冬キャンプは寒さを楽しむものですが、じわじわくる寒さはなかなかに大敵です。
「じわじわくる寒さ」と言われても抽象的過ぎて伝わらないかもしれませんが、「動けば改善されるけど動きたくないことによる寒さ」と言えば伝わるでしょうか。笑
実際動いても改善されないことがありますが、しかしイメージはそんな感じです。
この寒さは温かい飲み物を飲んでも改善されないため、色々な場所にホッカイロを貼ったりして対策をするケースが多いです。
一番じわじわ寒いのは手足ですが、逆に手足は厚手の靴下を履いたり、手袋をしたりで対策している人も多いと思います。
個人的に対策を怠りがちで、じわじわ冷える原因の一つと考えているのが、お尻です。
※本記事で私が撮っていない写真は、LOGOS公式サイトからの出典です。
アウトドアチェアは生地が厚くない
そもそもアウトドアチェアは、生地がそこまで厚くありません。
最近は冬キャンプも流行ってきていますが、あくまでキャンプのハイシーズンは夏です。
そのため、生地を厚くするどころか、通気性を高くして蒸れないようにしています。
夏のキャンプの時に、座っていたらお尻が蒸れたのでは不快で仕方ありませんからね。
そのため、チェアの値段の問題ではなく、アウトドア用のチェアというものは総じてお尻部分は寒く(涼しく)なっているのです。
冬用チェアはそこまで需要が高くない
もちろん、冬キャンプ用に生地を厚くしたチェアを作ることも可能です。
生地を起毛にするのも良いかもしれませんね。
もちろんその分値段は高くなりますが、そこまで跳ね上がるということもないでしょう。
しかし世の中には、冬キャンプ用チェア、というものはそれほど多くありません。
理由は単純で、夏用と冬用でチェアを分けると倍のお金もかかりますし、収納にも困るからです。
4人家族だとしたら、チェアだけで8個も揃えなければいけません。
お金の問題もありますが、やはり収納スペースの問題は大きいです。
そのため普通の家庭では夏用チェアを使いまわし、わざわざ冬用のチェアを購入することはしないのです。
ロゴス(LOGOS)のヒートユニットシリーズ
そんな冬の寒さ対策におすすめなのが、ロゴス(LOGOS)のヒートユニットシリーズです。
電気の力で暖まる仕組みを、チェアを中心にアウトドア用品に導入したものです。
仕組みは単純ですが、これがあるのとないのとでは暖かさに大きな差が生まれます。
ヒートユニット・クッションシート
まず、最低限お尻だけは温めたい!という場合に使うのが、ヒートユニット・クッションシートです。
チェアの上に置く座布団のようなもので、電源を入れれば発熱して暖かくなります。
シート自体もかなり分厚く作られているので、電源を入れなくてもある程度の気温であれば問題ないと思います。
とにかく、キャンプ中にお尻が寒いのを何とかしたい!という方におすすめです。
ヒートユニット・背付クッションシート
お尻の寒さに加えて背中の対策もしたい場合は、ヒートユニット・背付クッションシートがおすすめです。
先ほどのクッションシートタイプに、背中部分が加わりました。
もちろん背中にもヒーターが付いているので、お尻と背中を同時に温めることができます。
その分値段は高くなっていますが、快適さはこちらの方が圧倒的に上です。
ヒートユニット・チェアシート
ヒートユニット・チェアシートは、ヒートユニット・背付クッションシートの「クッションなしバージョン」だと思ってください。
チェアの上に置いて使うものに変わりありませんが、クッションがないので柔らかさがありません。
チェアシートでもお尻と背中にヒーターがついているので、暖かさは問題ありません。
こちらも快適さが落ちる分値段が下がるのと、コンパクトさが向上します。
ヒートユニット・アンダーシュラフマット
チェアだけでなく、ヒートユニットがついたマットもあります。
寝る時に快適に眠ることができますが、4,400mAhのバッテリーの場合、低温モードでも連続稼働時間は約6時間なので、朝まで温め続けるのは難しそうです。
とは言え、眠る時だけでも暖かければ大きく変わります。
シュラフの中は一度暖まってしまえばとても暖かいので、最初に中温・高温で一気に温めるような使い方が良いかもしれません。
なお、マットと言っても反発はそこまで高くないので、マットを敷いた上でヒートユニット・アンダーシュラフマットを敷くようしましょう。
ヒートユニット・ベスト
ヒートユニットがついたベストもあります。
ロゴスはアパレルにも力を入れているので、アウトドアイン使える、機能性の高い洋服を多数販売しています。
キャンプはもちろん、アウトドア全般に使えるベストだと思います。
スポンサーリンクUSBから給電。モバイルバッテリーを使おう
ロゴスのヒートユニットシリーズはUSBから給電します。
そのため、基本的にはモバイルバッテリーを用意し、使用するのがおすすめです。
スマホを充電するものと兼用でも良いですが、いざという時に使えないと困るので、大容量のモバイルバッテリーは1つ持っておくと便利です。
リンク : キャンプに携帯していくモバイルバッテリーの選び方
なお、ヒートユニットシリーズにはモバイルバッテリーを使用することを想定したポケットがついています。
画像手前部分にモバイルバッテリーを入れ、USBを繋ぐことができます。
こういった工夫は、さすがロゴスと言ったところでしょうか。
電源サイトをフル活用するのも面白い
せっかく電気の力を使って暖まれるギアなので、電源サイトを借りて満喫するのもありです。
電源サイトであればバッテリー容量を気にせず使用することができます。
リンク : 電源サイトの使い方!最大アンペアを確認して快適なキャンプを!
電源サイトには賛否両論ありますが、個人的には電気の力を使って暖まるのも純粋に楽しいです。
「文明の利器を使って、自然に立ち向かう感覚」とでも言うのでしょうか。
ヒートユニットシリーズを買ったら、電源サイトを借りてフル活用したいところです。
個人的には電源サイト利用前提なら、ヒートユニット・アンダーシュラフマットが優先度高いと思います。
スポンサーリンク感想、まとめ。ヒートユニットシリーズを駆使して快適冬キャンプ!
ロゴスのヒートユニットシリーズは、これと言って珍しい機能、というわけではありません。
しかしキャンプメーカーならではのデザインと、チェアやコットとあわせて、屋外で使用することを想定した作りはなかなかありません。
モバイルバッテリーを入れるポケット等は、まさにアウトドアでの利用シーンが想定されているものだと思います。
家庭用の場合は通常コンセントで使用しますので、むしろACアダプタ等で動くのが一般的でしょう。
仮にUSB電源だったとしても、モバイルバッテリーで利用する想定はないはずです。
ヒートユニットシリーズはちょっとした工夫で使い勝手が向上している、ロゴスらしいギアだと思います。