キャンプ道具が増えてくると、その収納に困ることがあります。
ランタンやコンパクトチェア、スパイスボックス等はそれぞれ単体にケースがありますが、一つ一つをバラバラに持ち運ぶのは大変です。
そのため、ケースに入ったキャンプ道具を入れる、更に大きなケースがあると便利です。
よく使われるのが、コンテナ型のハードケース(ギアボックス)です。
中身を安全に保護しながら、全てをまとめて運ぶことができます。
ハードケースであれば、更にはその上に座って椅子等に使うこともできます。
(※商品によって異なります。)
ハードケースは非常に便利ですが、形状が変わらないという点がメリットでもありデメリットでもあります。
つまり、中に半分しか物が入っていなくても小さくはなりませんし、一方方向に長い道具等も入れることはできません。
あくまでハードケースの形は固定されており、その中に何を入れていくか、というところで工夫することになります。
シンデレラフィットすると非常に気持ちいいですが、なかなかそうもいかないので、無駄なスペースが出がちです。
その点、ソフトケースは衝撃からの保護はできないものの、形を変えて柔軟に対応することができます。
どちらが良いわけではなく、収納するギアのサイズによって使い分けることが大切です。
画像出典 : Qualtz
クオルツ(Qualtz)の大型収納バッグの製品情報
今回ご紹介するのはアウトドアショップのワイルドワン(wild-1)のプライベートブランド(PB)、クオルツから発売されている大型収納バッグです。
商品名は見た目そのままですね。
クオルツはtent-Mark(テンマク)と同様、コスパ抜群で人気の高いキャンプブランドです。
キャンプ業界のコスパ抜群のプライベートブランドについてはこちらでもご紹介しておりますので、興味がある方は是非ご参考にしてください。
リンク : 初心者にもおすすめ!コスパ抜群な人気キャンプブランドをご紹介!
キャンプ道具は重いものから尖ったものまで、日常生活では使わないような仕様のものが多々存在します。
それらキャンプ道具を保管・収納するためのバッグは、丈夫であることが必須条件です。
いくら丁度良いサイズだったとしても、キャンプ道具を入れて破れてしまうようでは仕方ありません。
その点、クオルツの大型収納バッグはキャンプ道具を入れることを想定しているため、非常に強度が高いです。
この大型収納バッグはアウトドアチェアの材質にも使われる、分厚いポリエステルで作られているのです。
チェアの強度については、キャンパーの皆様であれば、身をもって体験していると思います。
それを素材に使ったバッグなので、強度の点は心配の必要はありません。
Mサイズ
クオルツの大型収納バッグには、二種類のサイズがあります。
MサイズとLサイズで、こちらは幅も奥行きも高さも違います。
どちらのサイズを選べばいいかは、何を入れたいかで決めるしかありません。
よく、「大は小を兼ねる」と言いますが、今回はサイズが大きすぎるので、Lサイズを選んでおけばいい、というわけにはいきません。
私は冬用シュラフを入れるために購入しましたが、Mサイズで十分でした。
まずは、そんなMサイズのスペックをご紹介します。
材質 | ポリエステル(PVCコーティング) |
サイズ | 幅60×奥行25×高さ50cm |
容量 | 約75L |
定価 | 900円 + 税 |
スーツケースのサイズを選ぶときは、1泊=10Lが目安と言われています。
大型収納バッグのMサイズは75Lあるので、約7泊分ということになります。
大抵の旅行ならこのサイズで十分です。
Lサイズ
Lサイズはかなり大きいです。
悩んだ場合は大きい方を、という場合が多いですが、今回に至ってはその限りではありません。
Mサイズの容量75Lでもかなり大きいのですが、Lサイズはその倍以上、171Lあります。
個人的には、特定の巨大なものを入れる想定がない限りは、今回はMサイズの方が使いやすいような気がします。
材質 | ポリエステル(PVCコーティング) |
サイズ | 幅82×奥行38×高さ55cm |
容量 | 約171L |
定価 | 1,100円 + 税 |
ただ、これだけ大きさが違っても、値段はたったの200円しか差がありません。
こうなってくると大きいサイズを買いたくなるのが人間の悲しい性ですが、Lサイズを購入する場合は予め明確に使途を決めておくことをおすすめします。
ランタン等の大型キャンプ道具も楽々収納!
クオルツの大型収納バッグの魅力は、丈夫さと強度にあります。
強度は冒頭でも触れたように、アウトドアチェアと同じ生地を使用しているので、非常に高いです。
人間が座ってもそうそう破れることのない素材であることは、皆様もよく分かっていると思います。
素材自体は既に工場で作っているため、使い回しが出来るので、ある意味低コストで強度の高い素材を使用する最適な方法かもしれません。
また、大型収納バッグは非常に巨大なバッグなので、小物だけでなく大型ギアを収納できるのが魅力です。
(寧ろ小物を入れるのには不向きです。)
ランタンやシュラフ、コンパクトチェア等、個別に袋に入っているものも、一つの袋に収納することができます。
Mサイズに試しにシュラフを入れてみましたが、夏用であれば6つ〜8つ程度、厚手の冬用シュラフであれば2つ程度入れることができます。
今まではむき出しでバラバラに運んでいたものが、大型バッグに入れれば一回で運ぶことができます。
もちろんこのバッグでなくても良いですが、四角く平らになる構造、そして値段の安さを考えると、選択の余地は十分にあると思います。
一つ袋に入ったものを入れる袋として、非常に有用だと思います。
スポンサーリンクチャックがないので蓋が閉まらない
クオルツの大型収納バッグを使用するにあたって注意する必要があるのが、蓋が閉まらないことです。
チャックが付いていないので完全に閉め切ることができず、バッグが倒れた時に中からギャンプ道具が出てしまいます。
一応トップには長さを調節可能な紐があるので、これを締めることで落ちにくくすることは可能です。
しかし、大型ギアが入っている場合はそれほど閉まらないですし、仮にギアが小さくて最大まで閉めても、チャックのように完全に閉まるわけではありません。
とは言え、大型ギアは口を少し締めれば中身が出ることはないので、基本的に小型ギアは入れないようにするのが良いでしょう。
チャックが付いていないと中身が溢れる可能性がありますが、デメリットだけではありません。
蓋が閉まらないことにより、違和感なく積載量を最大に広げることができます。
また、あくまで大型収納バッグは運搬用として使用し、中身をすぐに取り出すことを考えると、取り出しやすいというメリットもあります。
感想、まとめ。低価格で使いやすい収納バッグ!
ワイルドワンのオリジナルブランド、クオルツから発売中の大型収納バッグをご紹介しました。
私は冬用シュラフの袋を紛失してしまい、夫婦2つのシュラフが入る丁度良い袋を探していました。
最初は純正の代替品がないかメーカーに問い合わせをしましたが、残念ながらありませんでした。
そんな時に見つけたのがこの収納バッグで、値段も900円しかしないので試しに買ってみることにしました。
サイズ感はピッタリで満足していますが、もっともっと色々な使い方がでにるバッグだと思います。
Mサイズでは冬用シュラフを2つ入れたらそれ以上は何も入らないので、自分でも少し勿体無い使い方であるとは感じています。
しかし、非常に使い勝手の良いバッグだと感じたので、もう一つ追加購入を検討中です。
そこにはステンレスポットやカセットガスストーブ等、バラバラに持ち運んでいる、嵩張るキャンプ道具たちを入れていきたいと考えています。