アウトランダーPHEVを購入してから、一先ず合計で2,000km以上走りました。
そこで今回は気になる燃費をご紹介しようと思います。
と言っても、私の場合EV走行ではなく、ガソリン走行での燃費です。
私の場合、アウトランダーPHEVのバッテリーはキャンプのためにあるようなものです。
リンク : アウトランダーPHEVで快適電源キャンプをしてみた
賃貸アパートなので自宅充電不可
そもそも前置きから入らせていただきますと、私が今現在住んでいる家は賃貸アパートなので、200Vの電源を工事することができません。
つまり、「プラグインハイブリッド」のメリットを一部失っているも同然です。
アウトランダーPHEVは家の夜間電力を利用して充電することで、街乗り程度であればガソリンを一切使用せず走ることができます。
その場合、4WDでは考えられない破格の燃費を叩きだすことができ、まさに遊びと実用性を兼ね備えた理想の車と言えるかもしれません。
しかしながら200Vの電源供給には工事が必要なので、通常の賃貸アパートでは難しいでしょう。
(残念ながらエアコンの200V電源とは形が違いました。)
仮に工事ができたとしても、アパートの場合有線コードを這わせることも困難なので、アパートでの充電はほぼ諦めた方が良いでしょう。
電車通勤なので充電カードも作っていない
家で充電できなくても、車を使って仕事をする方であれば、コンビニや道の駅で充電する人も多いでしょう。
都会のコンビニではあまり見ないですが、田舎のコンビニでは充電スタンドがあることも多いです。
ちょっとした休憩ついでに充電をすれば、燃費は大きく改善することができます。
しかし私はその充電スタンドも使いません。
なぜなら、充電スタンドを使用するためには充電カードが必要で、その充電カードは月額利用料が発生するからです。
画像出典 : 三菱自動車
私は電車通勤なので、毎日使用するわけでもなく、どう考えても元を取ることができません。
土日は道の駅やSAに寄ることもありますが、充電スタンドが限られているため、混雑時は少し遠慮してしまいます。
本来は遠慮することもないのですが、日産リーフ等の純EV車は充電しないと走行できないので、譲り合いの精神というか心苦しさというか、そういった気持ちで遠慮してしまいます。
そのため、充電カードを持っていても月額利用料がある以上は勿体ないので、ガソリン走行をメインとして、充電スタンドもあまり利用していません。
なお、いくら走ればEV充電カードを作った方がお得なのか?という点は以下で計算しておりますので、ご参考にしてください。
リンク : アウトランダーPHEVの充電カードは得か損か?損益分岐点を計算してみた
ショッピングセンターで充電
しかしそんな私も、充電スタンドを利用する時があります。
それはショッピングセンターに行くときです。
ショッピングセンターに設置してあるEV充電スタンドは、ショッピングセンターの独自電子マネーで使用できることが多いです。
たとえば、イオンの「WAON」やイトーヨーカドー「nanaco」等が該当します。
ショッピングモールの充電スタンドで電信マネーを使用して充電する場合、普通充電は無料の場合があります。
私は週末に乗るのがメインで、買い物は必ずショッピングモールに行きます。
その都度充電をしているので、そういう意味では「街乗りをしている限りではガソリンを使うことはない」という状態です。
充電料金は無料なので、ある意味「無限の燃費を叩きだしている」、とも言えるかもしれません。
スポンサーリンクガソリンのみで走行した燃費を計測
上記の理由で、私は充電カードを持っていません。
そのため、遠出をする場合はほとんどガソリンのみの走行になります。
PHEVでありながら途中で電力を補充することもないので、ただのHV車と同じ状況ですね。
完全にエンジン走行というわけではありませんが、充電スタンドで充電することはありません。
では、その状態でのアウトランダーPHEVの燃費はどれくらいになるのでしょうか。
SAVEモードでの燃費と同義
アウトランダーPHEVをガソリンのみで走る場合、電気メーター(蓄電メーター)はほぼ空の状態です。
メモリにして1mmくらい溜まっていますが、エンジン発電や減速時の回生ブレーキによる発電で電力が少し溜まって、溜まり次第それを使って走行するので増えることはありません。
通常のハイブリッド走行ですね。
画像出典 : 三菱自動車
この走り方はSAVEモードを使用して走った時とほぼ同じようなもので、発電した分だけ少し使って現状の電力を維持する、というものです。
SAVEモードでアウトドア用等に電力を維持したまま走った時の燃費が気になる場合は、大よその目安にしてもらえればとおもいます。
燃費計算の前提条件:大人3人+エアコン24.5℃
燃費は乗車人数や荷物、冷房・暖房の使用によって大きく異なりますので、私が走行した際の状況が前提条件になります。
私が走行した際は、大人3人(男性2人女性1人、平均体重60kg程度)に手荷物を載せていました。
またルーフボックスを取り付け、その中には入れっぱなしのキャンプ道具が入っています。
季節は秋口になりますが、その日は気温が高く、エアコンを24.5℃に設定して走行しました。
とは言え夏ほど外気温や日差しが強くないので、エアコンはそれほどガンガン使っていたわけではありません。
窓を開ければ十分涼しいが、風の音がうるさいのと疲れるのでエアコンを使用した、程度のものです。
高速道路を1,000km走ってみた燃費
条件は上述のとおりで、実際に高速道路1,000kmを走ってみました。
大人3人+荷物+キャンプ道具少々なので、重量的には4人家族+荷物、くらいではないでしょうか?
