冬はワカサギ釣りの名所として知られる、群馬県にある赤城大沼に行って来ました。
赤城大沼には、「赤城湖キャンプ場」という無料キャンプ場があります。
夏は無料のキャンプ場として賑わうのですが、冬も意外と人が多くて驚きました。
今回はワカサギ釣りとキャンプ、両方を楽しんできました。
赤城湖キャンプ場とは?
赤城湖キャンプ場とは、赤城山山頂にある無料のキャンプ場です。
トイレと水道があり、夏場であれば快適にキャンプが楽しめます。
無料でありながら美しい景色が見られ、さらに標高が高く避暑地でもあることから、人気のキャンプ場です。
※写真は夏のもの
ただし、トイレはかなり汚いのでそれなりの覚悟は必要です。
夏の赤城湖キャンプ場や、その他詳細については、こちらでも紹介していますのでご参考にしてください。
リンク : 【無料キャンプ場】群馬県にある県営赤城山キャンプ場に行ってみた
冬季はトイレは閉鎖されていますので、排泄対策は必要です。
私が行った時はアメニティドームで男女のグループがキャンプしていましたが、トイレはどうしたんでしょうか。
要らぬ詮索はやめておきましょう・・・。
もちろん水道も出ませんので、十分な水を持って行く必要があります。
ただ、10分程歩くと、ワカサギ釣りの道具をレンタルしてくれる青木荘の前に自動販売機があるので、何とかはなります。
ただ、雪が降る中10分歩くのは体力的に辛いので、極力買っておくようにしましょう。
当然、水は油断するとすぐ凍ってしまいますので、夜間は多少温まっても、寝袋と一緒に入れておく等の対策をしてください。
夏場は快適なキャンプ場ですが、冬季はトイレも水道も使用できませんので、もはや野営とさほど変わりませんね。
凍った湖でワカサギ釣りが楽しめる!
真冬の赤城湖キャンプ場の魅力は、キャンプと同時にワカサギ釣りも楽しめることです。
釣り好き且つキャンプ好きな人は多いと思いますので、堪らないポイントだと思います。
釣ったワカサギを調理してキャンプで食べるのも良いですね。
私は普段からあまり釣りはしないので、ワカサギ釣りはおまけ程度でしたが、良い思い出になりました。
なお、ワカサギ釣りをする場合は、漁業券を購入しなければなりません。
漁業券は、竿やワカサギテントをレンタルしてくれるところで取り扱っていますので、必ず購入するようにしましょう。
レンタルをする場合は買わざるを得ませんが、道具を一式自分で持っている場合でも漁業券は必要です。
道具を一式持っている人であれば、言わずもがなですね。
また、キャンプをしているとついつい夜釣り(釣れるのかどうかは別として)をやってみたくなりますが、釣りをしても良い時間は決まっています。
ワカサギ釣りは朝9時から解禁となりますので、自分で道具を持っていたとしてもそれより前に釣ってはいけません。
まぁ、余程の釣り好きでもない限り、極寒の中で夜釣りをしようと思わないので、ほとんどの方は大丈夫だとは思いますが。笑
スポンサーリンク外気温は-10℃を下回り、風も強い
赤城山は標高1827.6mの山なので、山頂に位置する赤城湖キャンプ場もそれに近い標高があります。
そのため、平地と比べて気温はかなり下がりますので、防寒対策をしっかりしておいてください。
人が上に乗ってワカサギを釣れるほど湖が凍るので、寒いことは想像がつくと思います。
夜間は-10℃を下回る気温まで冷え込みます。
-10℃は北の方にお住いの方は大したことないと思うかもしれませんが、慣れていない人にとっては大変な寒さです。
また、標高が高いため風も強く、まるで吹雪のような状態でした。
気候にもよりますが、体感温度は-10℃どころではないと思います。
赤城湖キャンプ場は夏もそこそこ風が強いですが、今回私が行った日はその時よりも風が強かったです。
更にそこで追い討ちとなったのが、地面が固く、完全にペグダウンできなかったことです。
夏であれば簡単に設営できるような場所でも、地面が完全に凍結、且つ雪で上手く見えなくなっており、最後までペグダウンできませんでした。
今思い返すと、ちょっと場所選びを失敗したと思っています。
最後までペグが刺さっていないため、スカートが少し浮いてしまい、そこから風が侵入してきました。
そのため、テント内の温度がなかなか上がらず、外気よりは暖かいものの、それなりに寒い状況が続きました。
冬キャンプの場所選びは本当に重要ということを思い知らされました。
とは言え、そんな環境の中でキャンプをしている人たちが既に3組ほどおり、場所を選ぶ余地はほとんどありませんでした。
釣りに来た人曰く、「先週も同じ人が泊まりに来てたよ!」とのこと。
何者なのかは分かりませんが、本当に凄いです。
就寝時は-18℃対応のシュラフを使いましたが、これだけでは寒くて眠れません。
とは言え、冬対応のシュラフ以外に選択肢がないので、もはや選択の余地なしです。
冬用シュラフでもそれだけでは歯が立たないので、寝るときはシュラフの中に湯たんぽを入れます。
低温やけどには注意が必要ですが、湯たんぽは必須と言っても過言ではありません。
正直、湯たんぽなしでは眠れなかったと思います。
私が持っている湯たんぽは、ロゴスの湯たんぽとマルカの湯たんぽです。
下記にてレビューしていますので、ご参考にしてください。
リンク : ウェットスーツ生地で気持ちいい、ロゴスのやわらかソフト湯たんぽ!
リンク : 冬キャンプの防寒対策に直火可能なマルカの湯たんぽがおすすめ!
まとめ。防寒対策をしっかり忘れずに!
冬の赤城湖キャンプ場は湖が凍結し、普通のキャンプ場では滅多に見られない光景が広がります。
釣りを嗜む方であれば、同時にワカサギ釣りも楽しめる、非常に魅力的な場所です。
ただし、標高は1,800m近くになり、湖が凍ってしまうほど気温が下がります。
キャンプに行かれる際は、最大の防寒具で臨むようにしましょう。
また、風が強いので、あまりに猛吹雪になるようであれば、撤退する勇気を持ちましょう。
キャンプは楽しいですが、怪我や病気になってしまっては元も子もないですからね。
薪ストーブがあれば大分違うと思いますので、持っている方は薪を多めに用意して行くことをお勧めします。
冬の赤城湖は寒いですが、防寒ギアをフル活用できるまたとない機会です。
自分のギアが猛威をふるう自然に対してどこまで通用するのか、と考えるとワクワクしませんか?笑
同意してくれる酔狂な方は、ぜひ赤城湖キャンプ場に行ってみてください。
くれぐれも怪我をしないよう気をつけてくださいね。