先日のキャンプで、はじめて「ピザ」を焼いてみました。
「ピザを焼く」と聞くと難易度が高そうに聞こえますが、本格的にやらなければ簡単に作ることができます。
極端なことを言えば、冷凍食品のピザを温めるだけでも完成するのですから、手を抜こうと思えばどこまでも手を抜けます。
しかしただ温めるだけでは面白味がないので、適度に手間がかかって、家族や友人と楽しみながら作れる「スキレットピザ」をご紹介します。
本格的なピザと比べると味は劣りますが、それほど技術や知識を必要としないピザ作りなので、手軽に思い出作りをしたい方におすすめです。
完成されたピザ生地を使うことで一気に手間を省く
ピザ作りにおいて、手間のかかり具合を決めるのが「生地」です。
ピザの本体とも言える生地ですが、これを市販のピザ生地を使うことで、一気に手間を減らすことができます。
▲既にピザの形になった生地が売っているので、これを使って生地作りは省略しよう。
スーパー等に行くと、既にピザの形になった「ピザ生地」が売っています。
種類によって厚さや値段等が異なるので、好みに合わせて選んでください。
どのピザ生地が美味しいのか分からない方は、これも思い出だと思って、何種類か選んでみるのも面白いと思います。
ちなみに、こういった生地だけのことを「クラスト」というらしいです。
クラストだけでは幅が広いので、正確には「ピザクラスト」と言った方が良いかもしれません。
スキレットのサイズに合わせたピザ生地(クラスト)を買う必要がある
一点注意が必要なのが、スキレットの大きさに合わせたピザ生地にする必要がある、という点です。
ピザ生地を自分で作る場合は、大きさも自由に決めることができるので、その心配はありません。
しかし完成された市販のピザ生地を使う場合、形は変えられません。
そのため、買い出しに行く前に予めスキレットのサイズを測っておき、それよりも小さいサイズのピザ生地を選ぶようにしましょう。
▲我が家はColemanのクラシックアイアンスキレット。蓋付きで大きく、ファミリーにもおすすめ。
キャンプをする人数にもよりますが、ピザ生地は大きい方が具材等も自由度高く楽しめるので、スキレット程度の大きさであればギリギリ最大サイズを選ぶのがおすすめです。
とは言え、スキレットよりも一回り小さいピザ生地なら良いですが、スキレットより一回り大きいピザ生地では使い物になりませんので、迷った場合は小さめのサイズを選ぶようにしましょう。
なお、私が使っているスキレットは下記のギアになります。
スキレットでピザを焼くためには、蓋付きのスキレットが必要になります。
参考記事 : 蓋つき!coleman クラシックアイアンスキレットの感想
業務スーパーの生地がおいしかった
私が先日のキャンプで使ったピザ生地は、業務スーパーでした。
食べ比べたわけではないので比較してどうと言うわけではないですが、少なくとも業務スーパーで買ったピザ生地は美味しく焼けました。
また、私が行った業務スーパーにはピザ生地のサイズも複数置いてあったため、スキレットのサイズに合わせて選ぶことができます。
大量に使うチーズ等も業務スーパーならお買い得なことが多いので、近くにある方は一度足を運んでみてください。
手抜きスキレットピザの作り方
大雑把に作るピザなので、作り方も大雑把にご紹介します。
私自身、料理が得意なわけではないですが、そんな人が作っても美味しく焼くことができました。
手抜きアヒージョと一緒に作れば、手抜きなのにお洒落なキャンプ飯になります。
参考記事 : 酒のつまみに最高!アヒージョは手軽に作れるおすすめキャンプ料理!