走行経路は関越道~上信越道~北陸道で、東京都から石川県までです。
(片道500km程度)
渋滞はほぼなく、一定速度で快適に巡航することができました。
時速115km(クルーズコントロール使用)で11.9km/l
私は高速道路を走行する時は、クルーズコントロールを使用して走行します。
クルコン使用の方が燃費が良いと聞いたことがありますが、個人的にはクルコンは結構急減をするので真偽の程は不明です。
しかし長距離運転時はかなり楽なので、追い越すとき以外はクルコンを使用しています。
今回、往路の500km程度はクルーズコントロールで時速115kmに設定して走りました。
メーター上の115kmなので、実際は時速100km~105km程度と予測されます。
(念のためですが、法定速度をオーバーしないよう適宜調整するものとします。)
その場合、結果として、燃費は11.9km/lとなりました。
思ったより燃費が悪いと言うのが率直な印象でした。
時速100km(クルーズコントロール使用)で14.4km/l
速度が速くなればなるほどエンジン走行が増え、燃費が悪くなると予測されるので、復路はもう少し速度を落として走ることにしました。
往路と比較して時間もあったので、クルーズコントロールで時速100kmに設定して走り続けます。
こちらの場合は、実際の時速は約90km程度と予測されます。
往路と同じ道を500km走った結果、14.4km/lになりました。
この燃費でも想像より悪いと思ったのですが、それでも「ここまで差が出るのか」と驚きました。
アウトランダーPHEVの高速走行は、速度の影響を受けやすいという記事は見たことがありますが、これほどまで違うのは驚きでした。
追記 :
70㎞/h以上でエンジンがかかっていればクラッチが接続されて、FF走行をするためのようですね。
そのため、高速走行の方が燃費が悪くなるようです。
スポンサーリンク街乗りでは17.9km/l出ている
今回高速道路の走行で、往路も復路も「想像よりも燃費が悪かった」と感じたのは、街乗りの燃費を知っていたからです。
上述のとおり、私はEV充電スタンドや家庭で充電することをしないので、ショッピングモール以外の場所に行く場合は普段からガソリン走行をしています。
アウトランダーPHEVをガソリン走行のみで街乗りした場合、普段であれば燃費は17.9km/l程度は出ていたからです。
エコモードや回生ブレーキの活用を心がけているものの、ストップアンドゴーの多い街乗りでそれだけ出ているのであれば、高速道路なら20km/lくらいは出るのではないかと予想していました。
まさか街乗りよりも燃費が落ちるとは予想しておらず、ガソリンを使った4WDのエンジン走行がいかに燃費が悪いかを思い知らされました。
クルーズコントロールで時速90km程度に設定すると、EV走行の割合が大幅に上がり燃費が改善するとも聞いたことがあります。
時間に余裕がある時は、次はもう少し速度を落として検証してみようと思います。
また、もし燃費良く走るアドバイスがあれば、ぜひ教えてください。
ガソリン走行は速度が燃費に大きく影響する!
画像出典 : 三菱自動車
今回計測してみて感じたのは、アウトランダーPHEVは速度によって大きく燃費が変化する、ということです。
もっと検証が必要ですが、おそらくFF走行に切り替わる時速80km〜90kmあたりが分岐点なのではないかと思います。
一番燃費効率の良い高速走行を実測するためには、もう少し試行錯誤が必要そうですね。
まぁ、気にし過ぎてあまり遅くなるのもストレスが溜まりそうですし、遅すぎるのも他人に迷惑がかかりますので、左車線で前方追尾が良いのかもしれません。
なお、今回の検証は私が載っているアウトランダーPHEVの実体験であり、統計的に検証したものではなく、お使いのグレードや年式、メンテナンス状況、運転方法等によって変わってきます。
そのため、あくまで参考値として考えていただければと思います。
その他、アウトランダーPHEVに関する記事をまとめていますので、カテゴリーの「アウトランダーPHEV」もぜひご参考にしてください。
リンク : アウトランダーPHEVのカテゴリ一覧