皆さまご存知の通り、コスパが良い、とは、コストパフォーマンスが良いの略です。
簡単に言えば、この価格(コスト)なら、機能性(パフォーマンス)を考えれば安い、という意味ですよね。
つまり、コスパが良いと言うのは、単純に値段が安いだけではないのです。
ただ安いだけの商品に対しても「コスパが良い」と使われることがありますが、パフォーマンスが伴ってのコスパです。
ただ安いだけで品質も悪い商品は、「安かろう悪かろう」とでも言っておきましょうか。
逆に、たとえ値段が高くてもそれを凌駕する機能性があれば、それはコスパが良いと言うことができます。
今回はキャンプ初心者から上級者まで、幅広くおすすめなコスパ抜群なキャンプメーカーをご紹介します。
コスパ抜群なキャンプ道具はPB(プライベートブランド)がおすすめ!
世間一般的にも、PB(プライベートブランド)商品はコスパが良いことで知られています。
プライベートブランドは小売店等がオリジナルで出すブランドで、イオンの「トップバリュ」やセブンイレブンの「セブンプレミアム」、ローソンの「ローソンセレクト」等がそうです。
これらの商品は自社工場で作っているものもあれば、OEM(=中身は他社が作り、パッケージやブランドロゴだけ自社のものを使用する)で生産するものもあります。
プライベートブランドは生産者=販売者でもあるので、販路開拓も必要なければ中間マージンもあまり発生しないので、価格が安いのが特徴です。
OEM供給を受けている場合、中身も同じものになるので、それでいてクオリティも低くありません。
プライベートブランドはまさにコスパ抜群な商品の代名詞なのです。
そんなプライベートブランドが、キャンプ業界にもあります。
大手アウトドアショップが独自のブランドを立ち上げて販売しています。
自社ブランドなので寡占的な販売ではありますが、そのクオリティの高さから高い人気を博しているものが多いです。
キャンプブランドでもプライベートブランドには全体的に低価格で高品質なものが多いので、初心者にもおすすめです。
有名アウトドアショップの人気キャンプブランドをご紹介!
それでは、大手アウトドアショップの人気プライベートブランドをご紹介します。
キャンプ好きなら誰もが聞いたことがあるアウトドアショップですが、実はプライベートブランドを出しているんです。
また、ブランドは知っていたけど、アウトドアショップと結びついていなかった人もいたかもしれませんね。
(私もこの記事を書きながら知ったものがありました。)
tent-Mark designs(テンマクデザイン)/WILD-1(カンセキ)
まず最初は「天幕」とも呼ばれる、「tent-Mark designs(テンマクデザイン)」。
私も愛用しているサーカスtc(circus-tc)は、高いコストパフォーマンスのポリコットンテントで一世を風靡しました。
関東圏を中心に勢力を伸ばす人気アウトドアショップ「WILD-1」のプライベートブランドです。
テンマクデザインは極端に価格が安いわけではありませんが、値段と比較して機能性が高い商品が多く、まさに「コスパが良い」キャンプブランドになります。
リンク : サーカスTCは冬キャンプにもおすすめなコスパ抜群のティピーテント!
Qualz(クオルツ)/WILD-1(カンセキ)
アウトドアショップの「WILD-1」が展開しているもう一つのブランド、それがQualz(クオルツ)です。
クオルツはテンマクデザインと比較して、価格を安めに設定した商品が多いです。
アウトドアショップのワイルドワンに行くとクオルツの商品がたくさん展示されているので、つい買いたくなってしまいます。
個人的にクオルツの商品で気になっているのが、背もたれを高くして座り心地を重視した、「ライトビームロングチェア」です。
ワイルドワンに行けば必ずと言っていいほど展示されており、座り心地の良さからクオルツの売れ筋商品でもあります。
VISIONPEAKS(ビジョンピークス)/ヒマラヤ
様々なメーカーのキャンプ用品を、通販にも力を入れて取り扱うヒマラヤのプライベートブランド、それが「VISIONPEAKS(ビジョンピークス)」です。
通販でキャンプ道具を買うことが多い方は、ヒマラヤを利用したことがある人も多いと思います。
ビジョンピークスは全体的に価格が安いので、まずはとにかく道具を揃えたい!という初心者の方にもおすすめです。
ビジョンピークスはロゴに特徴があるので、キャンプ場で見覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。
Hilander(ハイランダー)/Naturam(ナチュラム)
アウトドア系ECサイトの雄、ナチュラムが出しているオリジナルブランドが、「Hilander(ハイランダー)」です。
個人的には、これから最も勢いをつけてくるキャンプブランドだと思っています。
価格は概ね一流メーカーの半額程度にもかかわらず、そのパフォーマンスは大手キャンプメーカーに引けを取りません。
また、ハイランダーを出しているナチュラムはアウトドア通販業界のリーディングカンパニーでもあります。
