キャンプ場での小物整理に、三段ラックを使うという選択肢があります。
三段ラックを使ってギアを並べると、お洒落にコンパクトにまとまります。
ラックは三段のものだけではなく、二段ラックや四段ラックもありますので、何を置きたいかがある程度決まっているとサイズが選びやすいです。
当然、三段ラックよりも四段ラックの方が多くの物を置けるので、大は小を兼ねるという考え方もあります。
しかし、置くものがないのに高くしても収納に嵩張りますし、高さがあるとティピーテントの端に置けなくなるというデメリットがあります。
また、ロースタイルでキャンプを楽しむ人にとっては、四段ラックは少し高すぎます。
サイトデザインの一つとして使おうとしているのであれば、ただ大きければ良いわけではありません。
個人的には最も無難なサイズは三段と考えており、今回の記事では三段ラックをご紹介します。
サイズ感や使い勝手等を参考に、ご自身のキャンプスタイルに合ったサイズ選びをしていただければと思います。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) クラシックス 木製三段ラックの製品情報
キャプテンスタッグのクラシックス 木製三段ラックを初めて組み立てた時は、思ったよりサイズが小さいかも?と思いました。
しかし実際に使ってみると、非常に使い勝手の良いサイズで、これがベストサイズと感じました。
やはりキャンプメーカーだけあって、使用時のシーンをよく考えられたいます。
スペックは次の通りです。(サイズ等は概寸)
組立サイズ | 幅465×奥行300×高さ570mm |
収納サイズ | 465×400×厚さ90mm |
重量 | 3.0kg |
耐荷重 | 棚板1枚10kg |
材質 | 構造部材:天然木(表面加工:オイルステイン) |
この中で注目すべきは、組み立てサイズと耐荷重でしょうか。
組み立て時の高さが570mmなので、身長にもよりますが、一般的には腰よりも低い高さになります。
立って動きながら使うことを想定すると、それほど高いものとは言えません。
ただ、私も初見では少し小さく見えましたが、実際はチェアに座ったまま手が届いたり、ラックの上に置いたランタンが綺麗に見える高さで、非常に使い勝手良いと感じました。
これがもう少し高いと、ラックの上にテーブルランタン等を置いても、チェアに座った状態では上手く見えません。
なお、テーブルランタンは当然火を燃やしているので、上部から熱い空気がでます。
そのため、木製の三段ラックではトップ(天板)以外に置かない方が良いです。
ノクターンのような小さいサイズであればまだしも、ルミエールランタンのような大きいサイズは特に注意が必要です。
また、三段ラックの耐荷重は一枚につき10kgとなっています。
そのため、三段ラックの上にウォータージャグ等の重いものを置くときは注意しなければなりません。
清水であれば1リットル=1kgですので、三段ラックの上に置けるのは10リットルまでということになります。
ウォータージャグの種類によっては15リットルを超えるものもありますので、そういったものを置くと破損の恐れがあります。
三段ラックとウォータージャグを組み合わせて使う場合は、10リットル以下のサイズにするようにしましょう。
なお、四段ラックのスペックは次のとおりです。
組立サイズ | 幅465×奥行300×高さ845mm |
収納サイズ | 465×400×厚さ125mm |
重量 | 4.0kg |
耐荷重 | 棚板1枚10kg |
材質 | 構造部材:天然木(表面加工:オイルステイン) |
三段ラックでは570mmだった高さが845mmまで伸びています。
これなら成人男性でも、身長の半分くらいの高さになります。
立って使うことを想定するのであれば、これくらいの高さの方が理想的です。
また、小物の収納力も向上するので、物がたくさんある場合も四段ラックの方が良いかもしれません。
ただし、冒頭で少し触れましたが、高さがあるとティピーテントの端に置けなくなったり、ロースタイルでの使い勝手が悪くなる場合がありますので、自分のキャンプスタイルをよく考えて決めるようにしましょう。
木目調が自然に合う
キャプテンスタッグのクラシックス 木製三段ラックの魅力は、綺麗な木目調にあります。
