私はキャンプでお酒を飲むのが大好きなので、燻製もたまに作ります。
今まで色々な燻製器を使ってきましたが、持ち運びやメンテナンスの手間から、使ったら使わなかったりするものが多かったです。
そして結論、そこまでクオリティを問わないのであれば、何でも燻製はできるのではないか、というところに辿り着きました。
燻製の世界はとても奥が深いので、本格的に深く燻製を楽しんでる人からすると「それは燻製ではない」という感じかもしれません。(汗)
最近は100均で買ったもので、適当に燻製を作るダメキャンパーですが、今回はそんな話をしていこうと思います。
※燻製をするために作られたものではないので、予期せぬ怪我や火傷に注意が必要です。
片手で軽く持っていける燻製セットが欲しかった
色々な燻製セットを持っていましたが、自分の性格的に、手軽に使えて、持ち運べるものが好きなんだと感じました。
手間よりもクオリティの高さよりも、雰囲気を楽しみたい人なのです。
乾電池で動く簡易的な燻製器でも、その手軽さに結構満足していましたが、
参考記事 : ポータブル燻製器(ハンディ燻製器)で初心者でもお手軽燻製!
▲室内でもできるハンディ燻製器。冷燻しかできないが、この手軽さは最強。
そこで、燻製はやろうと思えば、どんな道具でもある程度作ることができるので、100均で売っているものでやってみようと考えました。
本来の使い方ではないので注意!
最初にも少し書きましたが、100均で売っているものは「燻製器」ではないので、本来の使い方ではありません。
特に加熱することについては、想定されていない可能性もあり、予期せぬ火傷や怪我に注意が必要です。
少なくとも「加熱してはいけない」と書かれている道具は使っていませんが、同時に「加熱しても良い」と書いてあるわけでもありません。
加熱してはいけないと書いていないのは想定されていないだけで、極端な話、「人に向かって投げてはいけません」と書いていないのと一緒です。
あくまで個人ブログの日記として読んでいただければと思います。
燻製のクオリティは問わない
前提として、燻製を美味しく作りたい方は、ちゃんと燻製器を作って行うべきです。
燻製は温度管理が非常に大切なので、そんな適当にやって美味しくできるものではありません。
▲100均で売っているもので燻製をしている様子。とりあえず蓋が閉まる、という状態なだけで、温度計も刺さらないので、中の温度も不明。
しかしとりあえず燻製の香りがついて、それっぽい味と雰囲気が楽しめれば良い、程度であれば、逆に蓋さえ閉まればなんだって出来ます。
それを「燻製」と呼ぶのかについては議論がありそうですが、とにかく燻製っぽいものは出来上がります。
自分もソロキャンメインになったら燻製を極めたいなーとも思いますが、ファミキャンメインの今はギアの積載に限界があり、とにかくコンパクトに収めたいという欲求があります。
そこで結論辿り着いたのが、ちょっとした巾着袋に入るくらいのサイズ感で、燻製が楽しめるお手軽セットです。
スポンサーリンク100均で買うもの
私は様々な100均に行きますが、今回行ったのはダイソー(DAISO)です。
セリア(seria)やキャンドゥ(Can Do)等の100円ショップでも揃うと思いますが、我が家は家の近くにDAISOがあるので、今回はDAISOにお邪魔しました。
そこで買ったものは、以下の商品です。
- ステンレス製のザル
- ステンレス製の丸皿
- 15cm × 15cm程度の網
- 受け皿(固形燃料置き)
- スモークウッド
▲ステンレス製のザルと固形燃料の受け皿。ザルはなるべく穴の面積が小さいものを選んだが、それでも多い。
ステンレス製のザルは、出来るならボウルに穴が空いてるくらいのものがよかったのですが、都合の良いものがなく、ちょっと穴が空きすぎだとは感じています。
完全なボウルだと、空気の通り道がなくなってしまうので、少しは穴が空いていないといけません。
▲小さいサイズの網も必要だが、このサイズの網は売っていない店舗もあるので、大きめの店舗を探してみよう。
この辺りはまだ改善の余地があるので、もっといいものがあれら100円なので買い換えても良いかな、と思っています。
100均のザルやお皿を使った燻製のやり方
では、100円均一で買ったザルを使って、燻製をやってみます。
まず、ザルの上にスモークウッドの受け皿である固形燃料置きを設置します。
そして固形燃料置きにスモークウッドを置きますが、そのままでは入らないので、半分くらいに折ってから入れます。
スモークウッドに火をつけたら網を置き、上からステンレス製の丸皿を重ねて蓋をします。
▲燻製中の様子。煙が出るととても良い香りがするので、雰囲気は十分。
スモークウッドだけでも熱源にはなりますが、温度を高めたい場合は、シングルバーナー等でちょっと加熱してあげることで調整可能です。
ただし、バーナーで加熱すると格段にケガのリスクが跳ね上がるので、基本的にはスモークウッドを入れるだけの方が無難だと思います。
スモークチップだと難しい
ちなみにスモークウッドの受け皿は固形燃料を置くためのものなので、こちらは間違いなく熱に強い構造となっています。
そのため、下から加熱すればスモークチップでもいけるかな?と思いましたが、スモークチップは少し難しかったです。
チップを置く面積小さすぎるため、煙が出ても長い時間もたないので、うまく薫りがつきませんでした。
▲固形燃料の受け皿を設置した様子。スモークチップを置くスペースも十分にあるが、筆者の技術不足でうまくいかなかった。
うまく工夫すればスモークチップでもできるとは思うので、工夫が好きな方は挑戦してみるのも良いでしょう。
自分はスモークウッドで作るのが無難だな、と諦めてしまいましたが、手抜き燻製なのでこれくらいで及第点です。
スポンサーリンク工夫するのが面白い
スモークチップは早々に諦めたとは言え、工夫するのが楽しい、という気持ちは分かります。
市販のスモークポット等を使うのが最も確実な方法ではありますが、あれやこれやと考えながら、100均で物色するのも楽しいです。
燻製だけでなく、新しいキャンプギアが欲しくなった時は、まず100均で探してみるのも面白いと思います。
最近の100円均一はアウトドアショップ並みにキャンプ道具が売っているので、1,000円を超えるようなものが100円で手に入ることもあります。
また、キャンプ道具そのものがなくても、これとこれを組み合わせたら同じようなことができる、というものも、100円均一なら見つかることもあります。
感想、まとめ。燻製は意外と何でもできる
今回は100均で買えるものを使って、燻製をしてみたという記事を書いてみました。
燻製は本格的にやると、乾燥の仕方、温度管理、下味の付け方等、物凄く奥が深い世界です。
そのため、しっかりと燻製の世界を楽しみたい方は、ちゃんとスモークポットを買い、よく調べて挑戦してみてください。
一方、燻製の雰囲気だけ味わえればそれでいいよ!という方は、意外とどんな道具を使ってもできます。
メスティンでやる人を始め、飯盒、ダッチオーブン等、様々なギアで燻製は楽しめます。
ただし、燻製をするとかなりベトベトして落ちにくくなるので、できれば燻製専用のギアを持っていた方が良いでしょう。
今回は100均のボウル等を使って行いましたが、ぜひ自分のアイデアと工夫で挑戦してみてください。