キャンプで使うランタン・ライトは、今や数えきれないほどの種類があります。
ライトの色、明るさ、大きさ、様々ではありますが、ランタンとしての「周囲を照らす」という本質的な機能はどれも似ている部分があります。
しかしCAPTAIN STAG(キャプテン・スタッグ)のかがり火は、雰囲気作りに特化しており、一風変わっています。
必要なキャンプ道具が全て揃っており、余裕がある方向けですが、非常に面白いギアだと思います。
CAPTAIN STAG(キャプテン・スタッグ) LEDかがり火のスペック
まずはCAPTAIN STAGのLEDかがり火の製品情報からご紹介していきます。
かがり火は基本的に、地面に刺して、キャンプサイトの飾りとして使います。
テントのと非常に相性が良く、夜にはタイムスリップしたかのような雰囲気になります。
製品名 | CS LED かがり火(UK-4060) |
製品サイズ | (約)幅88×奥行88×170mm(本体のみ) |
重量 | (約)230g(乾電池含まず) |
材質 | 本体・ポール:ABS樹脂、ホヤ:ポリプロピレン、スイッチ:合成ゴム |
明るさ | HIGH=30ルーメン、LOW=15ルーメン |
連続稼働時間(目安) | フレイムモード=約6時間、HIGH=約8時間、LOW=約10時間 |
光源 | チップ型LED(発光ダイオード)63個 |
電源 | DC4.5V 単3形乾電池3個使用(別売) |
電源は単三乾電池3本なので、用意するのはそれほどハードルは高くないです。
こういった電池式のギアを多用する場合、エネループ等の充電池を使うとコスパが良くておすすめです。
参考記事 : 徹底検証!LEDランタンは充電池(エネループ)でこんなにお得!
まるで松明!地面に刺す面白ギア
CAPTAIN STAGのかがり火は、その名の通り「かがり火」をイメージしたギアです。
▲かがり火のイメージイラスト。その名の通り、これをLEDにしたもの。
現代的には、松明(たいまつ)の方がイメージしやすいかもしれません。
料理屋さんなんかで、実際に火がついているかがり火を見たことがありますが、そのLED版のイメージです。
▲松明(たいまつ)のイラストはこちら。言葉としては松明の方が馴染みがある。
実際、キャンプギアでも本物の火を使った松明ギアがあるので、それのLEDバージョンと言えます。
本物の火を使った方が雰囲気は良いですが、燃料が必要となるので、ランニングコストやメンテナンスの手間は大きく上がります。
参考記事 : キャンプで松明!?blomusのガーデントーチでワイルドキャンプ!
かがり火はLEDではありますが、フレイムモードを搭載し、本物の火のようなゆらめきを演出してくれます。
お金と積載に余裕がある方は、テント・タープの入り口近くに2本、左右対称になるように設置すると、より雰囲気があって良いかもしれません。
スポンサーリンクお洒落さ、格好良さに特化したLEDライト
かがり火は機能性を重視した、高機能のライトというよりも、飾りとしてのお洒落さ、格好良さ等に特化したライトと言えるかもしれません。
なくてもキャンプはできるギアですので、そういう意味ではギアが一通り揃った、中級者以上向けのギアと言えます。
だからこそ、他のキャンパーと差別化ができる、面白いギアだと思います。
▲一般的なランタンとは違った、独特なデザイン。
キャンプは多種多様なギアを組み合わせて、自分オリジナルの秘密基地を作るようなものだと考えていますので、かがり火はキャンプを趣味として全力で楽しむ人向けのギアではないでしょうか。
明るさには期待しない
CAPTAIN STAGのかがり火は、先程書いたようにお洒落さに特化したギアです。
ライトとして周囲を明るくするために使うわけではないので、明るさもHIGHで30ルーメンしかありません。
私の感覚では、500ルーメンくらいでメインランタンに、300ルーメンくらいでサブランタンに使えると思います。
▲ランタンは複数種類持っているが、私の感覚では30ルーメンは少し暗め。詳細は下記の記事参照。
参考記事 : 【初心者向け】ランタンのルーメン(lm)の目安は?用途別のおすすめと比較!
30ルーメンという光量では、周囲を照らす力はほとんど期待できません。
しかし明るすぎてもキャンプサイトの雰囲気は壊れるので、雰囲気を重視したランタンにパワーは必要ありません。
ライトだけ取り外すことも可能
CAPTAIN STAGのかがり火は、地面に刺して使うのがメインの使い方ですが、ライト部分だけ取り外して使うこともできます。
ライトだけ取り外した場合は、テーブル等の上に置くランタンとして使うことになります。
▲先端だけテーブルの上に置いて使った様子。この使い方でも雰囲気は抜群に良い。
30ルーメンはあまり明るくないと言いましたが、手元を照らすテーブルランタンとしてであれば、十分な明るさです。
かがり火はラックの上等に置いてもかなり雰囲気が良いので、サイトのスペースや形によっては、取り外して使うのも良いでしょう。
ちなみにかがり火は柄の部分(棒の部分)もバラバラに分解することができるので、持ち運びに便利です。
長いままだと車に載せるのも大変ですが、分解して折り畳むことでコンパクトになり、荷物の隙間に差し込むこともできるようになります。
▲柄の部分は4つに分解可能。細い部品なので、車のちょっとした隙間に入れることができるのも魅力。
スポンサーリンク感想、まとめ。かがり火でオリジナリティのあるサイトへ!
CAPTAIN STAG(キャプテン・スタッグ)のかがり火は、装飾品としての側面の強いギアです。
機能面で言うと、暗いキャンプ場の夜でも自分のサイトを見つけやすくなったり、テーブルランタンとして手元を明るくしたりといった機能があります。
しかしそれらの機能だけであれば、他のランタンでも十分なので、やはりかがり火を選ぶ最大の理由は「装飾品」としての役割でしょう。
LEDランタンも種類が増え、キャンドルのようなゆらめきを演出できるようになりましたが、かがり火のようなコンセプトのギアは珍しいです。
複数購入し、松明のようにサイトに設置すれば、他のキャンパーとは一線を画した雰囲気になること間違いなしです。