キャンプ場にはしっかりと管理されたキャンプ場と、無料でテントを張れるキャンプ場があります。
無料のところは、県や市が運営しており、料金を取らないものが多いです。
また、地元の人のみが知っているような場所もあります。
今回はそんな無料キャンプ場の魅力をご紹介します。
無料キャンプ場の定義。ここでは完全な野営とは別物を指す
無料のキャンプと言っても、そこそこ設備が整っているものから、完全な野営まで、複数種類があります。
どれも無料には変わりないのですが、ここでは「キャンプ場と指定されている、無料のもの」と定義します。
要は、「キャンプできます」という案内がホームページや現地の看板等に出ているかどうかです。
「無料でテントを張れる場所」ではなく、「無料のキャンプ場」というのがキーワードですね。
なので、ここで紹介する無料のキャンプ場は、汚いかもしれませんがトイレや炊事場がついているパターンが多いです。
無料のキャンプ場を使用したことがない人にとっては意外かもしれませんが、無料にもかかわらず、トイレなどもしっかりとついている場合が多いのです。
無料キャンプ場の魅力!
無料キャンプ場の魅力を一言で言うと「自由」です。
しかし、管理人もいませんし、ルールもありませんので、一人一人の思いやりが大切です。
(自由と言っても、もちろん、法律というルールはありますし、他の人への思いやり、最低限のマナーは忘れてはいけませんよ。)
チェックイン・チェックアウトなし!自分の時間を好きなだけ満喫しよう
無料キャンプ場の一つ目の魅力は、チェックイン・チェックアウトの時間がないことです。
有料の管理されたキャンプ場では、通常、決められた時間にチェックインし、決められた時間にチェックアウトしなければなりません。
たとえば、チェックアウトが午前10時とかだと、朝食に少し時間がかかると、チェックアウトの時間に追われ、忙しない思いをする場合もあります。
無料のキャンプ場では何時にチェックイン、チェックアウトしても良いので、帰りの時間だけ気にすれば良いことになります。
チェックアウト時間も気にしなくていいので、近場であれば、翌日のお昼を食べてから片付けても問題ありません。
また、チェックイン時間も特に決められていないので、仕事終わりからキャンプ場に向かうこともできます。
※遅い時間に設営する場合は周囲に人がいる場所は避け、周囲に気を遣いながら(ゴム製のハンマーを使う等)、睡眠に必要最低限の設営のみ行うようにしましょう。
※また、無料キャンプ場でオートサイトは稀ですが、オートサイトの場合はエンジン音やライトも迷惑になりますので、遅い時間に行くのはやめましょう。
区画の制限なし!好きなように設営できる
二つ目の魅力は区画の制限がないことです。
区画の制限がないということは、自分が思った配置で、思ったように設営することができるということです。
また、多くの無料キャンプ場はそこまで混雑しないので、隣同士で密接することはほとんどありません。
(埼玉・神奈川あたりの無料キャンプ場は混雑しますが・・・。)
そのため、「区画」という制限に邪魔されることもなく、自分だけの空間を自分の好みに合わせて設営することができます。
有料のキャンプ場でもフリーサイトはあるので、この点は有料のキャンプ場選びでも重要視している人は多いでしょう。
何泊しても無料!浮いたお金で食事を豪華に!
3つ目の魅力は、そのままですが「無料であること」です。
キャンプ場の利用料は平均的にそれほど高くなく、5,000円程度が相場でしょうか。
家族で来た場合は全負担ですが、友人と来た場合は割勘なので、更に安くなります。
しかし、たかが5,000円、されど5,000円です。
浮いた5,000円で高級肉を買ったら?
浮いた5,000円で発泡酒をビールにしたら?
ちょっとしたプチ贅沢が楽しめますよね。
私は2泊することが多いので、10,000円の差が生まれるわけです。
頻繁にキャンプする人にとっては、この差はなかなか侮れません。
スポンサーリンク無料キャンプ場は中級者以上推奨
魅力たっぷりの無料キャンプ場ですが、利用は中級者以上を推奨します。
理由は、売店やレンタルが一切ないため、全て自分で用意しなければいけないためです。
当然食べ物の量も考える必要がありますし、自動販売機もない場所が多いので、飲み物の量も自分たちで考えなければいけません。
また、徒歩圏内に売店やコンビニがない場合がほとんどなので、お酒を飲んでしまったら買いに行くことができません。
そのため、無料キャンプ場は、装備を自分たちで全て用意でき、食べ物・飲み物の必要量を把握できなければ利用は難しいと言えます。
どんな状況でどんな道具が必要かを判断するには何回かキャンプに行き経験を積む必要がありますので、初心者だけで無料キャンプ場に行くのはあまりおすすめしません。
また、ゴミ捨て場もありませんので、ゴミ袋も必要です。
そういった細かい点にも頭を回す必要があるため、無料キャンプ場は中級者以上を推奨します。
まとめ
無料キャンプ場には自由があり、キャンプの魅力を最大まで満喫することができます。
その反面、これは世の中と一緒ですが、自由であるからこそ、自主的な責任・規律が求められます。
これが出来るかどうかが、その国の「民度」であり、キャンパーの「民度」です。
キャンパーはマナーが悪い、と思われるのは嫌ですよね。
キャンプをする人は他人を思いやることができ、自然を愛する人であると、私は信じています。
皆で気持ちよく、そして楽しくキャンプをしましょう。