スノーピーク、またはトヨトミから発売されているレインボーストーブ。
ガラス面に炎が映り、七色に美しく反射するのが特徴です。
元々は家庭用ストーブですが、ランタン調のデザインや暗い中で見る炎の美しさが人気で、キャンプ場でもよく見るストーブです。
私も冬キャンプで愛用させていただいているのですが、先日赤ワインをこぼしてしまい、レインボーストーブの最大の特徴であるガラス面を汚してしまいました。
過熱していることもあり、汚れがこびりついていて非常に苦戦しましたが、何とか落とすことができました。
今回は、その時の様子を書いていきます。
ストーブの上で食べ物・飲み物を温める
レインボーストーブは「対流型ストーブ」というストーブで、上に向かって暖気を送ることにより、部屋全体を暖めるものです。
そのため、直接手元を暖めることはできません。
しかし、上方向に暖気を送る対流型ストーブは、上に物を乗せることで過熱や保温を行うことができます。
昔、学校の保健室等でやかんを上に置いたストーブを見覚えないでしょうか。
あれと要領は同じです。
レインボーストーブは空間全体を暖める目的で常につけているので、この過熱機能が非常に便利です。
過熱OKなマグで飲み物を再加熱したり、ケトルを置いてお湯を沸かしたり、と言った具合に、手軽に活用することができます。
クッカーで火を当てるよりは火力が弱いので、ゼロからレインボーストーブで物を温めるのは少し時間がかかります。
そのため、保温が主たる役割になると思います。
もちろん、時間が十分にある時や、ゆっくり調理したい時等はゼロから始めても問題ありません。
非常に利便性が高いので、レインボーストーブの上に物を乗せて過熱・保温する方は多いと思います。
なお、レインボーストーブについては下記でもご紹介しておりますので、参考にしていただければ幸いです。
リンク : スノーピークと中身は同じ!トヨトミのレインボーストーブで冬キャンプ
焦げ付くこともあり、なかなか汚れは落ちにくい
上に物を置き、過熱や保温にも使えるレインボーストーブですが、どんなに気をつけていても食べ物や飲み物をこぼしてしまうことはあると思います。
天板の上にこぼれるだけならまだ良いですが、ガラス面を汚してしまうこともあります。
(写真は赤ワインをこぼしたガラス面の状態です。)
キャンプ中であっても、ガラスを外して掃除するのが一番良いのですが、手間もかかりますので、そうもいかない場面も多々あります。
特にストーブは寒い中で使っているので、消すと一気に冷えてしまいます。
直前まで使用していたストーブは非常に高温になっていますので、冷ましてから掃除しようとすると、その間に折角暖めていた空間も完全に寒くなるので、可能であれば帰宅後に掃除したいですよね。
そんなこんなで、「後で掃除しよう」と思って帰宅してみると、焦げついてしまったりして、なかなか汚れが落ちなくなってしまっています。
天板であればガリガリ擦っても問題ありませんが、ガラス面はそこまで力を入れるわけにもいきません。
掃除しようとして傷つけてしまったら、それこそ本末転倒です。
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ガラス面をとりあえず柔らかめの布で擦ってみることにしました。
しかし結果はダメで、汚れは全く落ちませんでした。
ちょっとした汚れなら落ちましたが、明らかにこびりついていて、相当な力を入れないと取れそうにありません。
寧ろ、爪でガリガリ削った方がいいんじゃないかと思うほどでした。
(最初見た時は、ガラスが溶けたんじゃないかと思うほどしっかりこびりついていました。)
そんな時、嫁から一言。
「うちの実家では、ステンレス鍋のこげを激落ちくんで落としてたよ」
もしかして、激落ちくんを使えば落ちるのか?
というかそもそもガラスが溶けてるから、何で擦っても無駄なんじゃないか?
そう思いつつも、とりあえず試しに使ってみることにしました。
ちなみに、激落ちくんは水だけで様々な汚れを落とせる優れものです。
有名な商品なので知っている方も多いと思いますが、初めて水回りの掃除で使った時は感動しました。
さて、半信半疑で使用した激落ちくんですが、これが落ちる落ちる。
こんなに汚れていたガラスが、
ここまで綺麗になりました。
激落ちくんは離脱作用、浸透作用、乳化・分散作用により、水だけで高い力を発揮します。
激落ちくんの記事になってしまうので詳しいことは割愛させていただきますが、このようなイメージで汚れを落としていきます。
画像出典 : 激落ちくん
激落ちくんのパワーは「凄い」の一言です。
まとめ。定期的に手入れをして、綺麗な七色の炎を灯そう
炎が綺麗なレインボーストーブですが、油断しているとすぐ汚れてしまいます。
特に、ストーブの上に食べ物や飲み物を置く方は、どれだけ気をつけていても汚してしまうことはあると思います。
しかし、寒い環境の中で保温しながら料理やホットドリンクを楽しめるのは、対流型ストーブの醍醐味ですよね。
キャンプ道具は汚れていくものですし、汚れることによって味があるギアになるものもたくさんあります。
しかし、食べ物や飲み物をこぼした汚れは単純に汚いです。
特にレインボーストーブのガラス面は美しさが魅力なので、可能な限り綺麗に保ちたいところです。
食べ物や飲み物をこぼさないように注意するのは前提ですが、あまり気をつけ過ぎても自由に使えず、楽しさが半減してしまいます。
適度に気をつけながら、定期的に手入れをして、美しい七色の炎を楽しんでみてください。