テントマークから発売されている人気のテント、サーカスtc。
tcとはコットンとポリエステルの混紡素材のことで、コットン素材の良いところを保ちながら、低価格化を実現した素材です。
このコスパの良さが人気の理由の一つです。
コットン素材は結露しにくく、暖房ギアと混ぜることで冬は暖かく使える特徴があるので、今回は群馬県にある赤城湖で雪中キャンプをしてきました。

なお、サーカスtcについてはこちらで紹介しています。
リンク : サーカスTCは冬キャンプにもおすすめなコスパ抜群のティピーテント!
湖も凍る赤城湖キャンプ場!
私が雪中キャンプを行った赤城湖キャンプ場は、群馬県にあるワカサギ釣りの有名スポットです。
湖が凍結するので、ドリルで穴を開けてそこから糸を垂らします。
人が上に乗れるほど湖が凍りつくことから、冬は物凄く冷え込む場所であることが想像つくと思います。
実際に行った時も、夜は-10℃を下回っており、非常に冷え込みました。
群馬県の赤城湖は、正式名称は「大沼」と言い、周りに「県営赤城山キャンプ場」というキャンプ場があります。
公道レースアニメ、頭文字Dでもコースとなった、ドライブやツーリングが楽しめる場所です。
キャンプ場自体の利用料は無料で、トイレや炊事場が設置されています。
天気が良ければ美しい湖を見ながらキャンプができる人気スポットです。

夏であれば無料のキャンプ場として賑わいますが、冬はトイレ・炊事場共に凍結して使用できないこともあり、人は少なかったです。
(それでも3、4組はいました。)
県営赤城山キャンプ場については下記の記事を参考にしてください。
リンク : 【無料キャンプ場】群馬県にある県営赤城山キャンプ場に行ってみた
サーカスtcはコットン混紡ならではの暖かさ
冒頭でも少し触れましたが、サーカスtcはコットン混紡のテントです。
あくまで「混紡」ですので、コットン100%とは異なります。
とは言え、コットン素材同様、夏は涼しく冬は暖かいことが特徴です。
私はインナーテントは買わず、冬キャンプ用として使用していますが、平地であれば冬でも十分に暖かさを享受できます。
赤城湖のような寒冷地でもその特徴は健在で、外気温と比較してテント内はかなりの暖かさがありました。
しかし、普通の冬キャンプでは何度もサーカスtcを使ってきましたが、赤城湖の雪中キャンプは特に気温が低い分、暖かさを保つのに苦戦しました。

また、実際は強い風が吹いていたことが、寒さを感じる大きな要因だったと思います。
風の影響でベンチレーションから粉雪が入ってきて、テント内で少し雪が舞っているような状況でした。
加えて、後述しますが、スカート部分から侵入してくる風があり、せっかく暖まった空気も逃げてしまいました。
換気のためのベンチレーションは仕方ないとしても、スカート部分から風が侵入してきたのが痛かったです。
これはサーカスtcの構造の問題ではなく、私の使い方が悪かった、の一言です。
その理由は次の章でご説明しますね。
スポンサーリンクスカートは中に入れ、重りを置くべし!
通常、泥除け等の役割を果たすスカートは外に出しておきます。
しかし、サイトは忘れてしまいましたが、どこかのサイトで「雪中キャンプの時はスカートは中に入れておくべし」と書かれていました。
スカートを中に入れておくことで暖かさが逃げることを防げる、と書いてありましたが、あまり原理を納得していなかった私はスカートを外に出しておきました。
外からの風を考えると、スカートを内側に織り込むことで余計に隙間風が入りやすいと考えたためです。
スカートを外に出していた方が、内側に入れるのと比較して斜め上方向からの風が入りにくいと予想しましたが、実際は風は乱れて吹き荒れるので、地面から跳ね返った風等で予測不能でした。
ただ、風だけを考えるなら、スカートは内側ではなく外側に出しておいた方が良いとは思います。

しかし、寒冷地で風が強い場合は、完全に例外でした。
外に出して風を防ごうとするよりも、スカートは中に折り込み、風が入ってこないように重りを置いた方が効果的だと感じました。
また、スカートを中に入れることで直接地面が接する面積が減るので、暖かいとも考えられます。
この点は次回の反省として、リベンジしていきたいです。
せっかくサーカスtcにはスカートが付いているので、うまく活用して風や寒さを防ぎたいですね。
サーカスtcの暖かさは冬キャンプでも十分発揮してくれるので、風さえなければ雪中キャンプでもまったく問題なく行えたと思います。
まとめ。ちゃんと防寒対策をして、サーカスtcで雪中キャンプを楽しもう!
コットン混紡で暖かく、お求め安い価格設定から人気の高いテントマークのサーカスtcですが、テント自体の防寒性能は高く、雪中キャンプでも全く問題ありません。
もちろん防寒具や防寒ギアをしっかり用意していることが前提です。
いくらコットン混紡テントと言っても、薪ストーブや石油ストーブ等、空間全体を暖めるストーブ系のギアがないとさすがに厳しいです。
火力は高い方がいいので、気温がものすごく下がることが予想されるのであれば、薪ストーブ推奨です。

また、コットンテントは水分に弱いので、濡れたままにしないように注意しましょう。
乾いたと思っても、縫い目の部分等、乾きにくい部分は湿ってることがあります。
雪のある場所では畳むときにどうしても濡れてしまうので、その場では片付けず、家に帰ってしっかり干してから片付けるようにしましょう。
今回は色々と反省点も多かったので、次回はサーカスtcの性能を存分に活かして雪中キャンプに再挑戦したいと思います。
風が弱ければ楽勝だったんですが、天気は操作できないので、色々な状況を経験して、どんな場所でも楽しめるようになりたいですね。