家業の釣具屋を、社長の経営センスで一代にして現在のナチュラムまで育て上げました。
そんなナチュラムが出すプライベートブランドなので、ハイランダーはこれから更に攻勢を仕掛けてくることでしょう。
Alpine DESIGN (アルパインデザイン)/スポーツオーソリティ
大型ショッピングモール「イオン」でよく見る、スポーツオーソリティ。
実はスポーツオーソリティはイオン系列のアウトドアショップなので、イオンの大型店舗には大抵入っています。
イオンによく行く方にとっては、御用達のブランドかもしれません。
Alpine DESIGN(アルパインデザイン)は、そんなスポーツオーソリティのプライベートブランドです。
幅広い商品を取り扱うスポーツ用品店ですが、キャンプ道具は本格的です。
イオン系列だけあって、コスパの良い商品が多いです。
販売ショップにもよりますが、たとえば造形の良いヘキサタープが5,000円台で買えたりします。
初心者だけでなく、キャンプ好きにも愛用されているブランドです。
SOUTH FIELD(サウスフィールド)/アルペングループ(スポーツデポ)
スポーツオーソリティがプライベートブランドを出せば、スポーツデポもプライベートブランドを出します。
スポーツデポはアルペングループで、アルペン、スポオソ、ゼビオでよく比較されているのを目にします。
そんなアルペングループのプライベートブランドがSOUTH FIELD(サウスフィールド)です。
サウスフィールドも値段が安く、扱いやすい商品が多いので、どちらかと言うと初心者におすすめのギアです。
個人的には、アルパインデザインよりも少し値段が安めなイメージです。
Quick camp/eスポーツ
Quick camp(クイック キャンプ)も面白いブランドです。
アウトドア用品の通販でシェアの高い、eスポーツのプライベートブランドになります。
eスポーツは(株)フューチャーアーキテクトの子会社で、ちょっと異色な会社です。
「簡単な設営で手軽にキャンプをする」、ということに重点をおいたギアが多く、クイック キャンプのワンタッチテントは一時期話題になりました。
ワンタッチテントだけでなく、アウトドアワゴン等、比較的低価格で質の良いギアを数多く世の中に排出しています。
ナチュラムのプライベートブランド「ハイランダー」と共に、O2O(オンライン・ツー・オフライン)を進める注目のブランドです。
スポンサーリンク初心者はまずはコスパ重視で選ぼう!
個人的には、初心者はまずコスパ重視で色々なギアを使ってみるのが良いでしょう。
まずは何事も経験なので、幅広い種類のギアを使うのが良いと思います。
いざキャンプ道具を使ってみると、別の機能が欲しくなったり、他人のギアが欲しくなったりします。
経験を積んで知識を持った後であれば、既に購入時に様々なギアを比較した上で買っていらことが多いです。
(それでも最新ギアは欲しくなりますが。)
最初からあまりに高いギアを買いすぎると、買い換えるのが勿体なくなり、一方方向のギアしか使ったことない、ということになってしまいます。
そのため、初心者の方はまずはコスパ重視で、比較的価格が安いプライベートブランドがおすすめです。
まずは実際にキャンプ道具を使ってみて、身を以てその使い勝手を体感してみてください。
キャンプスタイルは十人十色なので、レビューで高評価が付けられているキャンプ道具が自分の好みである保証はありません。
お金さえ払えばSNSで人気のキャンプ道具を揃えるのは簡単です。
しかし、SNSでいくらイイネ!を貰おうと、自分の感性に合ったキャンプスタイルを見つけなければ意味はありません。
そのため、まずは色々な道具を使ってみて、どのようなスタイルが自分に合っているのかを確立するのが先決だと思います。
もちろん、ここでの意見も私の個人的見解に過ぎません。
「高いものを使ってみないとそのギアの本質は分からない!」という意見があっても良いですし、一目惚れや衝動買いに感性の信頼を置くのも良いです。
ここは私のブログなので私が思うことを買いているだけであり、正解が書いてあるわけではありません。
このブログだけでなく、色々なブログの色々な考え方を見て、自分なりの楽しみ方を見つけてください。
まとめ。これからも有名プライベートブランドに期待!
近年色々なキャンプブランドが出てきて、キャンプスタイルも十人十色になってきました。
その中で、プライベートブランドのキャンプ道具が勢力を拡大しているのは事実です。
プライベートブランドには、オリジナル商品ならではの高いコスパと、一流アウトドアショップが背景にある安心感があります。
どのメーカーが好き!という好みはあると思いますが、多くのキャンプメーカーが登場している現在、一つのメーカーで全てを統一するのはなかなか困難です。
そのため、時にはプライベートブランドのキャンプ道具を混ぜる等して、上手く活用していくことが大切です。
プライベートブランド商品には完全な廉価版だけでなく、大手キャンプメーカーも出していないオリジナリティ溢れる商品も多数存在します。
興味がある方はまずラインナップを覗いてみてはいかがでしょうか。