キャンプブームの広がりと、自然保護意識の高まりから、焚き火用の耐熱シートが売れています。
まだ「マナーとなった」とまでは言いませんが、そろそろ、キャンプ場によっては「焚き火の際は耐熱シートを使用してください」という注意くらい出てきそうですね。
今回はZEN Campsの焚き火専用シートのご紹介です。
通常バージョンとブラックバージョンがあり、通常バージョンは類似のギアもたまに見ますが、ブラックバージョンは少し特殊で差別化ができています。
どちらもコスパが良いギアです。
焚き火専用シートは焚き火好きのニュースタンダード
焚き火をするときに焚き火台を使う、というのは、一部のキャンプ場を除いて常識です。
一部のキャンプ場というのは、オーナーが「直火OK」としているキャンプ場です。
直火は地面を痛め、植物を殺してしまいますので、直火OKのキャンプ場は河原等、そもそも草木のないキャンプ場が多いです。
そして近年、芝生サイト等を中心に、焚き火台の下に耐熱シートを敷く、という文化も出来上がりつつあります。
これは焚き火台から落ちる火種等が芝生を痛めること、焚き火台からの放射熱でダメージを与えてしまうこと等が理由です。
私は通販で格安の焚き火シートを買いましたが、使用頻度の高いギアなので、焚き火が大好きな人は焚き火シートも拘りたいところかもしれません。
▲私が購入した焚き火シート。レビュー詳細は下記の記事にて。
参考記事 : 【レビュー】通販で格安の焚き火台シートを購入!耐熱性能は?
瞬間耐火温度1,500℃、耐熱温度550℃でコスパ抜群
ZEN Campsの焚き火専用シートは、通常モデルとブラックシリコン加工モデルの二種類発売されています。
通常モデルもブラックシリコン加工モデルも、どちらも瞬間耐火温度1,500℃、耐熱温度550℃あり、落ちてくる火種等から地面を保護する力があります。
▲耐熱性能は焚き火シートにおいて最重要であり、テストで十分な能力があることを確認している。
通常モデルはコスパが良く、1,850円で購入することができます。
世の中に多数ある焚き火シートと比較しても、使いやすいサイズで、コスパの良いギアだと思います。
ZEN Campsはまだまだユーザーの少ないブランドなので、他人と被りたくない人にもおすすめです。
スポンサーリンク950mm×600mmのワイドサイズ
通常モデルもブラックシリコン加工モデルも、使用時サイズは同じで、950mm×650mmとなっています。
焚き火シートの中では比較的大きいサイズなので、どのような焚き火台でも使い勝手は良いでしょう。
▲焚き火シートは大きくてもさほど嵩張るものではないので、火が飛ぶと想定される範囲をカバーしたい。
重量は通常モデルが320g、ブラックシリコン加工モデルが430gとなっており、少し違いがあります。
しかし約100gしか変わらないので、誤差の範囲だと思っていただいて問題ありません。
やはり違いは珍しい「ブラック」というカラーと、シリコン加工という点でしょう。
漆黒!特徴的な黒い焚き火シート
私は私服も黒いTシャツが多く、黒という色が好きです。
しかし黒色のキャンプ道具はあまり持っていません。
黒色のギアは格好いいですが、メーカーがブラックというカラーをあまり用意しないからです。
理由としては、黒色は日が落ちると特に見えにくく、傷や汚れも目立ちやすいため、機能性を考えると決して良いとは言えないからです。
しかし焚き火の火種によって黒い焦げ跡がつきやすい「焚き火シート」というギアにおいては、白色よりも黒色の方が適しているかもしれません。
▲黒い焚き火シートは見えにくく失くしやすいが、この格好良さはこの格好良さは黒にしか出せない。
また、メーカーがあまり作らないカラーだからこそ、黒色のギアは珍しく、黒系統に統一している人やオリジナリティを出したい人に人気があります。
▶︎ 焚き火専用シート(ブラック シリコン加工モデル)の商品詳細・購入はこちら
スポンサーリンク水洗いにも強い高級「ブラックシリコン加工」
シリコン加工が施されていることにより、布でありながら撥水効果があり、メンテナンスが楽になっています。
焚き火シートは地面に置いて使うものであるため、土や草による汚れは必ず付きますが、シリコン加工によって簡単に水洗いができます。
▲シリコン加工なら、焚き火シートについた土汚れを水で流すことができるため、メンテナンスが楽。
シリコンは「シリコンスチーマー」に代表される、電子レンジでの調理道具にも良く使われるように、比較的耐熱性能に優れたゴムです。
そのため、近くで焚き火をしたとしても、放射熱で溶けるようなことはあまりありません。
しかし、シリコンは瞬間耐熱で350℃、通常で200℃くらいが限界なので、火がついたままの薪等が落ちると溶けたり変質したりする可能性があります。
焚き火シートとして使っている以上、火が落ちることは避けられません。
焚き火シートが受けるダメージは本来地面の草木が受けるダメージだったことを考えると、「役割を果たした」と言えるでしょう。
もちろん、焚き火シート自体の瞬間耐火温度は1,500℃ありますので、火のついた薪等が落ちても使えなくなるようなことはありませんので安心してください。
なお、ブラックシリコン加工モデルは3,380円と少しお高めですが、機能性、オリジナリティを考えると決して高くはありません。
感想、まとめ。焚き火シートにも拘りたい方におすすめ!
「焚き火シートは地面を守れればなんでもいいよ!」という方は、私が購入した格安焚き火シートがおすすめです。
キャンプのギア選びに正解はないので、そういう価値観で選ぶのも良いと思います。
参考記事 : 【レビュー】通販で格安の焚き火台シートを購入!耐熱性能は?
しかし焚き火が大好きで、焚き火シートにも拘りたい方は、ZEN Campsの焚き火専用シートはおすすめです。
▲焚き火シートはキャンプの新たなスタンダードとなりつつある。
長い時間焚き火をする方は、キャンプで過ごす時間の大部分を「焚き火」「焚き火台」そして「焚き火シート」を視界に入れて過ごすことになります。
多少値段が高くても、焚き火をキャンプのメインディッシュとするなら、ブラックシリコン加工の焚き火専用シートを選ぶのも良いでしょう。
キャンプは趣味であり、自己満足の世界です。
「ギアに拘る」というのは「趣味を楽しむ」ということなので、焚き火シート一つであっても、自分の感性や価値観に照らし、お気に入りのギアを見つけてください。