今年の冬キャンプは、こたつキャンプを極める!というのが目標の一つでした。
例年の冬キャンプでは、多くの時間は焚き火と暖かいスープで過ごしていました。
コットン素材の焚き火に強いタープがあれば、タープの下でも焚き火ができる場合がありますが、残念ながら私のタープはポリエステル製の普通のタープなので、焚き火は外で行わなければなりません。
そのため、焚き火台をタープの外に設置し、そこで火に当たりながら過ごしていました。
冬の焚き火は燃えやすく、美しいと同時に暖も取れるので、冬キャンプの醍醐味の一つでもあります。
しかし残念ながら、こたつと焚き火は同時にできないため、今年はこたつキャンプをメインで楽しむことにしています。
こたつはタープの下に設置できるので、焚き火よりも安定感がありますね。
もはや家。ジャケットが要らないくらい暖かい
こたつキャンプの記事は過去にもいくつか書いたので、今回はこたつキャンプというよりも、暖かく快適な冬キャンプ!という意味合いが強い記事です。
こたつキャンプについての考察などはこちらをご参考にしてください。
リンク : こたつキャンプのやり方!使いやすいこたつのサイズや熱源を考える
今までの冬キャンプは、テント(サーカスtc)+石油ストーブ(レインボーストーブ)を居住空間とし、積極的に外に出て焚き火をしていました。
タープは張らないか、張ってもヘキサタープです。
しかし今回はスクリーンタープの中に石油ストーブを設置し、タープ内を快適空間にしよう、という挑戦をしてみることにしました。
個人的にはスクリーンタープよりもヘキサタープの方が解放感が高くて好みですが、スクリーンタープの方が保温性(断熱性)は高いです。
というより、ヘキサタープやレクタープ等は保温性は皆無と言っていいでしょう。
スクリーンタープを使えば、「もはや家」という状況を作ってみたかったのです。
スクリーンタープにこたつを置いて過ごす
タープを張らなくてもテント内で快適キャンプをすることはできますが、今回は3人のキャンプだったので、タープを張らないと少し窮屈です。
サーカスtcの中にこたつを置いてしまうと、一つの辺はセンターポールがあり、一つの辺は壁になるので、座れるのは二人までです。
ソロなら良いかもしれませんが、3人以上であればタープを使用して居住空間を作りたいところです。
大きなテントであれば良いんですけどね。
という事で、私が持っているギアではスクリーンタープが最適解と判断し、今回はテントは寝床にし、スクリーンタープを居住空間に特化させていくことにしました。
スクリーンタープでも十分快適な居住空間が作れます。
スクリーンタープとは言ったものの、寒いのでスクリーンをオープンにすることはしません。
3面は閉めきり、1面は時間や気温、風の強さ等に応じて開閉させていきます。
ツールームならなお良し!
たぶん想像するに、このスタイルにはツールームが一番向いていると思います。
居住空間にはこたつと石油ストーブを設置し、快適な空間を作ります。
画像出典 : snowpeak
寒ければ閉めきることもできますし、逆に解放感が欲しければ開けることもできます。
全開にしたとしても、こたつキャンプであれば足湯や半身浴に使っているような感覚で、それなりに暖かいです。
また、幕内から見える光景はまさに「家」と言った具合です。
ベル型テントの中に置くのも良いですが、個人的には少し地面が見えるようなツールームの方が、解放感の溢れるサイトになって好みです。
スポンサーリンク昼は一面を空けて快適に
スクリーンタープの内側にこたつを設置する場合は、昼は3面を閉じて1面を開けるのがおすすめです。
スクリーンタープの一面を開けるとかなり冷気が入ってきますが、昼間であれば、それもまた解放感があって快適です。
特に天気が良いと、温かい日差しを満喫することもできます。
少し寒いくらいでも、こたつに入っていると足湯や半身浴を行っているような感覚になるので、太陽の光があればうとうと昼寝もできるくらいに快適でしょう。
天気が悪い場合はこたつが濡れるので閉め切ることになりますが、スクリーンタープの防雨性能はそれほど高くないので、雨の強さによっては下から水が流れ込んできます。
こたつは電気製品であり、布を使うものであるので、雨や泥は天敵だと思ってください。
そのため、天気が悪い場合はそもそもこたつキャンプはやらない方が無難でしょう。
夜になったら寒いので閉め切る
スクリーンタープの場合、四面全てを閉め切れば、内側はかなり暖かいです。
ただし、ストーブとサーキュレーターの使用が前提です。
スクリーンタープは天井が高いので、サーキュレーターがないとタープ内があまり暖まりません。
リンク : 冬キャンプにおけるサーキュレーターの選び方と設置方法のコツ
一面を開けて、こたつから満点の星空を眺める、というのも風流ですが、寒さ対策としては閉め切ることをおすすめします。
たまに灯りを消して一面を開けて星を眺めれば、きっと素晴らしい光景が広がっているでしょう。
なお、スクリーンタープの場合、風が吹くと地面との隙間から冷気が入り込んできます。
こればかりは仕様なので仕方ないですが、夜に風が吹きやすいキャンプ場では、こたつ以外の部分は少し寒さを感じるかもしれません。
(キャンプが出来ないほど寒い、ということはありません。)
スポンサーリンク感想。次は青空こたつをやってみようと思う
今回スクリーンタープを使ったこたつキャンプをやってみましたが、4人であれば非常に快適でした。
もはや家のような環境で、ソトメシの美味さを味わいながら、楽しく快適なキャンプができます。
ソロや2人程度であれば、テント内にこたつを設置して1面を開ける、というのでも良いかもしれません。
スクリーンタープでのこたつキャンプも楽しかったですが、次はもう少し気温が暖かくなった際に、テントの中でもタープの下でもない場所にこたつを置く「青空こたつ」に挑戦してみようと思っています。
風がなくて天気がよければ、上を見上げれば満天の星空で、大自然に包まれたこたつでのキャンプ。
こたつの上にはゆらめくテーブルランタン一つだけ。
自然と眠くなるまで、熱燗を片手に、心の底まで癒されてみたいですね。
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