冬にはスキー場として有名な苗場高原ですが、夏は「苗場高原オートキャンプ場」としてキャンプ場経営をしています。
苗場スキー場は以前何度かスノーボードをしに行った場所でもあるので、この機会にキャンプに行ってみました。
キャンプ場からはリフトが見え、普通のキャンプ場とは違った面白い景色が見られます。
また、隣接する苗場プリンスホテルのお風呂を利用することができるので、広い大浴場で疲れを癒すことができます。
なお、冬季はスキー場として営業しているので、営業期間は夏季のみとなりますが、それでも想像以上に冷え込むので注意が必要です。
さすが、スキー場としても有名なだけはあります。
苗場高原オートキャンプ場の営業情報
苗場高原は群馬県と新潟県の県境にあります。
かぐらスキー場と隣り合わせにあり、「ドラゴンドラ」というゴンドラで行き来ができるのが特徴です。
なお、かぐらスキー場ではキャンプはできませんのでご注意ください。
営業情報は次の通りです。
住所 | 新潟県南魚沼郡湯沢町三国苗場プリンスホテルスキー場内 |
営業期間 | 4月下旬〜11月上旬まで(年によって異なります。) |
チェックイン | 13:00〜 |
チェックアウト | 〜10:00 |
料金 | 大人1,000円、子供500円。
乗用車3,000円、キャンピングカー4,000円、バイク1,000円。 |
その他 | ゴミは分別して排出可能。
隣接する苗場プリンスホテルの風呂を利用可能(有料500円)。 |
チェックアウトは10:00なので、比較的早い部類に入ります。
荷物の量にもよりますが、慣れた人でも撤収に1時間程度はかかるので、9時前には片付けを始めなければなりません。
少し遅れてもそこまで厳しくは言われませんが、ルールなので間に合うように準備をするようにしましょう。
料金については、平均的、もしくは平均より高めと言えるでしょう。
平均より高いと感じるかどうかは、利用する人数によって異なります。
一区画利用して4,000円〜5,000円というのが、全体的な大凡の相場とすると、やはり響いてくるのが「大人入場料 : 1人1,000円」という点です。
キャンプ場で大人1人1,000円というのは、正直少し強気な値段設定ではあります。
乗用車で来る場合は乗り入れ料3,000円に加えて、この値段が加算されることになります。
つまり、ソロキャンプであれば3,000円+(1,000円 × 1) = 4,000円ということになります。
2人でキャンプなら5,000円、大人4人で利用した場合は7,000円です。
人数が多くてもそこまで高値になってくるわけではないので、気にする程ではありませんが、人数によっては平均よりは若干高めの値段設定になってきます。
※営業情報は予告なく変更されている場合があります。行く前に必ず公式サイトをご確認ください。
広大なゲレンデでキャンプができる!
苗場高原オートキャンプ場は、夏季にはフェスも開催される広大な土地です。
(フェス開催期間及び準備期間はキャンプはできませんのでご注意ください。)
そんな広大な土地でキャンプできるので、気持ち良さ(解放感)は抜群です。
フェスが開催される場所としては、有名なふもとっぱらキャンプ場がありますが、広さのイメージではそれに近いものがあります。
しかし、ふもとっぱらキャンプ場と決定的に違うのは、実際にテントを張れる場所の広さです。
解放感を感じられる広さと、体感できる広さに違いがありますのでその点は注意が必要です。
坂になっているのでテントを張れる場所は限られている
ふもとっぱらキャンプ場では、広大な土地のどこにテントを張るのも自由です。
苗場高原オートキャンプ場もフリーサイトになっているので、自由と言えば自由です。
しかし、苗場高原オートキャンプ場の場合、冬季はスキー場として営業されているので、大部分が急な坂になっており、テントを張ることはできません。
そのため、テントが張れる場所は非常に限られており、広大な土地を自由に使えるわけではありません。
少し勿体ないですが、スキー場としての営業が本業ですので、その点は仕方ないですね。
苗場高原オートキャンプ場は一応フリーサイトにはなっていますが、車の動線を確保する必要があるため、半区画サイトのような状態になっています。
それでも、キャンプ場からの雄大な景色は気持ちいいので、
キャンプ場として何か不満があるわけではありません。
しかし、ふもとっぱらキャンプ場のようなイメージを持っている方は、そのイメージと異なりますので注意が必要です。
スポンサーリンク隣接するプリンスホテルで入浴が可能
苗場高原オートキャンプ場には、冬季にはゲレンデへ直接出れる宿泊施設として、苗場プリンスホテルがあります。
夏季も宿泊施設としても営業しているため、キャンプ場利用者も苗場プリンスホテルのお風呂を利用することができます。
苗場プリンスホテルは露天風呂がなく、内湯のみの施設になりますが、破格の500円で入浴することができます。
お風呂自体は一般的な温泉施設と変わりなく、決して広い温泉施設というわけではありませんが、キャンプ時の入浴としては十分過ぎるクオリティです。
ちゃんとシャンプーやボディーソープも備え付けられている温泉施設で、500円という価格設定であれば十分満足できます。
なお、キャンプ場から苗場プリンスホテルまでは若干距離がありますので、湯冷めしないように暖かい格好をして行くようにしましょう。
想像以上に冷え込むので注意
苗場は冬季は人気のスキー場になるだけあって、非常に冷え込みます。
私はゴールデンウィークに利用しましたが、夜の気温は0℃近くまで落ちたと思われます。
冷え込むことを予想してダウンを持ってきましたが、それでも寒かったです。
ちゃんと下調べをすればよかったのですが、まさかそこまで冷えるとは思わず、家にレインボーストーブや直火可能なマルカの湯たんぽ等の冬装備を置いてきてしまいました。
無くても乗り越えられましたが、冬キャンプと同じくらいの装備で来ればよかったと感じました。
しかし、周りのテントを見ても薪ストーブの煙突が出ているテントは一つもありませんでしたので、他の方も想像より寒かったのではないでしょうか。
もしかしたら私が行った時は例年よりも冷え込んだのかもしれませんが、上着を多めに持ってくる等、警戒しておくに越したことはないでしょう。
スポンサーリンクまとめ。リフトが見える珍しいキャンプを楽しもう!
苗場高原オートキャンプ場は有名なスキー場だけあって、場内には大型のリフトやゴンドラが多数設置されています。
冬季はスキー場、夏季はキャンプ場として営業している場所もちらほら見かけますが、これほど大規模なスキー場でキャンプもやっている場所は珍しいでしょう。
さらに、スキーやスノーボードを楽しまれる方にとっては、普段見慣れた景色が様変わりしている様子を見ながらゆっくり出来るのは、なかなか珍しい体験です。
特に苗場スキー場が好きな方にとっては、夏のゲレンデを見ながら思い出話にも花が咲くので、より一層楽しめると思います。
キャンプ人口の増加に伴って、これから「冬季はスキー場、夏季はキャンプ場」として営業するスキー場も増えてくると思います。
冬に楽しんだあのスキー場でキャンプできる日が来るかもしれませんね。
まだまだ行ったことがないゲレンデキャンプ場もあるので、今後も色々な場所に行ってみたいと思います。