今回は久々に、コラム的な記事を書いていこうと思います。
キャンプは変わらず、四季を通して楽しんでいますが、今年の夏はダメでしたね…
猛暑のキャンプは暑いを通り越して、命の危機すら感じます。
キャンプ好きな私ですが、さすがに今年の猛暑はキャンプを断念した、そんな話です。
気温が平年よりも3度上昇!?
2024年の夏は、とにかく暑かったです。
2023年の夏も暑くて「記録的猛暑!」と言っていたので、「またかよ…」と思う方もいるかもしれません。
しかし実は、2023年も歴史的猛暑で、平均的な暑さよりも2℃高かったのだとか。
そんな猛暑を2024年は塗り替え、平均よりも3℃も高かったそうですね。
毎年のように「猛暑!猛暑!」と言っているようですが、去年と今年は本当に猛暑だったようです。
3℃違えば30℃が27℃になるので、ずいぶん違いますよね。
そもそも平均気温が上がっている
じゃあ2023年と2024年が特別暑かっただけで、また昔みたいな暑さに戻るのかというと、それもそういうわけでもなさそうです。
2023年と2024年が特別暑かったのは間違いないので、気温はある程度落ち着くと思います。
しかしそもそも平均気温が徐々に上昇しつつあるので、大人のキャンパーのみなさんが子供の頃のようには、気温が下がることはないでしょう。
そうなってくると、キャンプ業界には非常に厳しい状況となるでしょう。
業界全体で、キャンプを夏のイベントから秋〜冬のイベントに変えて行く活動をした方が、長い目で将来性を見据えた時に有効かもしれません。
スポンサーリンクキャンプは夏のイメージが変わるか
私が子供の頃は、キャンプといえば間違いなく夏のイベントで、テントと虫取り網と麦わら帽子を被った少年で、夏のイメージが完成します。
しかし近年、コロナ禍のキャンプブームによって冬キャンプの認知度が上がったこともあり、キャンプ=夏のものという固定概念は薄れたと思います。
それでも世間一般には、キャンプは子供の夏休みに楽しむイベント、というイメージは根強く残っていると思います。
しかしこれだけ猛暑になってしまうと、真夏にキャンプをする人が減り、キャンプは春と秋に楽しむもの、というイメージがつくかもしれません。
今後のキャンプ業界を考えると、ここが正念場なのかもしれません。
もはや夏のキャンプは危険域
2024年も引き続き、最高気温が40℃にも達する地域が出る、記録的猛暑となりました。
普段は節電を呼びかけている電力会社も、最近は、夏は逆にエアコン使用を呼びかけるようになりました。
様々な店舗が「クーリングシェルター」として涼むためにスペースを開放するなど、企業も社会的課題として役割を果たすようになってくるほどです。
そんな中で、キャンプはもはや命の危険があるレベルです。
タープを立ててしまえば少しはマシになるかもしれませんが、設営の時点で倒れてしまいます。
日陰になっても気温の高さは健在なので、気づかないうちに熱中症になるリスクがあります。
スポンサーリンク様々な暑さ対策ギアはあるが、限界に近い
暑さ対策はキャンプだけでなく、街中でも当たり前になって来ました。
ネッククーラーをはじめとした身につけるギアは、キャンプにおいても活躍します。
技術の進化に伴い、モバイルバッテリーもかなりの容量になってきたので、少し大きめの扇風機も稼働できるようになりました。
しかしそれでもこの猛暑の中ではドライヤーの風を浴びてるようなもので、限界があります。
暑い中でキンキンに冷やしたビールを飲む、というのが大好きでしたが、アルコールによる脱水作用で、熱中症が加速する危険すらあります。
ソロキャンなら自分に扇風機を常に当てておくこと等も考えられますが、最近はファミキャンメインなので、家族のことを考えると尚更この天気でキャンプをするのは難しくなってきます。
逆に春や秋、冬キャンプはやりやすくなる
2023年もそうでしたが、夏は記録的な猛暑となった後、10月に30に到達するなど、記録的な残暑となりました。
そして冬も記録的な暖冬となったのです。
個人的には、暖冬自体は通勤が楽だし、暖房代が節約になるのでありがたいところです。
(地球環境的にどうかという問題はありますが)
キャンプにおいても、暖冬になることにより、冬キャンプのハードルは下がったと思います。
夏にキャンプができない分、秋や冬のキャンプメインにシフトすることで、世の中の繁忙期から少しずらし、快適なキャンプができるかもしれません。
猛暑の中、無理にキャンプをして熱中症になるより、夏はキャンプ休止期間と割り切るのも一つの選択肢かな、と感じた2024年の夏でした。