秋〜冬にかけて、キャンプでは暖房器具が活躍します。
さまざまな暖房器具がありますが、カセットガスストーブは燃料がカセット缶(CB缶)であるため、ガスの購入が簡単、かつ持ち運びも楽であることから、手軽に使えることが魅力です。
カセットガスストーブは局所的に暖めることが得意なので、部屋全体を暖めることには向いていませんが、限られた場所を一気に暖める能力には非常に長けています。
今回は一流ガスメーカーとして知られるイワタニから発売されているカセットガスストーブをご紹介します。
イワタニのカセットガスストーブ、CB-ODH-1のスペック
イワタニ(iwatani)からはいくつかのカセットガスストーブが発売されていますが、今回はCB-ODH-1をご紹介します。
CB-ODH-1は暖かさはもちろん、デザイン性も兼ね備えた商品で、ロングセラーな商品です。
画像出典 : iwatani
カセット缶(CB缶)一本で高火力が出るため、コスパ面でも優秀です。
CB缶はスーパーはもちろん、コンビニや100円均一でも売っています。
ガスが簡単に手に入るのも、CB缶の魅力です。
- サイズ : 258(幅)×208(奥行)×294(高さ)mm
- 重量 : 約2.1kg
- ガス消費量約72g/h
- 連続燃焼時間約3時間28分
カセットガス一本で約3時間30分ほど連続燃焼可能なので、一本100円で購入したと仮定すると、一回のキャンプは200円あれば十分です。
2人でキャンプしていれば1人あたり100円という計算になり、暖をとるには十分すぎるコスパと言えます。
私が実際に使用した感覚では、1回のキャンプで1本使い切るのは難しいくらいコスパは良いです。
ただし、イワタニ純正のCB缶を推奨されますので、それ以外のCB缶を使用する場合は自己責任でお願いします。
局所的だが暖かさは抜群
イワタニのカセットガスストーブに限ったことではないですが、カセットガスストーブには空間全体を暖める火力はありません。
カセットガスストーブはどちらかと言うと、足元等の一点に絞って暖める効果があります。
そのため、冬に釣りをする際に足元を暖めるために使用しているシーンをよく見ると思います。
空間全体を暖める力はないですが、急激に冷えた後に体を温める場合等には非常に効果的です。
上記が一般的なカセットガスストーブに対する評価ですが、私が正直に感じたのは、「思ったより全然暖かい」ということでした。
これで空間全体を暖めるのは確かに厳しいですが、氷点下の環境下とかでなければ、十分暖かさを感じることができると思います。
これを買う前までは、「カセットガスストーブなんてあってもなくても大差ない」と思っていましたが、実際に使ってみて、その考えを改めさせられました。
もし火力の面で購入を悩んでいる人がいるのであれば、その点では買って後悔しないと思います。
スポンサーリンク暖房器具は使い分けが重要
カセットガスストーブは局所的に暖めるため、空間全体を暖めることには向いていない反面、釣り場やタープなどの完全屋外環な境下でもその力を十分に発揮してくれます。
逆に、石油ストーブ、特に対流型のストーブは完全に屋外の環境下は苦手です。
石油ストーブは対流型と反射型があり、特に対流型は上昇気流の力を使い空間全体を暖める仕組みのため、屋外で使用してもほとんど暖かさは得られません。
暖房器具は適材適所がありますので、目的に合わせて使い分けることが重要です。
シーンによって、カセットガスストーブでは作れない暖かさを石油ストーブでは生み出すことができますし、逆に石油ストーブでは得られないような暖かさをカセットガスストーブでは感じることができます。
つまり、カセットガスストーブは決して薪ストーブや石油ストーブの廉価版ではない、ということです。
圧倒的な持ち運びの簡単さ(ガス缶の入手しやすさ)や、一点を暖める火力等、カセットガスストーブにしか出せない魅力がたくさんあります。
これらの長所は意外とアウトドアのシーンで活躍の場があるため、薪ストーブや石油ストーブをお持ちの方でも十分活躍の場があると思います。
適材適所に使い分け、快適な冬キャンプを楽しんでください。
まとめ。イワタニのカセットガスストーブはあると冬キャンプをより快適に!
冬キャンプの暖房器具として、カセットガスストーブの購入を検討している方もいらっしゃると思います。
カセットガスストーブだけで冬キャンプを乗り越えるのは困難なのは事実ですが、カセットガスストーブがあると冬キャンプが一段と快適になるのもまた事実です。
特に屋外でも暖をとりたい方や、冷えた手足を急速に暖めたい方にはカセットガスストーブはおすすめです。
なお、カセットガスストーブも酸素を燃焼させていますので、密室環境下での使用は控えてください。
ストーブ系の火器は一歩間違うと非常に危険ですので、商品ごとの注意書きをよく読んでご使用ください。
特に屋内等で使用する際は定期的に換気をし、一酸化炭素中毒には十分注意しながら快適な冬キャンプをお楽しみください。