冬キャンプの時期になり、今年もレインボーストーブに活躍してもらっています。
ストーブには様々な種類がありますが、レインボーストーブは周囲を照らす明るさと美しさを兼ね備えており、焚き火や薪ストーブとはまた違った美しさがあります。
今年もその癒しを求めてレインボーストーブを稼働させたのですが、どうも炎が濁っている気が・・・。
もしかして何か不具合があるのでしょうか。
それとも保管方法が悪かったのでしょうか。
色々試行錯誤をしてみましたが、何かの故障というわけではなく、非常に初歩的な問題で解決しました。
レインボーストーブが七色じゃなく、赤一色(オレンジ一色)に・・・
今年も冬キャンプの時期がやってきた!ということで、レインボーストーブを出していざキャンプに出陣。
私はこの七色に輝く美しさが大好きで、いつまでも見ていられます。
上部に向かって色を変えながら伸びる炎は本当に美しいですよね。
しかし今年はどうやら色がおかしい。
炎は今まで同様七つに分離しているのですが、その全てが同じ色なのです。
炎の赤色(オレンジ色)一色が分離しており、これではレインボーではありません。
どうしたものか・・・と悩んでいたものの、一先ずキャンプの間はそのままで対応し、家に帰ってから原因を究明することにしました。
一度火をつけてしまうと、レインボーストーブ本体がかなり高温になってしまうため、メンテナンスをするには冷めるまで待つ必要があるからです。
また、夏の期間保存したあとの1回目のキャンプだったので、おそらくガラス面が汚れていたことによるものだと予想していたので、家に帰って掃除しようと考えていました。
原因究明のため試行錯誤をしてみる
レインボーストーブの美しい七色を取り戻すため、家に帰って早速ガラス面の掃除をしてみました。
しかし思ったより一筋縄ではいかず、色々と試行錯誤を繰り返すことになりました。
最終的には解決したのですが、原因はここに書くのも恥ずかしいくらい、非常に単純な問題でした。
ガラスの汚れを掃除してみても直らない
家に帰ってまず行ったのは、ガラス面の掃除です。
以前ワインやら食べ物やらを溢してこびりついてしまった時に大活躍してくれた、激落ち君でガラス面を拭いていきます。
リンク : レインボーストーブのガラスが食べ物・飲み物で汚れた時の落とし方
いざ掃除してみると、目に見えていなかった汚れが落ちる落ちる。
気持ちいいくらい汚れが落ち、「ああ、こんなに汚れていたのか」と再認識させられました。
あまり汚れていないと思っていたのに、激落ち君のパワーは凄く、黒い汚れがしっかり取れました。
激落ち君を水で絞ると、泥のような濁った水が流れ、ガラス面も非常にきれいになりました。
これだけ綺麗になったら間違いなく直っただろうと思いましたが、いざ実践してみると炎の色は濁った色から変わらず。
そこで思いました。
これはガラス面の問題ではないな、と。
しんの高さ(炎の高さ)も正常
次に疑ったのは、火力です。
もっと踏み込んで言うと、炎の高さが低いために美しく反射されていないのではないか、と考えました。
炎の高さの原因で最も考えられるのは、しんの交換です。
レインボーストーブのしんは消耗品であり、ホームセンター等に行くと替えのしんが売っています。
これを変えれば直るのではないかと考えました。
しかしホームセンターに買いに行く前に、本当に火の高さが原因なのかを改めて確認してみたところ、火の高さは最大で中心から1cm程度はみ出しており、説明書で言うところの正しい高さになっていました。
しんや燃料の不良により、炎の色が違うのか?ということも考えましたが、そんなことあり得るのかどうかも良く分からず。
ググっても原因が分からないので、途方に暮れていました。
(原因が初歩的すぎて、恥ずかしくて書く人が少なかったのかもしれません。)
スポンサーリンク原因は「ガラスが上下反対」だった
試行錯誤の後、ガラスを戻すときにふとガラス面に何かの跡があることに気が付きました。
レインボーストーブのガラスはぴったり溝にはまるような構造ではないので、このような跡がどこに残るのか不明でした。
ただ、私個人の感覚としては、どちらもぴったりはまらないのであれば、重力の影響を受ける下の方に跡が付くのではないかと感じました。
とは言え今現状でも、跡がついている方向を下にしてガラスを設置しているので、この仮説が正しければ問題はないはずです。
しかしあくまで大した根拠のない仮説なので、ここで確度が高く言えることは、「レインボーストーブのガラスには上下の概念がある可能性がある」ということです。
そこで試しに、ガラス面をひっくり返して設置してみました。
すると今まで苦労したのが嘘のように、綺麗な七色の光を放つようになりました。
こんな単純なことだったのか、と、少し疲労感に襲われましたが、固定概念によって目の前のことに気付かないのはよくあることです。
ちなみにビフォーアフターを載せておきます。
これが、
こうなりました。
レインボーストーブはガラスの加工により七色に見える
当たり前かもしれませんが、レインボーストーブは炎が七色に光っているわけではありません。
あくまで灯油による燃焼なので、炎はオレンジ色一色です。
そのオレンジ色の炎を、ガラスの加工により外側から見ると美しい七色に見えるようにしているのです。
これ以上の原理は分かりませんが、光の屈折や反射によるものであることは間違いないので、上下の概念があっても不思議ではありません。
この考えが真っ先に思い浮かべば、問題もすぐに解決したのですが、先入観から全く考えに至りませんでした。
普通のガラスであれば、サイズが同じなら上下は関係ないからです。
当たり前のように思えてなかなか気づかない点でもありますので、同じ悩みを抱えている方のご参考になれば幸いです。
スポンサーリンクまとめ。初歩的だが、陥りやすい過ち!
今回は愛用しているレインボーストーブの炎の色が悪くなってしまったという体験について書いてみました。
私がこの現象に悩んだ時、ググっても出てこなかったので、記事にしてみました。
レインボーストーブの炎の色が悪い、七色じゃなくなってしまった、という方に、この記事が届けばいいと思います。
しかしこんな弱小ブログでは、結局大手サイトの関係ない記事が検索上位に表示されてしまうので、なかなか悩んでいる人に届かないんですけどね。
もしレインボーストーブの炎の色で悩んでいる人が見つけ、解決に繋がってくれたら嬉しいです。