです。

広葉樹の薪

出典 : 薪の松尾

広葉樹ってどんな木?

針葉樹が裸子植物であることはお話ししましたので、広葉樹はその反対です。

これも昔習ったと思いますが、覚えていますか?

まぁお子さんがいらっしゃる過程でなければ、ほとんどの方が記憶の彼方に追いやっていると思います。

広葉樹は、被子植物に属する樹木のことを指します。

被子植物は胚珠が心皮に包まれていることから、「被子」という言葉が使われています。

なお、被子植物の場合は、この心皮の部分が果実となります。

広葉樹の例

代表的な広葉樹には次のものがあります。

  • ケヤキ
  • ブナ
  • クヌギ
  • コナラ

針葉樹で着火し、広葉樹で長持ちさせる

針葉樹の薪は燃えやすく長持ちしません。

逆に広葉樹の薪は燃えにくいですが、一度火が付けば長時間燃え続けます

火にかけるダッチオーブン

うまく焚き火をするコツは、この特徴を活かすことです。

つまり、最初は針葉樹の薪で着火し、その後広葉樹の薪を入れ、長持ちさせるのです。

とは言っても、それはあくまでも理想の話です。

現実は針葉樹と広葉樹の両方の薪を用意するのは面倒で、キャンプ場で売っている薪をそのまま利用することが多いと思います。

もしキャンプ場で針葉樹と広葉樹、両方の薪が売っていて、どちらか一方を選べるのであれば、広葉樹の方が焚き火には適していると言えるでしょう。

着火に時間がかかっても、トーチバーナー等で無理矢理着火してしまえば、あとは同じだからです。

これはあくまでも経験談ですが、キャンプ場で売っている薪は針葉樹のものが多いです。

キャンプ場で売っている薪が広葉樹だったら、その日の焚き火には少し期待しても良いかもしれません。

そのワクワクが、焚き火の楽しさを一段階上げてくれます。

針葉樹と広葉樹の見分け方

針葉樹と広葉樹の燃え方の特徴を覚えたところで、今手元にあるその薪は、果たして針葉樹なのでしょうか、広葉樹なのでしょうか。

薪としての特徴が分かっても、これが針葉樹なのか広葉樹なのか分からなければ意味がありません

では、針葉樹と広葉樹はどのように見分けたら良いのでしょうか。

葉っぱが尖っているかどうか

まず一つ目の特徴は、「針葉樹」と「広葉樹」という名前にも現れているとおり、葉っぱの形です。

その名のとおり、松のように葉っぱが尖っているのが針葉樹、桜のように葉っぱが丸みを帯びているのが広葉樹です。

針葉樹の葉っぱ

画像出典 : 葉と枝による樹木検索図鑑

上記画像はイチイ科のもので、針葉樹の葉っぱです。

良く松の木で見慣れていると思うので、イメージはつくと思います。

画像出典 : 葉と枝による樹木検索図鑑

上記画像はクルミ科の植物のもので、広葉樹の葉っぱです。

子供に「葉っぱの絵を描いてみて」というと、まずこの絵が描かれるような、そんな形状をしています。

葉っぱで見分けるのが一番分かりやすい特徴かもしれません。

ただし、薪の状態では葉っぱがついていないので、この特徴で判別することができません。

裸子植物か被子植物か

こちらは先程触れましたが、針葉樹は裸子植物で、広葉樹は被子植物です。

簡単な言い方をすると、広葉樹は果実をつけます

果実をつけた木であれば、広葉樹ということですね。

これが針葉樹と広葉樹を見分ける二つ目の特徴です。

しかし、これも薪の状態になってしまっては判別することができません。

表面がツルツルしているか、逆立った皮があるか

薪の状態で見分けるポイントは、樹木の皮の部分にあります。

必ずしも全てがそうではありませんが、広葉樹は樹皮がツルツルしているものが多いです。

逆に針葉樹は皮が逆立っており、毟ることができたり、摘むことができたりします

針葉樹の薪の皮

出典 : 薪の松尾

※写真は針葉樹の薪です。

薪を見る時は、まずこのポイントを見ると良いでしょう。

年輪がはっきりしているかどうか

もう一つ、薪の状態でも見られる特徴としては、年輪があります。

針葉樹は年輪がはっきりとしている場合が多いです。

それに対して広葉樹は年輪の色の違いが曖昧のことが多いです。

いきなりこの特徴だけで見分けるのは困難ですが、焚き火をする時に少しずつ薪の特徴を観察することで、その違いが分かるようになると思います。

針葉樹と広葉樹は樹木自体の質感も違うので、そこまでのノウハウを得たら、一目でどちらか分かるようになるでしょう。

薪の種類を意識すると、よりキャンプが楽しめる

針葉樹と広葉樹でそれぞれ特徴があったとしても、わざわざ複数種類買っておくのは大変です。

どちらか一種類を選ぶのであれば、燃焼時間の長い広葉樹の薪がおすすめです。

ミニ焚き火台で焚き火をしている様子

もし家の近くに広葉樹の薪が売っている場所があれば、毎回そこで買ってから行くと良いでしょう。

キャンプ場の薪は当たり外れが大きく、湿気っていて全く燃えないことすらあります。

いきつけの薪補給所があれば、そういった点には困らなくてすみます。

もちろん、焚き火が大好きな方は、針葉樹と広葉樹、ひいては樹木の種類まで拘り、何種類もの薪を使い分けているかもしれません。

あなたがもし焚き火沼にどハマりしたのであれば、勉強してそこまで拘るのも良いでしょう。

ただ、一般的な趣味の範囲でキャンプを楽しむ分だと、なかなか木の種類まで拘るのは難しいです。

しかし、この薪が針葉樹なのか広葉樹なのか、だから燃えやすいのか長持ちしやすいのか、それだけでも知識を持っていると、より一層焚き火が楽しめることは間違いありません。

より一層焚き火を楽しめるということは、より一層キャンプを楽しめることと同義です。

感想、まとめ。薪の特徴を知ってワンランク上のキャンプを!

キャンプに行くと毎回のように行う焚き火。

火のゆらめきに癒されるのは、キャンプの醍醐味の一つです。

薪に関する知識があると、その焚き火をさらに楽しむことができるでしょう。

焚き火の様子

内容を簡単にまとめると、針葉樹は燃えやすく持続力がないので着火用、広葉樹は燃えにくいが持続力があるのでその後に焚べる、という感じです。

とは言え、実際はそのキャンプ場で売っている薪を買って焚き火をすることがほとんどだと思います。

なかなか種類ごとの薪を用意して、使い分けるということは難しいです。

家に薪ストーブがあって、普段から薪をストックしている、とかであれば、話は別ですが・・・。

しかし、薪に関する知識を持っても実際に使う薪は変わらないかもしれませんが、焚き火の楽しさは変わってきます

キャンプ場で売っている薪が針葉樹なのか広葉樹なのかで一喜一憂できますし、よく燃える薪に当たった時はその要因を考えるのも楽しいです。

何気なく焚き火を行なっても結果的に持続時間は同じですが、その過程を楽しむのがキャンプというものではないでしょうか。

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