サントリーから新発売のエナジードリンク「PEAKER」。
一般的には「サントリーの新商品」として話題を集めていますが、このブログで注目するのは、何と言っても「snowpeak(スノーピーク)とのコラボ商品である」ということです。
これはキャンプ好きなら一度は飲んでみるしかない!ということで、さっそく飲んでみました。
個人的にはエナジードリンク、特にMONSTER(緑)が好きなので、エナジードリンクにはよくお世話になっています。
この手のものはプラシーボ効果(偽薬効果)が大きいので、個人的にはそれほど効き目には期待していません。
サントリーとsnowpeak(スノーピーク)のエナジードリンクが発売!
一流飲料水メーカーサントリーと一流キャンプメーカーのスノーピークがコラボしたエナジードリンクが出ました。
一見シナジーの無さそうな組み合わせですが、実は私もよく分かりません。
こういう時は、「一見シナジー効果が無さそうに見えますが、こんなところでお互いの長所を活かしているのです!」という展開が定石ですが、これに関してはよく分かりません。
中身はサントリーが作っているので、サントリーだけでも作ることはできるはずです。
敢えて言うのであれば、
①キャンプファンを取り込める
②スノーピークのブランドイメージを活かせる
という点がメリットとして考えられます。
snowpeakはハイクオリティのキャンプメーカー
キャンプを楽しむ人なら、スノーピークを知らない人はいないと思います。
今回はエナジードリンクで検索してここにたどり着いた人もいると思うので、少しスノーピークの解説もしておきます。
画像出典 : snowpeak
スノーピークは新潟県燕三条発祥の国産キャンプメーカーです。
値段は高いですが、ハイクオリティなギア(キャンプ道具)が多く、人気の高いメーカーです。
スノーピークと言えば高品質、というブランドイメージがあります。
国内発祥の大手キャンプブランドでは、珍しく東証一部に上場しています。
積極的に海外展開・事業開拓を行なっており、正に飛ぶ鳥を落とす勢いで発展しているメーカーです。
もっと詳細を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
リンク : スノーピーク(Snow Peak)ってどんなブランド?歴史と企業概要!
snowpeakファンのことを「スノーピーカー」と呼ぶ
スノーピークは囲い込み戦略に長けており、全国に熱狂的なファンがいます。
全てのキャンプ道具をスノーピークで揃え、熱狂的なファンを「スノーピーカー」と呼ぶこともあります。
(写真は一番ランクが下のカードです。)
今回のエナジードリンク「PEAKER」は、そこから名前を取ったのかもしれません。
スノーピークの高品質なイメージと、熱狂的なスノーピークファン「スノーピーカー」を意識したネーミングではないでしょうか。
開発者に聞くこともできないので、憶測の域を出ませんが、このネーミングはキャンプ好きは気になります。
ある意味攻めたネーミングではないでしょうか。
サントリーとsnowpeak(スノーピーク)は飲料水でコラボしている
実はサントリーとスノーピークがコラボするのは、これが初めてではありません。
これまで、南アルプスの天然水を使った炭酸水でもコラボしてきました。
画像出典 : サントリー
ここでは小さく「snowpeak」のロゴが出てくる程度でしたが、今回のPEAKERはネーミングから明らかに意識してきました。
これまでの炭酸水と異なり、PEAKERは明確にスノーピークファンをターゲットにしています。
しかし、スノーピークのブランドイメージもあるので、あまり乱発できるネーミングではありません。
満を持して登場したPEAKERですが、キャンパーとしては嬉しい反面、市場に受け入れられるかドキドキです。
関東甲信越10県で先行販売
PEAKERはまず、関東10県で先行販売されています。
関東甲信越10県とは、東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 茨城県 栃木県 群馬県 長野県 新潟県 山梨県 静岡県です。
この地域でテストマーケティングを行い、徐々に販売エリアを広げていきたいと考えているのでしょう。
最終的には全国展開していくと信じていますが、執筆時点ではこのエリアでしか買うことができません。
この記事を読んで「おっ、飲んでみようかな」と思われた方も、このエリア以外の方はもう少々お待ちください。
もし他エリアの方で、旅行や出張で関東甲信越に来ることがあれば、ぜひ探してみてください。
コンビニでも売っているので、探せば見つかると思います。
スポンサーリンク辛めだが、日本人が飲みやすい味
肝心の味ですが、個人的には悪くないと感じました。
公式でも「ビター」と謳っているとおり、少し辛めの味です。
私が好きなMONSTERは甘めなので、比較するとかなり辛いです。
しかし、さすが国内で成功を収めているサントリーだけあって、非常に日本人受けする味だと思います。
どちらと言うと、男性が好みそうな味です。
日本には外国産のエナジードリンクが数多く輸入されていますが、甘味料が効きすぎている等、日本人の舌に合わないことがよくあります。
その点、PEAKERは甘さも控えめで、変な香りもしないですし、日本でも受けそうな味をしていると感じました。
もちろん、パンチの効いた味ではあるので、好き嫌いの好みは分かれますが。
最後まで落ちない!(何が?)
PEAKERのパッケージや宣伝文句には、「最後まで落ちない!」という言葉が採用されています。
画像出典 : サントリー
なんとなく、他のエナジードリンクよりも力が湧いてきそうなフレーズですよね。
あくまで個人的見解ですが、プラシーボ効果が重要なエナジードリンクにおいて、キャッチフレーズは重要性が高いです。
しかし、パッケージを見ても、公式サイトを見ても、何が最後まで落ちないかは書いていません。
赤い鳥のロゴで、力強さを感じさせるデザインを見ると、「効き目が長続きする」ということを言いたいのでしょうか。
しかし、「最後まで」という表現を考えると、「効き目が長続きする」という意味では、「最後」というものが存在しません。
旅の終わり、一日の終わり、そう言った意味で「最後まで落ちない」と言っているのでしょうか。
それとも、最後の一滴までビターな味が落ちない、という意味でしょうか。
何が最後まで落ちないのかよく分かりませんが、言葉のイメージは悪くないと思います。
そもそも私は、日本では清涼飲料水にカテゴライズされるエナジードリンクは、気分や雰囲気から来るプラシーボ効果が重要で、生物的な効果は然程期待していません。
そのため、美味しくて何となく格好良ければ、それでいいような気がします。
スポンサーリンク味は悪くない!流行るかは販売戦略次第
賛否両論ありますが、PEAKERの味は悪くないと思いました。
味の好みは千差万別なので、賛否両論あるのは当然ですが、一定以上のニーズはあると思います。
特にPEAKERというネーミングは、つい手を出したくなりますよね。
PEAKERが流行るかどうかは、このビターな味をどう表現するかにかかっているような気がします。
少なからず一定以上のニーズはあると言いましたが、その人がちゃんと手に取ってくれるかどうかは別です。
PEAKERの味が好きな人が、その味を想像して、手に取ってくれるようなPRが必要です。
様々なエナジードリンクがある中で、日本企業が、そしてスノーピークが共同開発した商品とあれば、個人的には応援したいと思っています。
興味がある方はぜひ手に取ってみてください。