自然の中の美しさを表現しているような木目調は、キャンプ場の自然ともマッチします。
特にテーブルランタンやキャンドルランタンとの相性が良く、ゆらゆらと照らされる木目には幻想的な美しさがあります。
三段ラックはキャンプメーカーだけでなく、家具屋、雑貨屋等から様々なものが出ていますが、キャプテンスタッグから発売されているだけあって、クラシックス木製三段ラックはキャンプのシーンによく合います。
家具屋や雑貨屋で木製ラックを探す場合も、木目調の美しさは一つステータスになりますので、視点の一つとして考慮しておくと良いかもしれません。
ただし、美しい木目調と引き換えに、火には非常に弱くなります。
当然、加熱した調理道具を置くこともできませんし、近くで焚き火をする場合も注意が必要です。
火の粉が飛んできて焦げてしまったり、延焼したりという可能性は十分に考えられます。
その他、テーブルランタンを倒す、バーナーの近くに置く、等もリスクになりますので気をつけるようにしましょう。
焚火テーブルとして使いたい場合は、アイアン三段ラックも選択肢の一つです。
スポンサーリンク純正フリーボードがピッタリはまる
キャプテンスタッグから発売されている「フリーボード」が、クラシックス 木製三段ラックにはピッタリハマるようになっています。
フリーボードには、地面に置いた時に足となる出っ張りがあり、それが三段ラックの横幅と同じになっているのです。
これにより、 三段ラックからフリーボードが落下することなく、安定して使用することができます。
フリーボードを乗せることにより、一つ一つは小さかった三段ラックが、一つの大きなファニチャーに生まれ変わります。
なお、フリーボードを使う際は同じ高さの三段ラック(四段ラック)が2つ必要になります。
三段ラックが2つあると実質6段ラックのようなものなので、かなり色々なギアを乗せることができます。
ただし、フリーボードを三段ラックの上に乗せて使う場合は、耐荷重に注意が必要です。
フリーボードの上に乗せた重量もそれぞれの三段ラックに約半分ずつ(傾きによって異なる)の重量が加算されますので、それらを含めて三段ラックに設定された10kgの耐荷重を超えないように注意しましょう。
このフリーボードだけでも2.7kgの重量がありますので、フリーボードを乗せる場合は、それぞれの三段ラックの天板に乗せる重量は7〜8kgに抑えておくのが良いです。
ウォータージャグを乗せるのであれば、8リットル以下が目安です。
なお、フリーボードは三段ラック用ボード以外にも様々な使い方があります。
フリーボードはアイデア次第でお洒落なチェアにも早変わりする便利ギアです。
フリーボードの活用について記事にしましたので、ぜひご参考にしてください。
リンク : ベンチやすのこにもなる!キャプテンスタッグのフリーボードを購入
まとめ。落ち着いたデザインを求める方におすすめ!
キャプテンスタッグのクラシックス 木製三段ラックは、キャプテンスタッグだけあって非常にコスパの良い商品です。
ニトリ等の家具屋さんでもこういった三段ラックは取り扱っていますが、決して値段が安いわけではありません。
寧ろキャプテンスタッグ製の方が安い場合も多々あります。
また、クラシックス 木製三段ラックはキャンプギアとして作られているため、折りたたんだ時の収納性も抜群です。
三段ラックはキャンプメーカーじゃなくても色々発売されているので、オリジナリティの見せ所ではありますが、キャンプメーカーから作られているものはそれなりに使い勝手が考慮されています。
また、使い勝手だけでなく、落ち着いた木目調のデザインは自然の中にあるキャンプサイトによく馴染みます。
赤や青のカラフルなラックも、統一性を持たせればオリジナリティ溢れるキャンプサイトになりますが、キャンプ道具は全般的にネイチャー色なものが多いので、カラフルなギアはセンスが問われます。
テーブルランタンやキャンドルに照らされた木版の美しさはえも言われぬ趣がありますので、興味がある方は是非検討してみてはいかがでしょうか。
なお、このデザインであれば家のインテリアとしても十分使えると感じました。
家にスペースがあれば、キャンプギアとしてだけでなく、キャンプギアを並べたインテリアとして使うのも面白いかもしれません。