参考記事 : 「アヒージョの素」を使った、最も簡単なアヒージョ作り方【キャンプ飯】
ピザ生地の上から具材を乗せる
予め、ピザ生地の上にピザソースを塗り、具材を乗せ、準備しておきます。
ピザソースは、なければケチャップやミートソースでも美味しくなります。
具材は何でも良いですが、食材によっては下拵えが必要になることもあるので、面倒な人はまずはチーズやサラミ等の無難な食材を選ぶのがおすすめです。
もちろん、クックパッド等で調べれば様々なピザが出てくるので、挑戦してみるのも良いでしょう。
▲夜間なのでよく見えないが、子供がチーズをパラパラとかけている。
どんなピザを作るのか?というのも楽しみな点なので、オリジナリティ溢れるピザにするのも面白いと思います。
具材によっておいしく焼ける加熱時間等もあると思いますが、感覚でやってもちゃんと美味しくなるので大丈夫です。
(ちゃんと細かく時間を測ってピザを作りたい方は、この記事は参考にならないかもしれません・・・。)
スキレットの中に入れ、上下から加熱する
オリーブオイルを軽く敷いたスキレットに、上記で作ったピザを乗せます。
火を起こすのが手間かもしれませんが、調理はバーナーではなく、炭火で行うようにしましょう。
スキレットを炭火にかけたら、ふたを閉め、蓋の上から燃焼している炭を乗せます。
こうすることで上からもしっかりと過熱し、チーズもトロッと溶けてくれます。
ピザ窯とまではいきませんが、上下から加熱することで美味しく仕上がります。
▲上下から加熱することで、トロッとしたチーズの美味しいピザが作れる。
加熱時間は炭火の火力(数、距離等)によって異なりますが、定期的に開けてみて、チーズがとろっと溶け、具材に火が通っていそうだったら完成で十分美味しく焼けます。
あまり加熱しすぎると底面が焦げるので注意しましょう。
スポンサーリンク1枚ずつしか焼けないが、1回の食事で2~3枚焼いても良い
スキレットピザは同時に1つずつしか作れませんが、30分で1枚程度焼けるので、1回の食事で2~3枚焼いても良いかもしれません。
先日のキャンプは6人でやりましたが、ピザは3枚焼きました。
それ以外にもサラダやスープ等を用意しておき、会話を楽しみながらピザを焼いたので、特に待った感覚はありませんでした。
▲真ん中でピザを作りながら、サラダやアヒージョも用意して、みんなで摘んでいた。
1家族であれば、ピザ1枚と他の料理でも良いかもしれませんが、市販のピザ生地は複数枚入っていることがほとんどなので、複数枚作るという選択肢もあります。
具材選びは思い出!色々チャレンジしてみよう
ピザの具材と言えばチーズやサラミ等が定番ですが、大体どんなものでもそれなりに美味しく仕上がります。
しかし家でたこ焼きを作る時に少し変わった食材を入れたり、キャンプでホットサンドを作る時にオリジナルの具材を入れてみたりするように、少し遊び心を加えるとより楽しめます。
私は、今回はピザ初挑戦だったのであまり冒険した具材は入れませんでしたが、もっと遊んでも良かったかな、とは思っています。
▲我が家はとりあえず無難なピザを作ったが、次回は少し変わった具材に挑戦してみたい。
たとえば、6人で3枚のピザを焼いたなら、1人半分を持ち分として、思い思いの具材を乗せるというのも良いと思います。
そしてそれをワイワイ盛り上がりながら食べれば、思い出に残ること間違いないしでしょう。
スポンサーリンク感想、まとめ。ピザは家族で盛り上がれるキャンプ飯!
ピザにチーズをかけたり、トマトを乗せたりするのは、2歳の息子にやらせてあげました。
子供は楽しそうにピザ作りをしていて、見ていてこっちがほっこりしました。
これまでキャンプ料理は「お酒に合うか」「自然の中で食べたら美味しそうか」といった視点で決めていました。
しかしピザのような「家族で作れるキャンプ飯」というのも良いものだなと感じました。
更にピザはお酒にも合うので、言うことなしですね。笑
自宅でピザを作る機会もなかなかないので、次のキャンプは変わり種のピザにしようかなーと考えています。